幹事長室2011 |
2011(平成23)年3月 |
3月11日(金)14:46〜東日本大震災発生!
3月31日(木)晴れ曇り
●0900〜告別式:故小山高雄氏/柴町内会館
日ごろから大変お世話になっている小山さんのお父様が逝去されました。昨晩は伺うことができませんでしたので、今朝弔問し、ご冥福を祈りました。
●国会の様子
今日は年度末の本会議、大変緊張しています。参議院の「子ども手当つなぎ法案」の審議・採決が行われます。
●1000(0910)〜国対正副打合せ/院内第24控室
▼正副打合せ
今日の本会議の流れについて情報交換が行われました。子ども手当法案については、政府提案と民主党議員立法の「子ども手当つなぎ法案」が同時に審議されるという大変珍しい、また混乱した国会運営になっています。結局、政府が自ら提出していた子ども手当の増額法案については「撤回」するとのことになり、この前代未聞の法案処理が行われることになりました。
▼今日の参議院の動きを確認
夕刻再度本会議が開かれる可能性があり、その対応について協議が続いています。
●1145〜代議士会/院内第24控室→●1200〜本会議/本会議場
代議士会で今日の本会議の流れが説明され了承されました。
本会議が始まると、子ども手当法案の取り下げ手続きが了承され、次に下記の案件が審議されました。
@森林法の一部を改正する法律案(内閣提出第29号)→農林水産委員長報告・修正議決→異議なし採決→修正議決
Aお茶の振興に関する法律案(農林水産委員長提出・衆法第6号)→農林水産委員長報告→異議なし採決→可決
B日本とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第1号)→外務委員長報告→討論→起立採決→賛成多数→承認
C裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出第14号)→法務委員長報告→異議なし採決→可決
D公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第15号)→文部科学委員長報告・修正議決→討論→異議なし採決→修正議決
E平成二十三年東北地方太平洋沖地震等による災害からの復旧復興に資するための国会議員の歳費の月額の減額特例に関する法律案(議院運営委員長提出)→議院運営委員長報告→異議なし採決→可決
F情報公開・個人情報保護審査会委員、預金保険機構監事、日本放送協会経営委員会委員、日本銀行政策委員会審議委員及び公害健康被害補償不服審査会委員の任命につき両議院の同意を求めるの件→三分割され採決が行われるも七名全員が同意を得た。
■1500〜谷垣総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 まず地震の件です。これから現地の復興策も検討しなければいけないわけですが、その被害状況を確認する必要があるということで、3月26日(土)27日(日)に、山形県・宮城県・福島県の被災地を拝見しました。被災した沿岸部は、延々と瓦礫、船、車。こういった状況を目の当たりにしまして、想像を絶する爪痕の深さ、津波の恐ろしさを改めて痛感した次第です。今週末も、岩手県を訪問させていただいて、被災現場の状況を把握して、被災地域の皆さまのお声を聞かせていただく予定にしています。その他の党役員も手分けして、それぞれの実情把握に努めることにしております。これが第一点です。 第二点は、明日から道府県議会議員選挙、政令指定都市議会議員選挙が告示されます。私たち自民党は、それぞれの地域の草の根の組織から生まれた国民政党です。地域の声を吸い上げて、地域の課題を日本全体の課題と捉えて、いかにして暮らしの安心・安全を作っていくか、確保していくか、それから地域経済の活性化を図っていくのか、これを堂々と訴えていきたいと考えています。特に、こういう大災害がおきまして、自分たちの住んでいる地域の安心・安全に極めて関心が高まっております。それだけに大事な選挙だと思っていますので、力を入れて、取り組んでいきたいと考えております。 【質疑応答】
Q:子ども手当のつなぎ法案が、本日中に、与党・共産党・社民党の賛成多数で成立する見通しですが、総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:昨日の森・元総理との会談で、森・元総理から「復興担当相を出すのなら、総裁ではなく、党内の他の議員から出してもらうのが良い」という趣旨の発言があったようですが、大連立になった場合、総裁以外の方が復興担当相や他の大臣を担うことについて、どのようにお考えですか。もし、前回のような入閣要請があった場合、総裁はどのように対応されますか。
Q:今後、補正予算が焦点となると思いますが、補正予算に積極的に関わるためには、閣外からの協力ではなく、大連立を組み、閣内で密接に協力する考え方もあります。総裁のご所見をお聞かせください。
Q:仮に大連立を組んだとしても、外交や安全保障など、復興以外にも政党が取るべきスタンスの違いがたくさん出てくると思います。総裁は、大連立は国民の選択肢を奪うと発言をされていたと思いますが、復興以外の案件についての整理をどのようにお考えですか。
Q:党内で幅広く検討をしなければならないとのことですが、大連立も検討に入っているのですか。
Q:復興・復旧の費用が10兆円は下らないと言われていますが、現場をご覧になって、その規模はどのように思われますか。
Q:復興支援的な税制の提案をされていたと思いますが、どのように議論していくべきか、イメージをお聞かせください。
Q:政策パンフレットについて、原子力発電所の記述がありませんが、その理由をお聞かせください。また、原発の推進についてのお考えをお聞かせください。
Q:自民党として何か提言などはされますか。
Q:今回の統一地方選では、谷垣総裁は安心・安全ということを訴えていきたいと発言されていましたが、一方、福島原発の現状を見ると、安心・安全とはかけ離れた状態にあると思います。自民党政権時に、日本の原発立地が行われた歴史的事実がありますが、過去の自民党のあり様と、今、安心、安全を訴えていることとの整合性をどのようにお考えになりますか。
Q:政府与党内で、復興庁を設置する案が出ていますが、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
Q:今回の統一地方選は、震災を受けた中で行われますが、そのような中、自民党としてはどのような目標を持って戦いますか。また震災を受けて、目標や戦い方が変わった点があればお聞かせください。
Q:震災復興に関する自民党の考え方や提言について、政府に飲み込ませるやり方はどのようなものがあるとお考えになっていますか。 |
●1800〜予定されていた第2回目の本会議はなくなりました。
参議院で審議されていた「子ども手当つなぎ法案」は可決され、衆議院に戻り三分の二で成立する再議決は行われませんでした。明日から県会議員・政令指定都市市会議員の選挙告示になりますので、各議員は大慌てで地元に戻りました。
3月30日(水)晴れ 被災地視察/岩手県
●0930〜羽田発JAL4745便で花巻空港へ
今日の視察は自民党津波対策議員連盟としての視察で、自己完結型で現地に入りました。出席者は二階俊博議連会長、武部勤議連顧問、林幹雄議連幹事長、泉信也議連前会長そして私は幹事長室からの参加となりました。目的は現地を知ることです。そして復旧復興対策をすばやく実施できるよう政治的働きかけを行うことです。
●1040〜花巻空港到着
50分余りのフライトで花巻空港に到着しました。岩手県猟友会の藤沼弘文会長が案内役を買って出てくれました。
●1200〜第九後方支援連隊指揮所視察/遠野市遠野運動公園
第九後方支援連隊3科長の一瀬さんから取り組み状況について説明を受けました。引き続き遠野市の本田敏秋市長からも取り組みについて説明を受け、要望を聴きました。生活支援と復旧活動に懸命に取り組む自衛隊の皆さんは大変頼もしく、敬意と感謝を表します。
●1300〜新日本製鉄株式会社訪問/釜石製鉄所
内田勇人総務部長、奥野大輔総務グループリーダーとお目にかかり、岸壁の損壊状況についてお話を聞きました。
●1310〜釜石視察
釜石駅あたりから津波の被害が具体的に見えてきました。商店街は大きな被害を受けています。瓦礫の撤去は随分進んできているとのこと。しかし、これからの復旧復興は大事業になります。
●1400〜大槌町災害対策本部視察/中央公民館
高台にある大槌城跡・中央公民館に大槌町災害対策本部が設置されています。その高台から港の方向を望むと眼下には津波大災害で押しつぶされた町が広がっています。やはり現地をしっかり見て被害の大きさを自分の目と心に焼きつかせなければなりません。長い長い復興のための闘いがこれから始まるのですから・・・。
●がんばろう 日本!
自衛隊の皆さんがスコップと重機で瓦礫の処理を進めています。また地元の皆さんもこの現実の中から一歩前に進もうとしています。自転車に乗った少年らに「がんばろ〜!」と声を掛けたら「は〜い、頑張ってま〜す!」と笑顔から元気な声が返ってきました。
政治がやらなければならない課題は山積です。皆さんの不安を一つでも解消することが出来るよう、私も頑張ります。
3月29日(火)晴れ 平成23年度予算成立
●0930〜国会の様子
●0940〜法案説明会/院内第24控室
「都市再生特別措置法の一部を改正する法律案」について国交省から説明を受けました。
●1000〜副幹事長会議/院内第23控室
役員会の議事内容についての報告、災害対策本部事務局からの報告、さらに被災地への災害復旧復興対策支援のために国会議員一人当たり300万円を歳費から拠出する手続きに入ることが石原伸晃幹事長から説明がありました。まったく異議なしです。
●1100〜災害対策本部会議/党901
災害対策本部に対して各議員から沢山の情報提供がありました。これを整理して政府に申し入れをします。
●1405〜代議士会/院内第24控室→●1420〜本会議@/本会議場
今日は平成23年度予算案が参議院で採決され両院議員協議会でその後の処理がなされる運びです。高木毅議運理事から本会議の流れについて報告があり了承されました。本会議では下記の案件が処理されました。
本日の1420〜の1回目の本会議の議事
@動議1(選挙手続省略、議長指名)
一、平成23年度一般会計予算外二件両院協議会協議委員の選挙。両院協議会協議委員10名。中井洽君外9名。
A第一、港湾法及び特定外貿埠頭の管理運営に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)→国土交通委員長報告→起立採決→賛成多数(反対−共産、社民)→可決
B第二、平成20年度一般会計予備費使用総調書及び各省庁所管使用調書(承諾を求めるの件)(第173回国会、内閣提出)→決算行政監視委員長報告→起立採決→賛成多数(反対−共産、社民)→承諾
C第三、平成20年度特別会計総則第7条第1項の規定による経費増額総調書及び各省庁所管経費増額調書(承諾を求めるの件)(第173回国会、内閣提出)→決算行政監視委員長報告→起立採決→賛成多数(反対−共産)→承諾
D第四、平成20年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書(承諾を求めるの件)(第173回国会、内閣提出)→決算行政監視委員長報告→起立採決→賛成多数(反対−共産)→承諾
E第五、内閣府設置法の一部を改正する法律案(内閣提出)→内閣委員長報告→起立採決→賛成多数(反対−自民、共産、日本)→可決
F第六、展覧会における美術品損害の補償に関する法律案。(第176回国会、内閣提出)→文部科学委員長報告→異議なし採決→全会一致→可決
その後休憩に入りました。
●1450〜厚生労働委員会・子ども手当つなぎ法案(提案理由説明・質疑・採決)/分館第16委員室
▼厚生労働委員会
▼総務委員会
▼厚生労働委員会
●1700〜本会議A/本会議場
本日の1700〜の2回目の本会議の議事
@第一、平成23年度一般会計予算外二件両院協議会協議委員議長の報告。両院協議会協議委員議長中井洽君。両院協議会の協議が整わずとの報告があり、憲法第60条第2項の規定により、本院の議決が議決となったことが議長から宣せられました。
A動議2、国民生活等の混乱を回避するための地方税法の一部を改正する法律案(石田真敏君外四名提出)→総務委員長報告→起立採決→賛成多数(反対−共産)→可決
B動議3、国民生活等の混乱を回避するための租税特別措置法の一部を改正する法律案(野田毅君外三名提出)→財務金融委員長報告→秋葉賢也君の賛成討論の後→起立採決→賛成多数(反対−共産)→可決
C動議4、国民生活等の混乱を回避するための平成22年度における子ども手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案(城島光力君外六名提出)→厚生労働委員長報告→加藤勝信君の反対討論の後→起立採決→賛成多数(反対−自民、公明、みんな、日本)→可決
3月28日(月)晴れ
●1130〜国会の様子
国会議事堂に到着すると内部は静か、そして節電、暗いばかりかエアコンも作動していませんので、国会議事堂内は寒い外と同じ状態になっています。しかし、泣き言をいう者は誰ひとりいません。被災地の皆さんの無事を祈り続けています。
●1200〜国対正副打合せ/院内第24控室
明日は参議院で平成23年度の本予算案が採決される見込みです。参議院ではその本予算案が否決され、両院協議会での協議が行われ、衆議院の議決を優先することが認められることになります。我々自民党は子ども手当などの予算案を見直し、災害対策へまわすべきと主張してきましたが、何の変更も無くそのまま成立させることになるようです。しかし、この度の大震災に対する復旧・復興財源の手当については、被災者に安心していただくためにも一刻も早く方向性を示さなければなりません。
●午後〜災害対策/党災害対策本部
▼我々に今できることは、救援物資輸送。
▼被災地から沢山の情報・要望が届いています/災害対策事務局
▼1630〜各支援チームと事務局会議
3月25日(金)晴れ
●0900〜国会の様子
今朝の国会は午前9時から慌しく動いています。大震災の対応と国会の予算審議の狭間で政府与党の動きが混乱し整理されていません。野党といえどこの度の状況を鑑み、その対処方法について与党に提案を続けています。しかし調整にはまだまだ時間と忍耐が必要な様子です。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
今日の本会議をはじめ、今後の予算審議、関連法案の対応について情報交換がなされました。課題は山積しています。
●1245〜代議士会/院内第24控室→●1300〜本会議/本会議場
本会議の議事内容について高木毅議運理事より説明がなされ了承されました。本会議では下記が審議されました。
@関税定率法等の一部を改正する法律案(内閣提出第七号)→財務金融委員長報告→起立採決→可決
A国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出第八号)→財務金融委員長報告→起立採決→可決
B中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第三号)→財務金融委員長報告→異議なし採決→可決
CNHK平成23年度予算等の承認を求めるの件→総務委員長報告・附帯決議あり→異議なし採決→承認
●1350〜厚生労働委員会/分館第16委員室
冒頭この度の大震災でお亡くなりになった方々へ黙祷が捧げられました。案件は厚生労働関係の基本施策に関する件で、各党から質疑が行われました。我が自民党からは菅原一秀君とあべ俊子君が質疑に立ち、東北関東大震災への厚労省の取り組みについて質しました。
■菅総理からの国民の皆様へのメッセージ/平成23年3月25日(金)
菅総理から国民の皆様へメッセージが発せられましたので、掲載させていただきます。
菅総理からの国民の皆様へのメッセージ 平成23年3月25日(金) 地震発生から2週間を迎えました。被災された多くの皆さんに、改めて心からお見舞いを申し上げます。 政府は現時点で、2つのことに全力を挙げて取り組んでおります。その第1は、福島第一原発事故の事態収拾と放射能汚染へのしっかりした対応であります。第2は、被災者の方々への支援と、更に復興に向けての準備を本格化させることであります。 まず第1の福島第一原発について申し上げます。東京電力、自衛隊、警察、更には東京や大阪などからの消防隊。そういった皆さんが本当に命がけで活動をされていることに、心から敬意と感謝を表したいと思います。 昨日、被曝により病院に搬送された方々にも、心からお見舞いを申し上げます。安全性に十分留意し、冷却機能復旧に向けて、事故対策統合本部を中心に官民一体で、更には米軍などの支援もいただいて、事態収拾に全力を挙げているところであります。 また一方、放射性物質の食物や水などへの影響については、自治体と連携をして、しっかりモニタリングをするよう、そのモニタリングの強化を進めてきました。得られた情報は迅速に開示し、すべてを国民の皆さんに、あるいは国際社会に対しても透明性高く公開をしてまいりました。同時に、健康に及ぼす影響についても、しっかりと説明をしてまいりました。これからもこうした姿勢で臨んでいきたいと考えます。 更に農家や酪農家など、事業者の皆さんには、大きな損害を与えていることに心からお詫びを申し上げたいと思います。こうした皆さんには、確実な補償と支援を行うという点で万全を期したい。こう考えております。 また、第2の被災者支援とこれからの復興に向けて申し上げます。支援物資の供給は引き続き充実させてまいります。また、ボランティアの円滑な活動を「震災ボランティア連携室」が支援する態勢を取りました。岩手、宮城、福島を始め、更に茨城、千葉など、被害は広範囲に及んでおります。そうしたすべての地域を漏れなく支援してまいります。その上で、今後は本格的な復旧、復興にも目を向けて、準備を進めていかなくてはなりません。住宅、医療、介護、教育、雇用など、そうした生活の面と同時に漁業、農業、そして工業など、生産活動の両面から、この地域全体の、そして、暮らし全体の再建が必要と考えております。 政府は被災者生活支援のための対策本部を設けました。ここを中心に人材を総動員して、各地域の要望を実現できる、そうした態勢をつくりました。その一環として、被災地域の行政について、政府の職員も派遣をして、支援する、そうした取組みを進めたい。こう考えております。震災に伴う負担を個人や個々の家庭だけに押し付けるのではなくて、社会全体、国全体が負担を分かち合う。こういう姿勢で臨んでまいりますので、どうか被災を受けられた方も、勇気を奮って復興に向けて歩んでいただきたい。そのようにお願いを申しあげます。 このように、政府はすべての能力を発揮する姿勢で、昼夜を分かたず全力を挙げていることを是非国民の皆様にもお伝えしたいと思います。そして、同時に被災を受けられた皆さんを始め、すべての国民がこの戦後最大の危機に対して、それぞれ力を合わせ、力を奮って立ち向かっていただいていることに心から敬意を表すと同時に、これからもその姿勢でもって、この危機を共に乗り越えていこうではありませんか。 震災発生から2週間目に当たって、これからの国民の皆さんの一層の団結と一層のこの危機を乗り越えていこうというそういう気持ちを一つにする、そのことをもって、今日、2週間目に当たっての私からの国民の皆さんへのメッセージとさせていただきます。 【質疑応答】 (内閣広報官) (記者) (菅総理) (内閣広報官) (記者) (菅総理) (内閣広報官) (記者) (菅総理) (内閣広報官) (記者) (菅総理) (内閣広報官) (官邸ホームページより) |
3月24日(木)曇り晴れ 神奈川県知事選挙告示日→4月10日(日)投開票日
●1100〜災害対策/自民党災害対策本部
情報収集の中で政府に伝えるべき課題については伝えています。我々が取り組むべき、また取り組み可能な対策には限度があります。しかし、「災害対策は、出来るときに、出来る人が、出来る事をやる」という基本的な考えで進められています。今日も被災地に送る物資の集荷と配送手配に飛び回っています。
■1715〜谷垣禎一総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 まず、地震・津波等々の災害に関して、わが党の議員も次々と現地を訪れたり、自らトラックを運転して現地に物資を運んだり、いろいろな活動をされています。そういう方たちから、不安を抱えている避難所の様子であるとか、あるいは自宅退避されている方々の苦しみ、あるいは余震の続く被災地の厳しい状況、物資の欠乏等々、こういうことについても常時報告を受けているところです。こういう厳しい国難の中で、肩を寄せ合って、疲労や空腹に耐えながら、頑張っておられる被災者の皆さまに、改めて、心からお見舞い申し上げたいと存じます。被災された方の安心と安全を確保して、一日も早く希望を取り戻せることができるよう、私どもも政府、全政党と協力して、全力を尽くしていかなければならない。改めてそのように感じています。また、アメリカをはじめ、数多くの国から救援隊の派遣、物資の提供を頂いております。改めて、心から御礼申し上げたいと存じます。 それから、福島第一原発についてですが、依然として予断を許さぬ状況にあります。政府は現場で、命がけで対応にあたっている東京電力、自衛隊、警察、消防、医療関係の皆さまと連携を密にして、状況の掌握を図っていただきたい。このことを改めて強く要請したいと思います。周辺地域における規制値を超えた放射性物質が検出されていますが、人体に影響を及ぼす数値ではないが、出荷を停止した。あるいは、人体に影響はないが、乳児は水道水の摂取を控えるようにという説明があいまいではないか。そのことが国民の間に不安と困惑が広がっていることだろうと思います。政府においては、当然のことながら、迅速かつ正確な情報提供に努めていただく。これは当然のことですが、風評被害の拡大を防ぐ、乳児を育てる家庭に対し優先的に水を確保すること、無用の混乱を招かないように配慮願いたいということです。 ボランティアを装って、福島原発の半径20キロメートルの強制退去地域、被災地域の住居、事務所、避難所等々に入り込んで、金品、自動車部品、救援物資、こういうものを持ち去る組織的な窃盗が発生しています。これに対し、早急な対応を求める声が寄せられています。この件について、大島副総裁より仙谷官房副長官に申し入れをしていただきましたが、政府においては、避難地域の治安維持を図るために、徹底した対応を取っていただきたいと思っています。 今日のシャドウ・キャビネットですが、森林法の一部を改正する法律案、在日米軍駐留経費負担特別協定について審議し、これを了承しました。また、与党が議員立法で出しました、国民生活等の混乱を回避するための平成22年度における子ども手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案について協議し、この原案に反対という結論を得たところです。 【質疑応答】
Q:本日から統一地方選がスタートしました。震災対策という重要問題もありますが、それ以外の部分で、自民党として各地方で訴えたいことはありますか。
Q:関連で、安心、安全以外で争点になるものはありますか。
Q:震災を受けて、各都道府県連では選挙カーの自粛など、選挙活動自体を控えるような傾向にありますが、そのような中でどのように党としての主張を訴えようとお考えですか。
Q:今回の統一地方選の結果が国政に与える影響をどのようにお考えになりますか。
Q:菅総理からの入閣要請について、震災の対策で自民党は全面的に協力すると表明していますが、震災前の通常国会などで、自民党としては解散総選挙を求めていました。この震災をきっかけにして、菅政権との関係、また解散総選挙をどのようにお考えになっていますか。
Q:これから与野党の関係をどのように考えていきますか。
Q:1次補正や復興への道筋をつけるあたりまでは、協力路線は維持していくということですか。
Q:統一地方選について、先ほどの谷垣総裁の発言で、自民党は地域政党ではないとのことでしたが、日本全体として地域の問題に取り組むということだと思いますが、名古屋で躍進した減税日本などにはどのように対峙していくのか、具体的にお聞かせください。
Q:自民党としては、できるだけ早い解散総選挙を求める方針には変わりないということですか。
Q:政府の原発対応について、不十分であるとの認識や感想をお持ちですか。
Q:放射線物質が広がっていることについて、政府の説明があいまいで不安と混乱を招いているとの指摘がありましたが、具体的にはどの点からそのようにお考えになりますか。また自民党であればどのように対策するおつもりですか。
Q:枝野官房長官が先程の記者会見で、屋内待避になっている方に対して、原発の影響ということではなく、社会的要因ということで生活が困難になっていることについて、退避を検討したいとのお考えを示しました。官房長官のお考えについて、総裁の所見をお聞かせください。
Q:もっと早く対応すれば良かったということですか。
Q:被災地の安心・安全という意味で、乳幼児や妊婦の不安は非常に高まっています。乳幼児や妊婦に関しては、もう少し避難の範囲を広げた方が良いのではないかという申し入れをするつもりはありますか。
Q:乳幼児でも大丈夫だというご判断でしょうか。
Q:結果として、専門家の意見が納得できるものであれば、政府の対応がおかしい、まだ揺れているということで、政府に申し入れるつもりはあるということでしょうか。
Q:昨日、一票に格差についての最高裁判決で、1人別枠方式を廃止すべきという結論が出ました。それを、今の国政調査の結果を当てはめると、東京都は6つ増える半面、鳥取県は1選挙区になってしまい、地域によって差が出てしまいます。1人別枠方式廃止について、地域の声を吸い上げられるかという問題がありますが、総裁の所見をお聞かせください。
Q:法改正という話であり、これは党として検討したり、与野党での検討もありますが、今後どんなプロセスで臨まれますか。
Q:今後数年、原発の問題が続くと思われますが、数年後の対応についてどのようにお考えですか。
Q:放射線の問題で人間への影響の因果関係がはっきりした場合、東電だけで補償するのか、国としてどのように補償すべきかというお考えはお持ちですか。 |
3月23日(水)曇り晴れ 野菜・水道水に放射性物質
●1000〜自民党東日本大地震救援募金活動/金沢八景駅
自民党金沢区連合支部では金沢八景駅前でこの度の巨大地震による被災地、被災者救援募金活動が行われました。皆さん関心高く、熱心に協力していただきました。金沢区での救援募金活動は今回で3回目となります。ちっちゃなお子さんからご年配の方まで、被災地へ届けと沢山の募金をして頂きました。本当にありがとうございます。本日集まりました募金は一旦自民党本部へ送られ、そこから日本赤十字社へ義援金として送られます。みんなで応援します。被災者の皆さん頑張って下さい!
●終日〜災害対策/自民党災害対策本部
出来ることは何でもやるとの気概で、救援物資を被災地に輸送することを大きなテーマとして取り組み続けています。
●1400〜厚生労働部会/704
自民党厚生労働部会が急遽開かれました。議題は民主党議員立法「子ども手当つなぎ法案」についてです。昨日事前説明もなくこの議員立法が提出されましたが、その内容は、現行の子ども手当を六ヶ月延長するものです。部会でさまざまな意見が出ましたが、結論は「議論に値しない」というものでした。その理由は、政府民主党は本予算に「子ども手当」を掲げ、現在参院で審議中です。その原案を自らが否定する「つなぎ法案」を議員立法で提出することはまさに自己矛盾ではないか。議員立法を提出する前に本予算修正をするべきだ、との意見が大多数でした。
■第83回選抜高校野球大会選手宣誓/2011年3月23日
第83回選抜高校野球大会 選手宣誓
2011年3月23日 宣誓 私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。 今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。 被災地ではすべての方々が一丸となり、仲間ととも 人は、仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えることができると信じています。 私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。 がんばろう!日本。 生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。 |
3月22日(火)曇り
■国会議事堂も徹底的に「節電」
国会議事堂衆議院の自民党役員控え室も電気を点けず頑張っています。
●0910〜国対正副委員長打合せ/院内第24控室
参議院では予算委員会が動きだしました。衆議院では本会議が10分ほどの予定で立てられています。また参議院予算委員会では政府からの報告を受けて、一般質疑が行われています。自民党の質疑者は岩城光英参議、佐藤正久参議、森まさこ参議、熊谷大参議、高階恵美子参議、佐藤信秋参議です。参院予算委員会の流れについての報告の後、各委員会の段取りについて情報交換が行われました。
●0940〜自民党国対法案説明会/院内第24控室
佐藤勉国会対策委員長代理の挨拶に続き、議員立法、政府提案それぞれの法案の説明がなされました。説明された法案をどのような順序で審議にのせていくかが国対の大事な仕事です。
●1000〜河村建夫選対局長大忙し/選対局長室
党本部に用事があり移動しました。時間調整で少し時間があったので、私が内閣官房副長官を務めていたときの官房長官だった河村建夫選対局長の部屋でコーヒーをご馳走になりました。
■1040〜役員会後 石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明− 3月16日(水)、18日(金)に、各党・政府震災対策合同会議が開かれ、私どもも様々な提言をさせていただいている。また、この連休の3日間は、実務者会議で私たちが現場から頂いた声で政府の対策として、十分に反映されていない点、それは皆さんの報道で明らかになっているが、そういうものに対して、十分レスポンスが届いていない、機能不全ということもあるので、今日の午後、党役員でしかるべき方が仙谷官房副長官に、改めて重点項目を絞って、早急に対応するように申し入れる。例えば、三陸は港がポイントであるが、護岸はかなり整備されて、強度を保っているが、航路がやはり不十分であって、そこをさらわないと船が着かない。一航路ぐらい保たれているところがあるが、それをいろいろな港で同じことがある。また、医薬品等も十分に行き渡っていないし、避難所ごとの不公平感もあり、避難所に行政の人がいなくて、そこに避難物資を持って行っても、「そちらに置いていかれたら、困ります。本部の方に持っていってくれ」というようなことも起こっているので、10項目ぐらいに絞って、しかるべき人に、しかるべき時間に、(官邸に)行っていただこうと思っている。
《谷垣禎一総裁発言》
《大島理森副総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《石破茂政調会長発言》
《小池百合子総務会長発言》
《河村建夫選対局長発言》
《茂木敏充広報本部長発言》 【質疑応答】
Q:菅総理の入閣要請について、谷垣総裁からはどのような説明がありましたか。また役員会出席者からは何か発言はありましたか。
Q:関連で、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:昨日、石原慎太郎東京都知事が菅総理と会い、福島第1原発での放水作業をめぐり、政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との圧力的発言があったとして抗議しましたが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:東国原前宮崎県知事が東京都知事選へ出馬表明する意向ですが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:入閣要請があった19日以前では、まったくそのようなお話はなかったということですか。
Q:与謝野大臣が大連立は必要だとの認識を示していますが、自民党としてはどのようにお考えですか。
Q:復興対策として、政府与党内で補正予算や復興庁の創設について話が上がっているようですが。 |
●1245〜代議士会/院内第24控室→●1300〜本会議/本会議場
衆議院本会議の前に自民党代議士会が開かれ、今日の議事の流れについて審議されました。終了後菅義偉神奈川県連会長に呼び止められ、24日からスタートする神奈川県知事選挙の準備状況について確認がなされました。本会議では下記の案件が審議されました。
@吉田公一君辞任による裁判官訴追委員選挙→選挙は省略され議長指名→沓掛哲男君が異議なし採決により選任
A地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣提出第五号)→総務委員長報告(委員長修正)→起立採決→賛成多数→修正議決
B家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案(内閣提出第三〇号)→農林水産委員長報告→異議なし採決→可決
●1310〜副幹事長会議/院内第23控室
本日午前中に開かれた役員会の様子が報告され、その後、東日本大震災の災害対策について意見交換が行われました。特に現地入りした菅原一秀議員や秋葉賢也議員からの報告は、行って見なければならない生々しい様子を伝えていただき、さらに行方不明者の早期発見が重要であることを確認しました。また現地ではまだまだ足りないものばかりで困窮していることを政府に伝え、動いてもらわなければなりません。
■官邸へ申し入れ
緊急に取り組むべき事項について 平成23年3月22日 @ 被災地に今なお石油(ガソリン・灯油・軽油・重油)が圧倒的に不足している。病院・官公庁・避難所等を優先しつつ、被災地に行き渡らせるため、不足している地域、不足量を正確に把握し、供給とのマッチングを図る体制を構築する事が急務。 A 物資の輸送を早急に確保するため、緊急サルベージ等を行い、港湾機能の速やかな回復を図る。 B 被災地のごみ処理対策につき、対応方針を確立し、早急に対処する。 C 基礎自治体である市町村役場においては、機能が滅失あるいは大幅に低下しており、他自治体からの支援やOBの活用等により、バックアップ体制を早急に確立する。 D 被災地において、高台などの安全な地域を早急に確保し、仮設住宅を建築する。つなぎ措置として、全国の公営住宅や民間賃貸住宅等を活用するため、需給を正確に把握する組織を整えるとともに、その費用を国が全額負担する事を明確にする。 E 年度末にあたり、企業の資金繰り等に特段万全の措置を講ずる。この未曽有の大災害につき、融資だけではなく、事業者の事業再開に際し、交付金を支給するなどの特例措置を講ずる。また、雇用調整助成金を大幅に拡充する。 F 以上の緊急的な措置に対応するため、22年度予備費2000億について、自治体への交付も含め、早急に措置する。 G 原子力を除く各課題に対応するための一括窓口を官邸に設ける。 H 政府の情報発信体制をより効果的なものにするため、再検討し、一新を図る。 なお、原子力発電所事故についても、内閣総理大臣以下、対応に万全を期すべきは当然である。特に必要かつ迅速正確な情報発信に心がけるとともに、エネルギーの需給体制につき、方針を速やかに確立する。 以上 |
3月21日(月)雨 春分の日
●終日〜災害対策/705
休むことなく自民党本部に設置された災害対策本部の事務局で、各地からの要望に応えます。
●1000〜自民党災害対策本部事務局会議/709
被災地現地に緊急援助物資を届け、戻ってきた長島忠美、徳田毅両議員から現状について報告を受けました。それによると交通はスムーズ、現地避難所ではガソリン・物がない、行政能力の限界などが指摘され、また自宅避難している人には生活支援が無いことにも対応すべきとの意見が出ました。
●1610〜自民党災害対策本部事務局会議/709
各党・政府実務者会合が開かれ、情報の共有化に努力していますが災害対策は一気には進みません。野党も山積する課題に出来る限り対応し、そこで得られた情報提供や新たな提案などをしていますが、政府がそれを受け入れ対応するには時間がかかりそうなのです。ならば政府にはもっともっと政府として頑張ってもらわなければなりません。国地方の行政を指揮下に持つ政府は、その絶対的権力で速やかな災害対策の実行に責任を果たす力を持っているからです。野党の立場では、これまでの経験や知見を直接活かすことは出来ません。しかし全国津々浦々にある我が自民党の地方組織と連携し、苦しんでいる被災地の皆様を助けたいと全力で各種対策に取り組んでいます。
3月20日(日)晴れ
●1100〜災害対策〜終日/自民党災害対策本部事務局
▼幹事長室
自民党本部に到着すると真っ暗な幹事長控室に棚橋泰文、田野瀬良太郎両議員らが原発事故の情報収集に懸命に取り組んでいました。当然休み返上で皆さん頑張っています。
▼災害対策本部事務局
政府が取り組むべき課題については政府に進言し、それでも足りない部分を自民党災害対策本部はフォローしています。できる事を、できる人が、できる時に頑張る!、そんな思い出飛び回っています。
▼緊急救援物資発送
救援物資も次々に発送しています。一度に要望全部をカバーすることはできないかもしれませんが、一つひとつです。
●1700〜医薬品供給状況調査/日本薬剤師会
日本薬剤師会の事務局でも担当者が休み返上で頑張っています。医薬品の供給状況について確認させていただきました。
●1730〜災害対策/自民党災害対策本部事務局
皆さん、それぞれに振り分けられた問題点の解決に必死に取り組んでいます。小泉進次郎、河野太郎、小坂憲次ら各議員も終日活動を続けています。
3月19日(土)晴れ 3号機に本格注水
●0850〜午前中・災害対策/自民党本部
自民党本部に一番乗りで出勤です。節電が続く本部ビルはどこもかしこも真っ暗け。この一つひとつの積み重ねが国難を乗り切る大きな力になることでしょう。みんなで頑張りましょう。
●0900〜当番/災害対策本部事務局
災対本部事務局には外部から沢山の情報が集まってきます。その一つひとつを確認し、政府がやるべきこと、我々がやるべきことを分類していきます。
●1000〜災害対策本部事務局会議/709
情報や分類された課題に対して、その対応方法を検討します。不足しているというリクエストの多い水、食糧、ガソリン、軽油、灯油、医薬品等の搬入方法について意見交換が続きます。また計画停電についても医療機関などからは沢山の苦情、要望が届いています。
■1700〜谷垣禎一総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 今日昼過ぎに、菅総理から私にお電話を頂きまして、そこで、総理からは、私に、副総理兼震災復興担当ということで入閣してほしいというご要請がありました。 私からは、「あまりにも唐突なお話ではないか。現段階は、各党・政府震災対策合同会議を提案して、設置して、動き出したばかりです。その会議の場で、災害復旧について、わが党のまとめた提言を出したりするなど、これからも全面的に協力するつもりである。そうして、この会議が実行あらしむるように、与野党ともに協力しなければならないけれども、我々は当然それを一生懸命やるつもりである。本日から、実務者会合が始まって、わが党としても、原子力・防災のエキスパートを参加させている。年度末の国会対応についても、与野党の話し合いが進んで来て、大体方向が見えてきている。こういうことであるから、わが党としては、これからも震災復旧に関しては、手を緩めることも惜しむこともなく、引き続き閣外から全面協力させていただくけれども、今の時点は、総理は、今の態勢をいじる時ではなくて、災害復旧と言いますか、被災者の支援、原発の対応等々に全力を尽くす時ではないか。あまりにも唐突なご提案だと思います」ということで、この電話では、事実上お断りをしましたが、今、16時半から党内の役員と議論をいたしまして、きちっと正式にお断りすることになりました。今、総理には、お電話を差し上げまして、その旨を申し上げたところです。 【質疑応答】
Q:総理に、お電話でお断りする旨を申し上げたとのことですが、それに対して菅総理はどのようにお答えになったのですか。
Q:入閣要請について、総理からは、どのような理由を挙げておられましたか。
Q:今日の幹部の打合せでは、どのようなお話が出たのですか。また、これまで菅政権に対する不信感というものが、今回のお返事につながったのか、お聞かせください。
Q:なぜ電話での会談になったのでしょうか。直接、会ってという話はなかったのですか。
Q:今後、具体的な震災対応をやっていく中で、信頼関係が醸成されていけば、連立を組む可能性が残っているとお考えですか。
Q:自民党として、いろいろ提案していることを考えると、谷垣総裁が入閣した方が、より強く政策を推進できる考えもあると思いますが、総裁の所見をお聞かせください。今日の幹部打合せでは、そのような意見を述べた方はいらっしゃいましたか。
Q:総理との電話の前後など、公明党の山口代表とお話しされたのですか。
Q:この経緯は、山口代表はご存知ですか。 |
3月18日(金)晴れ
■国会の様子
国会は静かです。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
定例の国会対策委員会の正副委員長打合せ会が開かれました。震災対策で政府をバックアップしていくが、国会の議論、各党協議会の議論は大切にしていかなければならないと逢沢委員長から挨拶がなされました。
●自民党本部の様子/幹事長室
党本部は災害対策一色になっています。同時に統一地方選挙や衆院議員補欠選挙についても準備を進めなければなりません。河村建夫選対局長は休む暇もありません。
●1000〜災対事務局会議/709
菅原一秀代議士が中心となって支援物資輸送が展開されています。独自のルートで要望の多い物資をかき集めて現地に送り出しています。党本部正面駐車場や地下駐車場もその準備でごった返しています。
●支援物資輸送作戦/自民党本部駐車場開放
若手議員を代表して遠藤利明筆頭副幹事長も汗を流しています。それぞれに。自分のできることに取り組んでいます。
3月17日(木)曇り晴れ 原発に注水
●1030〜副幹事長会議/510
東日本巨大地震に対する自民党の動きについて整理・検証され、今後の対応について意見交換されました。また3月16日に「政府に対する当面の申し入れ事項」が政調会で取りまとめられましたので、政府サイドがどこまで受け入れ取り組むかしっかり見ていかなければなりません。
●1100〜平成23年東日本巨大地震緊急災害対策本部・会議/901
自民党の災害対策についてその取り組みが報告され、引き続き地元で被災された議員から地元の様子や政府に要望すべき課題などについて報告がなされました。
●1230〜両院議員総会/院内第24控室→●1245〜代議士会/院内第24控室→●1300〜本会議/本会議場
今日は両院議員総会が開かれ、震災でお亡くなりになった方々に対して黙祷が捧げられ、引き続き谷垣禎一総裁から力強い挨拶がなされました。その後代議士会で本会議の議事内容が了承され、本会議に入りました。黙祷に続き審議された案件は下記の二件でした。
@地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案(災害対策特別委員長提出)→委員長報告→異議なし採決→可決
A平成23年東北地方太平洋沖地震に伴う地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案(内閣提出第三八号)→起立採決→賛成多数→可決
●1400〜国対控室の様子
国会は静かです。災害対策に集中するため必要な審議だけがなされています。気にかかることは原発への政府の対応です。
■1615〜谷垣禎一総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 まず、大震災についてですが、今回の災害の中でお亡くなりになられた方、あるいは被災され、今、寒い中で一生懸命頑張っておられる方々に、お悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 今日の災害対策本部では、被災地に帰っていた地元選出の議員から現地のいろいろな悲痛な声と申し上げてよろしいかと思いますが、そういう声を聞かせていただきました。各地の避難所においては、依然として、燃料・物資が不足している。特に、軽油・灯油・ガソリンの欠乏は、避難所への救援物資の運搬にも深刻な影響を与えている。それと同時に、暖房機器の燃料欠乏で、避難所の寒さは厳しさを増している。2次災害をまねく事態も起こり始めておりまして、一刻も早く供給体制を確保していただきたいと思います。 福島第一原発についても、依然として予断を許さない状況にありまして、現場で本当に被ばくの危険の中で、命がけで対応にあたっている東京電力、自衛隊、警察、医療関係者の皆さまに、心から敬意と感謝を申し上げたいと思っています。政府においては、連携を密にして、事態の掌握を図るとともに、国民に対して、迅速で正確な情報な提供に努めていただきたいと思います。 我々も募金活動の実施に加えまして、所属議員や支部組織を通じて、全国から救援物資の提供を募りまして、被災地に運搬する活動も開始したところです。こうした物資が避難所に円滑に届くように、運搬ルートの確保に全力を挙げて取り組んでいます。また、昨日、大島副総裁と二階災対副本部長の2人が、米倉経団連会長を訪ねまして、経団連と青森・岩手・宮城・福島・茨城の各被災県との間で、直接支援物資の要望を伝えて、経団連傘下の企業から被災現地に直送してもらうホットラインの構築を提案しまして、米倉会長にその実施を即断いただきました。各県担当者が、早速、昨日の夕方から経団連に次々と連絡を取り合っておりまして、この取り組みが機能し始めていることを報告したいと思います。我々は、政治の英知を結集して、引き続き政府とも協力して、総力を挙げて対応していくということです。 今日のシャドウ・キャビネットですが、閣法2本、議員立法1本について審議し、これを了承したということです。NHK平成23年度予算についても、私に一任ということになりましたが、その後、政調会長、SC総務副大臣とお話ししまして、これを了承することにいたしました。 【質疑応答】
Q:公明党の提案で、議員歳費の3割カットをして、復興支援に充てる話が出ていますが、総裁のご所見をお聞かせください。
Q:昨日会合がありましたが、与野党の災害に関する協議のあり方について、どのようにお考えですか。また、現場の指揮系統が混乱しているとの声が入ってきますが、現状の政府の救済の取り組みの評価について、お聞かせください。
Q:復興支援法案について、党内で具体的にどのような議論がされて、どのようなプロセスで進められていくとお考えですか。
Q:今日、役員が集まって意見交換をされていましたが、今後の国会対応等について、お話しされたのでしょうか。
Q:先程の復興支援法について、ちょうど各党の協議会が始まっていますが、他の党を巻き込んで検討していくことはお考えですか。
Q:状況を見ながらやるかもしれないということですか。
Q:統一地方選挙の公約に震災の内容を盛り込むとのお話がありますが、具体的にどのように修正するお考えですか。
Q:原発の避難について、アメリカ大使館は、福島原発の周囲80キロ圏内に避難勧告を出していますが、この点、どのようにお考えですか。また、それを受けて、政府側がどのように対応すべきとお考えですか。
Q:現在、電力の3割を原子力に頼っている現状について、どのようにお考えですか。
Q:関連で、自民党の参院選の公約には、原発政策を推進すると書かれていますが、そこも見直しはあり得るということですか。
Q:地震発生後、野党側は政府に全面的に協力していくとの方針を打ち出しましたが、現時点ではどの程度、協力体制を構築できているとお考えですか。
Q:昨日、自民党から政府に対して震災対策に関する要請を行いましたが、優先順位、最低でもこれはというものはありますか。
Q:先日、石原都知事が地震に関して「天罰だ」と発言しましたが。
Q:石原都知事の発言は、そういう機運に水を差すものではないかと思いますが。
Q:国家のリーダーが国の機運を盛り上げていかなければとのことですが、菅総理にそれができているとお考えになりますか。
Q:計画停電についてのあり方について、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:東京電力の対応への評価をお聞かせください。 |
●1700〜自民党平成23年東日本巨大地震緊急災害対策本部役員会/704
溝手顕正対策本部事務局長の司会進行で谷垣禎一対策本部長の挨拶に引き続き、柴田高博元建設省都市整備局長から災害対策のポイントについてお話しを聴き意見交換となりました。何よりも被災者の皆さんに安心を与えることの大切さを学びました。
●1800〜自民党平成23年東日本巨大地震緊急災害対策本部事務局会議/705
各部署ごとに取り組んでいる災害対策について報告がなされました。私の担当してる医療支援チームは現地の情報が十分入ってこないため苦戦しています。また各地からは医薬品の不足が訴えられています。地元の卸の皆さんにも頑張っていただいているのですが、医薬品を届ける移動手段がガソリン不足のために滞っています。急がなければ・・・。
3月16日(水)曇り晴れ
※天皇陛下のおことば
東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば 平成23年3月16日 この度の東北地方太平洋沖地震は,マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり,被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し,犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また,現在,原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ,関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。 現在,国を挙げての救援活動が進められていますが,厳しい寒さの中で,多くの人々が,食糧,飲料水,燃料などの不足により,極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより,被災者の状況が少しでも好転し,人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして,何にも増して,この大災害を生き抜き,被災者としての自らを励ましつつ,これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。 自衛隊,警察,消防,海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々,諸外国から救援のために来日した人々,国内の様々な救援組織に属する人々が,余震の続く危険な状況の中で,日夜救援活動を進めている努力に感謝し,その労を深くねぎらいたく思います。 今回,世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き,その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。 海外においては,この深い悲しみの中で,日本人が,取り乱すことなく助け合い,秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え,いたわり合って,この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。 被災者のこれからの苦難の日々を,私たち皆が,様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく,身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう,また,国民一人びとりが,被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ,被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。
A Message from His Majesty The Emperor I am deeply saddened by the devastating situation in the areas hit by the Tohoku-Pacific Ocean Earthquake, an unprecedented 9.0-magnitude earthquake, which struck Japan on March 11th. The number of casualties claimed by the quake and the ensuing tsunami continues to rise by the day, and we do not yet know how many people have lost their lives. I am praying that the safety of as many people as possible will be confirmed. My other grave concern now is the serious and unpredictable condition of the affected nuclear power plant. I earnestly hope that through the all-out efforts of all those concerned, further deterioration of the situation will be averted. Relief operations are now under way with the government mobilizing all its capabilities, but, in the bitter cold, many people who were forced to evacuate are facing extremely difficult living conditions due to shortages of food, drinking water and fuel. I can only hope that by making every effort to promptly implement relief for evacuees, their conditions will improve, even if only gradually, and that their hope for eventual reconstruction will be rekindled. I would like to let you know how deeply touched I am by the courage of those victims who have survived this catastrophe and who, by bracing themselves, are demonstrating their determination to live on. I wish to express my appreciation to the members of the Self-Defense Forces, the police, the fire department, the Japan Coast Guard and other central and local governments and related institutions, as well as people who have come from overseas for relief operations and the members of various domestic relief organizations, for engaging in relief activity round the clock, defying the danger of recurring aftershocks. I wish to express my deepest gratitude to them. I have been receiving, by cable, messages of sympathy from the heads of state of countries around the world, and it was mentioned in many of those messages that the thoughts of the peoples of those countries are with the victims of the disaster. These messages I would like to convey to the people in the afflicted regions. I have been told that many overseas media are reporting that, in the midst of deep sorrow, the Japanese people are responding to the situation in a remarkably orderly manner, and helping each other without losing composure. It is my heartfelt hope that the people will continue to work hand in hand, treating each other with compassion, in order to overcome these trying times. I believe it extremely important for us all to share with the victims as much as possible, in whatever way we can, their hardship in the coming days. It is my sincere hope that those who have been affected by the disaster will never give up hope and take good care of themselves as they live through the days ahead, and that each and every Japanese will continue to care for the afflicted areas and the people for years to come and, together with the afflicted, watch over and support their path to recovery. |
●1000〜情報交換/幹事長控室
原発事故の対応から目が放せません。様々な情報交換、確認がなされます。
●1100〜総務部会・選挙制度調査会合同勉強会/704
下記が自民党部会で了承されたので、国会手続きに入ります。神奈川県知事選挙は3月24日告示〜4月10日投票、また神奈川県議会議員選挙・横浜市会議員選挙も予定通り4月1日告示〜10日投票で決まる運びです。
平成23年東北地方太平洋沖地震に伴う地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案(仮称)の概要 1 趣旨 平成23年東北地方太平洋沖地震により著しい被害を受けた地域の地方公共団体において、昨年11月に成立した「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」の規定により平成23年4月に予定されている統一地方選挙の期日を延期する等の措置を講ずる。 2 選挙の期日の特例 (1)平成23年東北地方太平洋沖地震の影響により、統一地方選挙の期日においては選挙を適正に行うことが困難として総務大臣が指定する市町村(指定市町村)及び当該市町村の区域を包括する県(指定県)の議会の議員又は長の選挙の期日は、この法律の施行の日から起算して2月を越え6月を越えない範囲内において政令で定める日(特例選挙期日)とする。 (2)(1)の指定に当たっては、総務大臣はあらかじめ当該県の選挙管理委員会の意見を聴かなければならない。当該県の選挙管理委員会が総務大臣に意見を述べる場合には、あらかじめ当該市町村の選挙管理委員会の意見を聴くものとする。 3 任期の特例 この法律の施行の日から平成23年6月10日までの間に任期が満了する指定市町村又は指定県の議会の議員又は長の任期は、特例選挙期日の前日までの期間とする。 4 その他 該当する選挙についての寄附等の禁止期間の特例等を設ける。 5 施行期日 公布の日から施行する。 |
●1100〜災対医療チーム/リバ2
各地からガソリン、食糧、医薬品を至急届けて欲しいとリクエストが届いています。政府が取り組むべき課題と我々が対応できることを整理し、政府に情報提供と具体的対策を働きかけています。
●1400〜自民党平成23年東日本巨大地震緊急災害対策本部役員会・危機管理/704
石原信雄元官房副長官との意見交換会が開かれました。阪神淡路の大震災の災害対策を担った石原さんの経験の中から、今なすべき取り組みのポイントについて伺いました。
●1500〜自民党平成23年東日本巨大地震緊急災害対策本部事務局会議/705
取り組み中の各分野別チームからの報告を受け、各種対策の実施状況を確認しています。
●終日〜原発事故対策・情報収集/党本部
原発事故が一刻も早く収めることが最重要課題になっています。併せてガソリン等燃料、食糧、水、医薬品、毛布などの物資を被災現場に確実に、しかも早く届けることが求められています。できる人が、できる事を、できる時にしっかりやって、みんなが一つひとつ着実に結果を出し、それを積み重ねていかなければなりません。慌てないで、しかし集中して頑張りましょう。
3月15日(火)曇り 福島原発重大事故
●1000〜福島第一原発重大事故情報収集/幹事長控室
現在の最重要課題は人命救助と原発重大事故の対応です。原子力発電に取り組んできた細田博之議員や棚橋泰文議員らとともに情報収集と対応策について協議が続きます。
■1042〜役員会後 石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明− 福島原発を巡り、今朝ほどから混乱が垣間見られている気がする。やはり、総理大臣は危機管理室に陣取って、陣頭指揮を取るのが、その姿であって、民間企業に出向いて話をするのは、総理の相手になる人の時間を割くということで、この事態に対しては、適切な処置ではないと考える。あくまでも危機管理室を中心に情報を集約するのが、我が国の危機管理に対する有り様であって、その点をしっかりと再認識していただきたいと思っている。 また、事態の進行をみると、一民間企業の問題は、もう既に超えている。国を挙げて、この難題に対処する姿勢を政府においては示していただきたい。 様々な報告が私どもの中に入ってくるが、被災された方の人数分の食料等々しか現地に入っていない。例えば、昨日、私は防災電話で、気仙沼市の菅原市長とお話をしたが、1万人が被災し、1万人分の食料は来る。気仙沼市の人口は7万人であり、6万人分の食料は枯渇してきた。毛布もない、灯油もない、ストーブもない。今日から寒い冬が戻ってくる気候なので、何とかしていただきたいとの悲痛なご連絡を頂いた。これも政府においては、その分の食事を確保していただきたい。わが党としても、政府がやらない以上は、今手配して、それらの地域に、緊急車両の許可をもらわないといけないが、トラック協会の協力を得て、少しでも物資が届くように、万全の態勢を取らせていただきたい。
《谷垣禎一総裁発言》
《大島理森副総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《中曽根弘文参議院会長発言》
《小坂憲次参議院幹事長発言》
《石破茂政調会長発言》
《小池百合子総務会長発言》
《茂木敏充広報本部長発言》
《その他の意見》 【質疑応答】
Q:昨日の与野党幹事長・書記局長・国対委員長会談で要請を受けた子ども手当のつなぎ法案などにはどのような対応を行いますか。
Q:統一地方選への対応はどのようなものになりますか。
Q:青森県全体ではなく一部ということで検討しているのですか。
Q:子ども手当については、賛否は別として国会で早期に結論を出すということですか。
Q:自民党の方針はどうなっていますか。
Q:昨日、谷垣総裁は公明党の山口代表に対して、与野党協議会を設ける提案をされましたが、どのようなものを想定していて、いつ頃の実施をお考えですか。
Q:いつぐらいからできれば良いとお考えですか。
Q:政府には、申し入れているのですか。
Q:特例公債法については、これまでの対応と変わらないのですか。
Q:児童手当に戻して、浮く分を被災地の復興にまわすということですか。
Q:児童手当に戻すということですか。 |
■1158〜谷垣禎一総裁 記者会見
谷垣禎一総裁 記者会見 【冒頭発言】 3月11日に巨大地震、M9の地震が発生し、地震、津波、現在では原発も危機的な状況にあります。そして東京電力の計画停電等々、今回の災害が日本国並びに日本国民の生活に与える甚大な影響が明らかになりつつあります。 そこで政治として一番何が大切かということになり、国民の間では、心をひとつにして、この国難にあたらなければいけないという機運が広がってきています。私どもは、この国民のお気持ちをしっかりと受け止めて、我々の持っている今までの経験、知恵、力を結集して、国難にあたって行くということではないかと考えています。そういう観点から私どもは、東日本巨大地震への現時点での対応、考え方をまとめましたので、これを政府に提示、提案していきたいと考えています。以下、内容を読み上げます。 ================= 東日本巨大地震への対応について
平成23年3月15日 現下の国家的危機に対して、全政党及び政府は、総力を挙げて対応しなければならない。 従って、国会対応についても、予算・関連法案については、速やかに協議をしつつ、年度内に何らかの結論を得るべきである。また、この事態に対する緊急措置が講じられ、復興への道筋が見えるまで、与野党間の激しく対立する議論(「政治とカネ」の問題、年金問題、子ども手当等政策的相違が大きい問題)等については、災害復旧に影響を及ぼさない扱いが必要である。 いずれにせよ、各党はそれぞれの経験と知恵を絞り出し、復興へ向けて力強く歩み始めなければならない。わが党は下記の提案等により、その決意と覚悟を示したい。 記 1.人命救助、被災者支援に全力を傾注するとともに、福島原発問題は喫緊の最重要課題であり、万全の対応を尽くす。 2.23年度予算は来週審議に入り、年度内に結論を出す。 3.関連法案(国税、地方税、関税、特例公債、地方交付税等)についても、来週審議に入り、少なくとも来週中には参議院に送付する。参議院の採決の時点において、それらの修正及び「つなぎ法案」のあり様については、野党としても協力し、結論を得るものとする。 4.子ども手当については、この緊急時においては、凍結する。 5.22年度予備費約1,700億円、23年度予備費1兆1,600億円を併せて、当面の災害対策費として充て、被災地に対して速やかに交付し、被災者に希望を持たせなければならない。 6.その間、復旧等に要する23年度補正予算、さらなる復旧等のための財源として、子ども手当及び高速無料化等、23年度予算に計上されたもの等を廃止する。そのうえで、5.と併せて新たな5兆円規模の緊急対策を講じる。 7.その後の地域の復興計画の作成にあたっては、別途最大限の努力を行う。 8.「東日本巨大地震災害対策与野党協議会(仮称)」を設置する。協議会の運営については、適宜調整するものとするが、
・政府は防災担当大臣、各党は幹事長・書記局長、政調会長が常時出席し、必要に応じ、各党代表が出席する。 =================
今、お聞きいただいた通りですが、与野党が協力してお互いの意見が根本的に異なることは異なるところとして、当面は災害復旧、ライフラインの確保など、必要なことは支障なく動けるような体制を作らないといけない。その道筋を明らかにしようと。合わせて、政治が復興のために協力するということで、被災地の方々に少しでも光を見ていただきたいということが含まれています。 【質疑応答】
Q:子ども手当については、この緊急時においては凍結するとのことですが、児童手当に戻すということですか。
Q:子ども手当を廃止して、児童手当に切り替えする際、地方自治体に負担がかかると思いますが、つなぎ法案にどのように対応されますか。
Q:先日、総裁が触れていた災害復興支援のための増税については、この与野党協議会の場で話し合うお考えですか。
Q:特例公債法の扱いについては、どのような対応を行うのですか。
Q:株価などもパニック状態ですが、平時と同じような議論を続けて、場合によっては否決を続けるということでしょうか。
Q:この内容については、谷垣総裁から政府、もしくは民主党に申し入れることになるのですか。
Q:この内容については、公明党も了承しているのですか。
Q:福島原発について、現時点の政府の対応で足りない部分、改善を求める部分はありますか。
Q:予算関連法案について、修正及び、つなぎ法案のあり方について言及していますが、何を想定してのことですか。
Q:修正についてはどの部分をお考えですか。
Q:提案した与野党協議に、防災担当大臣の出席を求めていますが、政府の災害対策の妨げになる恐れはありませんか。
Q:谷垣総裁が言及した復興支援税制について、公明党の山口代表から慎重さに欠ける、時期尚早との認識が示されていますが。
Q:まずは不要不急なものを省くということですか。 |
●1400〜副幹事長会議/510 黙祷
副幹事長会議が開催される前にこの度の震災で亡くなられた方々に黙祷が捧げられました。もどかしい思いをしながらも、我々自民党のこれまで蓄積してきた経験と知恵を反映できるよう政府に提言してきています。人命救助、原発事故対策ほか統一地方選挙の実施できない地域の延期対応のために明日、明後日にも法案を成立させなければなりません。また災害対策予算の捻出も重大な課題です。また募金や支援物資のお願いの手続きが確認されましたので、今日からスタートすることにしました。各地からはさまざまなリクエストが集まってきます。
●1500〜国対と各委員会理事懇談会/院内第24控室
これからの国会の運営について、また各委員会の対応について委員会理事者が集められ、国対メンバーとの打ち合わせが行われました。直ちに対応すべき課題は統一地方選挙を実施できない地域の実施時期延長の法案です。
●1730〜自民党東日本巨大地震緊急災害対策本部事務局会議/705
救命救急医療の次に必要なのが慢性疾患対応などに移ります。医薬品の流通や提供に関して担当するよう指示があり、薬剤師である私も災害対策本部の医療支援チームのメンバーに加えられました。
3月14日(月)晴れ 計画停電開始
●国会議事堂も節電
国会議事堂の中は相当暗くなりました。節電です。しかし仕事には支障なく、小泉進次郎さんも情報収集に一生懸命汗を流しています。
●1200〜国対正副打合せ/院内第24控室
統一地方選挙の知事選告示日が3月24日に迫っているため、また本予算関連法案の処理や災害対策予算をどこから捻出するかで検討が進められています。本日午後1時から与野党幹事長書記長会談が行われ、与党側から提案が出されることになっています。それを受けて明日正式に決定していく運びになると思います。
●1500〜災害対策本部会議/自民党本部901
本日福島第一原子力発電所第3号機が水素爆発するという事態の中、大島副総裁や江渡副幹事長らが地元青森から戻ってきました。現状の報告などがなされ、政府がなすべきこと、自民党としてなすべきことについて意見交換がなされました。
3月13日(日)晴れ M9.0に変更
■1000〜中原正一位稲荷大明神初午祭/耕地稲荷神社
【代理出席秘書報告】毎年お招きいただいている中原正一位稲荷大明神の初午祭に伺いました。杉原熊野神社宮司により祭礼が斉行されました。直会で関幸一講元代表から「中原地区は東北地方大地震の被害はなかったが直後の初午祭に関わ らず大勢の皆さんがお集まり頂き感謝したい。今年は秋に旅行会を企画しているので参加頂きたい」と挨拶されました。杉原宮司からは「古来神社信仰、稲荷信仰は自然へ感謝し、自然へ畏れを子孫に伝承する為の祭。先祖代々自然の災害を乗り越えこの祭を伝えてきた。この先も皆さんと共に立派に祭り続けていきたい」と挨拶されました。
●1000〜党災害対策/自民党本部
原発事故について細田博之代議士が担当となり問題点を整理し、適切な対応のあり方について提言しています。
●1030〜副幹事長会議/510
これまでの取り組みと今後の対応について確認がなされました。支援物資の提供方法などが議論されました。
●1100〜自民党大地震緊急対策本部会議/704
多くの自民党議員から意見が出され、これから取り組むべき課題について情報交換がなされました。人命救助、原発事故、支援物資などが大きな課題となっています。
●午後〜自民党大地震緊急対策/幹事長室
福島第一原子力発電所の1号機、3号機の事故発生とその後の対応について詳細にわたる情報収集が行われました。政治のトップにある者は、事故状況を適切に伝える能力を発揮しなければなりません。
■1745〜谷垣禎一総裁 記者会見
谷垣禎一総裁 記者会見 【冒頭発言】 今日、2時半から官邸に参りまして、菅総理と会談をしてまいりました。私どもは、石原幹事長と2人で、向こうは岡田幹事長が同席されたということです。まず、菅総理からは、この間の福島原発の取り組みについて、ご報告がありました。これについては、しっかり取り組んでいただきたいということを申し上げました。 私の方からは、お配りした「東日本巨大地震に関して」というペーパーを用意して、これは菅総理に申し入れました。今度の地震は非常に大規模なものであって、我が国ができて以来の大災害、非常事態だという認識を基本に持たなければいけない。 対応の体制についても、組織的な体制を整備してもらいたいということで、こういう災害の場合は陸上自衛隊が中心になるけれども、海自、空自それぞれの力を活用するべきである。菅総理は10万人体制と言っていましたが、現役自衛官で足りないということであれば、予備役、予備自衛官、退役自衛官に呼び掛けることが必要ではないか。海上保安庁にはヘリ搭載型の巡視船があるので、こういうものを十分活用して、被災地沿岸に集結させるべきではないか。警視庁、あるいは各道府県の機動隊の動員体制がきちっと出ているかどうかということをやってほしいと申し上げました。米軍との関係では、沖縄の海兵隊へのご協力を要請すべきである。米軍の上陸用舟艇を用いた日米共同で、海岸にまだそのままになっているご遺体を収容することはできないか。外国からのレスキュー隊も次々と来ておりますが、こういう方々にうまく力を活用させていただくためには、外務省を中心にその体制をしっかり築くということ。 「対応の際の基本認識」で挙げたことですが、やはり、これは国民運動といいますか、国を挙げてという雰囲気が出てこないとなかなか我が国の復興はできないのではないか。少なくとも、今、現場の知事さんは、人命救助に当面にかかりきりになっているのは、それはその通りだけれども、さらに復興段階ということになってくれば、当然のことながら、各関係の知事、閣僚、決して政界だけではなくて、経済界・民間の方々にも入っていただくような総理を中心にすえた組織を作って、しっかり対応していく必要があるのではないか。 そして、PR体制についても、福島原発の問題等では、相当発表の仕方を巡って、気を揉まれたり、不安を増幅された方も、いらしたと思いますので、要するに相当事柄は技術的、専門的なことに渡っておりますので、専門家の中から、技術もよく知っている、説明もきちっとできる人材がいるはずだから、そういう方々をうまく使って、コミュニケーションを図るべきではなかろうかということを申し入れました。 こういったことを申し入れまして、いろいろお話の中で、例えば、わが党の東北地方選出の国会議員は、地元に帰っていろいろ被害の現場も、我々の耳に刻々と入ってきます。例えば、これだけ津波があれば、東北の太平洋岸の水産業、漁業は、まさに壊滅状態で、今まで水産に対しては、低利融資をして頑張ってほしいということをやってきたけれども、低利融資だけでは、水産業が復活できないのではないかという問題があるということも申し上げました。そういったことを考えると包括的な震災対策会議、復興支援立法、名称はいろいろですが、そのようなものを目的に考える必要があるのではないか。これは、補正ということに関連してくるが、これは膨大な財源が必要になる。それを国債発行だけで賄うことができるのか、できないのかということも、総理には真剣に検討していただかなければならないけれども、例えば国民の中にも、何かこの際協力をという気持ちがあることも事実です。そういったことを考えると、時限立法でそういったことをお願いする組織を考えなければならないかもしれないということを申し上げました。 後は、とても統一地方選挙は、既定の時に行えないところもあるので、早く方針を決める。立法が必要であろうということも申し上げました。要するに総じて言えば、やはりこうして、デフレも続いて景気の悪い時に、地震に津波に、弱り目に祟り目だという気持ちで皆がいれば、なかなか復興はできないと思うから、関東大震災の後にも、後藤新平は大風呂敷を広げた。大風呂敷が良いのかということはあるけれども、後藤新平の大風呂敷と語りぐさになっているではないか。アメリカも世界恐慌の時には、テネシー川でニューディールというものをやりましたねと。東北復興ニューディールみたいなことに、国民の気持ちを一つにしていくことを、政治が一番考えないといけないことではないかと申し上げて来て、よくご検討いただきたいということで帰ってきたわけです。 【質疑応答】
Q:時限立法のようなものとのことですが、具体的なお考えをお聞かせください。
Q:募金を集めるというより、国民が広範囲に税金を払って、というようなものをお考えですか。
Q:国民から幅広くとのことでしたが、具体的には消費税の引き上げのようなものもお考えなのですか。
Q:時限立法でというのは。
Q:バラマキを温存したままでいいのかとのことですが、例えば子ども手当の増額分を充てるとか、何か菅総理とはお話しされましたか。
Q:そうした財源問題について、国民の中に助け合いの気持ちを湧き起こして、やっていこうということですか。
Q:そのような震災復興支援の財源の提案について、菅総理からはどのような発言がありましたか。
Q:地方交付税について、逢沢国対委員長が安住民主党国対委員長と会談して、最終的には谷垣総裁の了解を得なければならないが、このような状況なので賛成するという考えを伝えたようですが。
Q:賛成ということですか。
Q:今後の国会対応について、何か協議されましたか。 |
3月12日(土)晴れ 終日対策本部
●1000〜本部詰め/自民党本部幹事長控室
10時頃党本部の幹事長控室に入りました。宮城県の小野寺五典代議士と交わした話は「うちの母と弟が連絡取れずに心配だった。先ほど確認がとれ、裏山の高台に非難し野宿で朝を迎えたらしいが、母も弟も無事なことがわかった。しかし家は駄目みたいだ」。テレビで地元の様子を見て愕然としている。
●1200〜自民党大地震緊急対策本部会議/党本部704
既に昨日対策本部が立ち上がっているが、今日正午から本部会議が開催された。谷垣禎一総裁の挨拶では「人命救助を最優先に取り組むよう、またその間国会を休暇意図する考えなどを政府に伝える。また我々も政府に協力することを伝える」と述べられた。その後内閣府から現状について説明を受け、各議員からそれぞれ情報収集した被災者の声を代弁した。緊張した会議だ。
3月11日(金)晴れ M8.8の 巨大地震
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
いわゆるつなぎ法案ばかりが大きく取り上げられているが、本来の議論をもっと真剣にするべきで、今後の国会日程も見据えながら対応策を検討しています。
●参議院予算委員会の様子
参議院の予算委員会の様子を国対控え室で確認します。長い一日になりそうです。
●1446〜巨大地震発生!/衆議院第一議員会館302
東北地方太平洋沖地震 マグニチュード8.8(後に9.0)
ちょうどその時、衆議院第一議員会館の自分の事務室にいました。午後2時46分に妙なゆれ方で会館が揺れ始めました。普通は30秒から1分以内で揺れはおさまるのですが、今日の地震には驚きました。大きく長い長い揺れが続き、建物全体が軋んだようにギシギシと大きな音が続き、さらに壁の一部が埃のように崩れ落ちてきました。その後は、目の前の官邸の動きをウォッチし、テレビの情報を収集し、自民党本部の「平成23年3月11日大地震緊急対策本部」の設置を確認しました。その後も余震が続きましたが、各事務所とも落ち着き対応していました。今、被害は計り知れません。巨大な津波の流れがテレビに映し出されています。
3月10日(木)晴れ
●1155〜代議士会/院内第24控室→●1210〜本会議/本会議場
まだまだ菅政権与党側からの提案をすべて受け入れる状況に無いことが逢沢一郎国対委員長から報告がありました。今日の本会議は委員会で審議された上がり法案の処理になります。案件は下記二件でした。
@公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第六号)→総務委員会報告→異議なし採決→可決
A海外の美術品等の我が国における公開の促進に関する法律案(文部科学委員長提出、衆法第一号)→文部科学委員長趣旨説明→異議なし採決→可決
●1500〜国会同意人事/院内第24控室
政府側から国会同意人事案件について説明がなされ、PTメンバーで聴きおきました。
●1600〜幹事長室ティータイム/院内第23控室
これからの国会の流れについて色々な意見交換がなされました。
■1601〜谷垣禎一総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 まず、予算関連法案の対応ですが、今日、民主党側から与野党国対委員長会談の席上、予算関連法案をめぐる対処方針が伝えられました。そもそも政府・与党としては、予算とその裏付けである関連法案は一体なものですから、一体で結論を出すのが常道である。予算だけを先行して、参院に送付した今度のやり方は、参院軽視であるにもかかわらず、今頃になって、その場しのぎの処理を持ちかけてくるのは、まずはその前に税法や特例公債法など、本体の処理方針、言い換えれば、この国会をこれからどのように運営して審議していくのか、その基本方針も示さないままで、こういう部分的なことだけを持ちかけてくるのは、私は本末転倒だと思っています。 特に、子ども手当のつなぎ法案などは、先程の参院予算委員会で宮沢洋一参院議員が質問していましたが、現在、参院において審議中の予算と大きな齟齬を生むものです。与党の怠慢、無責任体質の表れと言わざるを得ないということです。 しかし、わが党は、最初から国民生活、経済取引の無用な混乱は回避しなければならない。国際関係に配慮する措置を講ずることは、当然必要であると考えてまいりました。ですから、暫定税率の失効によるガソリンの値下げとか、日銀総裁の空席のような、反対のための反対をするつもりはありません。 ただ、それに乗じて、問題の多い予算関連法案の成立を図ろうとするのは、断じて許されないわけです。平成23年度予算、予算関連法案を成立させることは、将来に渡って禍根を残すというのが、私どもの判断です。経済効果はマイナス、財政規律の欠如、わが党は断固反対してまいります。わが党の基本的な対処方針は、以上の通りでありまして、予算との整合性や関連法案本体の処理の方針と、政府与党は確たる全体像を一刻も早く示すべきだと考えます。 【質疑応答】
Q:主婦年金の救済問題が生じていますが、一連の混乱ぶりをどのように見ていますか。
Q:主婦年金の「課長通達」について、岡本厚生労働政務官が事前に知っていたという事実関係が明らかになりましたが、受け止めをお聞かせください。
Q:予算関連法案について、民主党は租税特別措置法の107項目を抜き出して、これについてつなぎ法案で対応したいとの考えを示しました。谷垣総裁は、「断固反対」と発言していましたが、この租税特別措置法も含まれるのですか。
Q:前捌きが不十分だから、検討できないということでしょうか。
Q:関連で、断固反対というのは、自民党が出した予算の組み替え動議に沿った方向で修正しない限りは、すべて反対ということでしょうか。
Q:無用な混乱について、菅総理が発言した法人税5%引き下げは、産業界はそれを見込んで考えていて、それが年度内に成立しない段階で、既に混乱を招いているのではと思いますが。
Q:無用の混乱と言いますと、租税特別措置法という理解なのか、もう少し幅広い意味なのでしょうか。
Q:先程、政権構想会議から第3次勧告が出されました。公募について、世襲であるとか、地縁、血縁で、人物重視の方針から外れているような気がしますが、受け止めをお聞かせください。
Q:勧告を重視して、執行部として対応されるのですか。
Q:民主党の土肥隆一衆院議員が竹島の領有権の主張の中止の共同宣言に立ち合った件について、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:アメリカ国務省メア日本部長が更迭されましたが、受け止めをお聞かせください。
Q:主婦年金救済の問題について、細川厚相の辞任というのは、これから話し合いをしていく中でどのような位置づけとお考えですか。
Q:案なり、考え方を出すということですか。
Q:案が出た場合に、細川厚相がそのままでも審議、話し合いができるということですか。
Q:東京都知事選挙について、明日11日に石原都知事が進退を表明されますが、現段階でも、石原都知事に出馬を要請しているのですか。 Q:土肥議員の件ですが、自民党として議員辞職勧告決議案まで求める考えはありますか。
Q:今日の夕方、土肥議員が会見して、政倫審会長辞任を表明するようです。それに留まるのか、それよりもっと先まで踏み込むかによって対応が異なるのですか。
Q:主婦年金の問題について、新しい救済策について、無用な混乱を避ける意味では、本国会中に救済策をまとめるのが望ましいとお考えか、それとも細川厚相や長妻前厚相の責任が明らかにならない限り、本国会に成立しなくてもやむを得ないというお考えでしょうか。
Q:都知事選挙について、都連では、まだ石原都知事への出馬要請を断念していないと聞いていますが、出馬する可能性があるという報告が入っているとの理解でよろしいのでしょうか。
Q:メア日本部長の件ですが、米政府としては、かなり素早い対応であったと思いますが、更迭処分をした迅速な対応について、どのような見方をしていますか。
Q:民主党から子ども手当法案の6か月の「つなぎ法案」が提案され、共産党、社民党が前向きのようです。民主党が、共産党や社民党を頼りにしていることについて、どのように思われますか。
Q:政府与党の整理がつかなくなったから、つなぎ法案に追い込まれたのではないでしょうか。要は、国会運営の基本方針がなくて、場当たり的に対応した結果、追い詰められて、つなぎ法案を出すことになったが相場だと思います。そこに対処方針を出せと言っても、示せないと思うのですが。
Q:国民に無用な混乱を生まないことを考えるにあたって、租税特別措置法の関係については、ある程度賛成せざるを得ないかと思いますが、その点、どのようにお考えですか。
Q:メア日本部長の件について、民主党政権下でこのような問題が起こったとのことですが、メア氏は、自公政権時代の駐沖縄総領事で、問題発言を繰り返している人物です。そういった人物が総領事になった上で、沖縄の基地問題が進められたことについて、どのようにお考えですか。 |
3月9日(水)晴れ
●1700〜名古屋市議選応援:東京駅→名古屋→新横浜
名古屋滞在時間30分で、市議選の応援に入りました。現地の個人演説会場には滞在30分で、出番が終了するや否や新横浜に向けて戻るというハードスケジュールでした。現地会場は盛り上がっていましたよ。
3月8日(火)曇り晴れ
■1025〜役員会後 石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明− 参議院予算委員会で、細川厚生労働大臣をはじめ、いろいろな問題が出ている。当事者能力がないことが明らかになったが、我々は、決して大臣を辞めさせるために質問しているわけではない。問題が出てくるからこそ、質問しているのであって、この点は、小坂憲次参議院幹事長が話された通りではないか。
《谷垣禎一総裁発言》
《大島理森副総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《中曽根弘文参議院会長発言》
《小坂憲次参議院幹事長発言》
《石破茂政調会長発言》
《小池百合子総務会長発言》
《河村建夫選対局長発言》
《茂木敏充広報本部長発言》 【質疑応答】
Q:冒頭、「決して大臣を辞めさせたいわけではない」とのご発言がありましたが、一部、参院では細川厚生労働大臣や任命責任が問われている菅総理の問責決議案などに対して言及もあるようですが、石原幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:関連で、問責などではなく、まずは集中審議を求めて政府与党の考え方を質していくのが基本方針ですか。
Q:集中審議について、参院からは5本との声が挙がっていますが、具体的にはどのようなテーマを求めていくのですか。
Q:外務大臣の後任がなかなか決まらない状況で、現状としては枝野官房長官が兼務していますが、G8など外交日程が控える中でのこうした状況をどのように見ていますか。
Q:予算関連法案について、自民党としてはどのように対応していくお考えですか。
Q:予算関連法案について、自民党としても賛成しても良い部分があると思いますが、どのような基準で判断するのですか。
Q:昨日、筒井信隆農林水産副大臣が「このまま支持率が下がって行けば、政権として持たない状況が起こるのではないか。内閣総辞職もあり得るのではないか」との発言をしましたが、閣内からこのような発言が出る現状をどのように見ていますか。
Q:東京都知事選挙について、石原都知事が進退を表明すると言っていた11日まで、あと3日ですが、説得の状況はいかがですか。
Q:最後までというのは、11日までということでしょうか。
Q:丸山和也参議院議員が都知事選挙出馬に意欲を示している報道がありますが、幹事長自身は何か意向を聞かれていますか。
Q:丸山議員は、自民党の支援を求めたいと言っているようですが、自民党として、推薦や支持をする考えはありますか。
Q:予算関連法案について、政府がどのような形で審議するのか言ってくれれば、とのことですが、2月に、民主党の方から、税制改正法案について分離してやるのはどうかと言われました。どのような形で審議するかは、賛成できるところを仕分けして出してくるのか、そういったことを想定して言われているのですか。 |
●国会の様子
午後1時頃国会に到着しました。今日は厚生労働委員会が開かれましたが、遠藤利明先生に代理出席をお願いしました。幹事長控室では江渡聡徳、望月義夫両先生が時間調整のためくつろいでおられました。
●1330〜副幹事長会議/院内第23控室
我が国の将来を憂いて4Kを外し、基本的な予算を組替え動議として提出しましたが、与党民主党は簡単に否決し、原案の丸呑みを与党が要求している状態です。とても協議する「熟議の国会」とは言えないのに、賛成しない野党が非協力的というマスコミ論調もおかしなものです。これからの参議院審議を見守りながらも、我が国を壊されないよう「つなぎ法案」の検討を野党が始めるという珍しい動きに入っています。本来は、それを提案する責任は与党民主党にあるのですが・・・。
3月7日(月)雪雨曇り
●国会の様子
朝から大雪。驚きました。国会周辺は妙に静かです・・・。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
前原外務大臣の辞任を受けて、菅総理の任命責任を問う必要性が逢沢一郎国対委員長の挨拶で述べられました。
3月4日(金)晴れ 参院予算委員会スタート
■今日の国会
衆議院から参議院に送られた平成23年度予算案について、その取り扱いが衆参議長により見解が異なり、一日遅れの予算委員会開会となりました。深夜の衆議院本会議はなんだったのか?
■う〜ん、今日も朝飯がうまい・・・コンビニ・ハンバーガー
全国各地から永田町に集まってきた国会議員たちはほとんどが単身赴任です。福井3区から選出されている高木毅議運理事・副委員長も一人で東京暮らしを楽しんで(?)います。朝ごはんはいつも宿舎と国会の間にあるコンビニで購入したパン類が多く、今日はコンビニ・ハンバーガーでした。美味しそうに食べている木君を見ていると、なんだか和んできます。
■こちら国対控室
逢沢一郎国対委員長、佐藤勉委員長代理、高木毅副委員長、竹下亘副委員長らは新聞各紙のチェック、各委員会対応の情報収集など朝から大忙しです。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
今日から参議院の予算委員会が始まりますが、衆議院では各委員会のセットが重要な仕事になります。しかし、全大臣が参議院の予算委員会にへばり付きになりますので
●0930(0850)〜見守る!参議院予算委員会スタート
参議院の国対メンバーは時間をかけ十分な調査をして質問内容を練り上げてきていました。手ぐすねひいて待っていた参議院予算委員会がいよいよ今日から始まりました。その質疑の様子はテレビで放送されましたので皆さんもご覧いただけたと思います。問題点がさらにあぶりだされ、来週からの攻防も活気溢れるものとなることでしょう。
3月3日(木)晴れ曇り 参院予算審議入り できず
■国会の様子
お天気が良くなったり、悪くなったり。静かな永田町です。
●自民党本部の様子
統一地方選挙に向けて情報収集が行われています。
●1330〜選挙対策本部会議/党本部704
林幹雄選挙対策局長代理の司会進行で選挙対策本部会議が開会されました。まず始めに谷垣禎一選挙対策本部長より挨拶がなされ、愛知6区補欠選、統一地方選挙勝利への決意が述べられました。審議されたのは衆議院愛知県第6区選出議員補欠選挙の公認候補者の選考で、全会一致で丹羽秀樹(38)氏に決定しました。引き続き河村建夫選挙対策局長から第17回統一地方選挙の状況について報告がなされました。自民党公認候補は道府県議会議員選挙に1315名、政令指定都市の市議会議員に261名で、全員当選を目指して取り組んでいきます。
■1625〜谷垣禎一総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 まず、参議院における予算審議について申し上げたいと思います。今日は、予算委員会が立てられていません。与野党で予算審議を流したという報道も見られましたが、実際は、民主党の羽田参議院国対委員長から、「3日の予算委員会は流す。これは、参議院民主党の決定である」という通告があったとの報告を受けています。これは、今まで私どもが聞いたことのない、与党の抵抗による予算審議の見送りということです。与党の審議拒否という今まで想定していない事態です。政府は、開催してくれという要求をしていたにも関わらず、与党が予算委員会開会を拒む、これはまことに政権を持つ者として全く無責任なことです。憲政史上例を見ない異常事態です。よほど国会の議論で、隠ぺいしたい、国民に議論を見せたくない理由があるのではないか、ということになります。我々は、引き続き予算委員会開催の要求を行ってまいります。その上で、バラマキを廃し、その財源を経済効果の高い施策や財政再建に振り向けることが必要だというわが党の予算の考え方に基づいて、予算案の問題点を正して、徹底的に議論していこうということです。 今日のシャドウ・キャビネットでは、高市早苗議員を中心におまとめいただいた「国旗損壊罪」を新設する議員立法、刑法の一部を改正する法律案について、審議をしました。若干、議論の深化を図るべき点がありますので、これを継続することになっています。 【質疑応答】
Q:今日、石原慎太郎都知事が自民党に対し、引退の意向を伝えたという一部報道がありますが、事実関係についてお聞かせください。また、都知事選挙に対する自民党の対応について、お聞かせください。
Q:現段階で、石原都知事が、自民党に対して不出馬を通告したことはないということですか。
Q:自民党として、石原都知事に4選出馬を申し入れることを断念したわけではないということですか。
Q:国家公務員制度の改革について、政府が取りまとめる案で、スト権(団体行動権)の付与は見送られることや、人事院勧告制度を廃止して、労使交渉で給与を決める新制度が柱となる案がまとまったそうですが、総裁のご所見をお聞かせください。
Q:前原外務大臣の政治資金の虚偽記載の問題について、記載ミスがあったことを認めていますが、この件についての自民党の受け止めと、どのように追及するか、お聞かせください。
Q:民主党の佐藤夕子衆院議員が河村たかし名古屋市長の「減税日本」と行動を共にするとして、民主党に対して離党届を提出しました。国会では予算や予算関連法案などの審議などがある中、民主党内でこのような動きとなりましたが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:与党が参院予算委員会において、審議拒否をしている、与党側が審議をしたくない理由があるのではないかとの発言がありましたが、その理由としてはどのようなものがあるとお考えですか。
Q:4月以降、予算執行ができなくなる可能性もありますが。
Q:予算執行ができない場合、その責任は野党にあるとの指摘もありますが。
Q:神奈川県知事選挙について、自民党としては候補者を立てるという方針でよろしいですか。
Q:東京都知事選について、自民党の丸山和也参院議員が出馬を検討しているとの一部報道がありますが。
Q:名古屋市議選などで「減税日本」など地域政党の動きが活発化していますが、統一地方選に向けて、自民党としてはどのような対策、戦略で迫って行こうとお考えですか。
Q:予算が執行できない場合の責任論について、民主党は与党であるにもかかわらず、その責任の矛先は、先に野党に向かうということを作戦として考えているようですが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。 |
3月1日(火)曇り雨 松沢県知事が都知事 選に?
●1150〜国会・党本部の様子
自民党本部幹事長室に到着しましたが、国会議事堂の総裁応接室で役員会が開催されているため、党本部はカラッポです。
■1200〜役員会後 石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明− 今日の明け方に予算が衆院を通過したが、趣旨弁明で申し上げた通り、歳入法案を一切衆院に止め置いて、参議院にフレームだけの予算を送ったということは、憲政史上、許しがたい暴挙だと申し述べたい。予算案に賛成した人が295名しかいない。この数字が持つ意味、もうすでに菅内閣は自壊を始めていて、国民の皆さま方のお気持ちとかけ離れたものになっていると指摘せざるを得ない。
《谷垣禎一総裁発言》
《大島理森副総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《中曽根弘文参議院会長発言》
《小坂憲次参議院幹事長発言》
《河村建夫選対局長発言》
《森英介組織運動本部長発言》
《茂木敏充広報本部長発言》 【質疑応答】
Q:来年度予算について、参議院側はまだ受け取っていない状況とのことでしたが、これは参議院の戦略として審議拒否もあり得るとの認識ですか。
Q:参議院では基本的に質疑には応じて、その中で追及していくことで政権を追い詰めるということですか。
Q:民主党に会派離脱届を提出した16名が本会議を欠席し、民主党内は内紛状態、瓦解状態にありますが、その他にも菅政権に対して不満を持っている民主党所属議員が取りざたされていまして、内紛が広がって可能性があります。自民党としては、そのような状況の中、解散戦略をどのように考えていくのか。具体的には、内閣不信任案、首相問責についてどのようにお考えになっていますか。
Q:神奈川県の松沢知事が東京都知事選に立候補する意向を示しました。現職である石原慎太郎都知事への出馬要請の状況と現在の考え方についてお聞かせください。
Q:松沢知事の神奈川県知事としての手腕はどのように評価していますか。
Q:公共の場を禁煙する条例を作られたりしましたが。
Q:子ども手当の地方負担に反対する意思を表明していますが。
Q:一部報道で、石原慎太郎都知事不出馬とありますが。
Q:松沢神奈川県知事について、一部で石原都知事の後継者との位置づけで動いている人もいるようですが、仮に石原都知事が不出馬となれば、自民党としては松沢知事とどのように対峙していくのですか。
Q:石原都知事とは、幹事長としてだけではなく、親子としても話す機会があると思うのですが。
Q:まだ確認はしていないということですか。
Q:幹事長として要請は。
Q:党としては。
Q:説得は難しいとお考えですか。
Q:民主党所属議員の16人が予算の衆議院採決を欠席した行為について、菅政権の自壊が始まっているとのご発言がありましたが、この16人の行動について政治家としての矜持という観点からは、どのように受け止めていますか。
Q:そこまでして欠席したいという思いもあったと思いますが。 |
●1330〜副幹事長会議/院内第23控室
今日の役員会の議事内容について遠藤利明筆頭副幹事長から報告がなされました。いま参議院へ予算案が送られようとしていますが、今後の対応などについて情報交換がなされました。
●1440〜国対の様子/院内第24控室
昨日の長時間にわたる予算案審議後の国会運営について今後の取り組みが水面下で進められています。