幹事長室2011 |
2011(平成23)年2月 |
2月28日(月)曇り雨雪 予算委員会大詰め
●今日の国会
今日は長丁場の大変な一日になりそうです。午後には雪が降り出し国会議事堂も寒そうでした。
●0850〜国対正副打合せ/院内第24控室
▼予算委員会委員との打合せ/院内第24控室
予算委員会のメンバーと国対委員長が今日の流れと取り組み姿勢を再確認されました。
▼国対正副委員長打合せ/院内第24控室
国対正副委員長打合せも今日の最終局面の処理の方法について最後の確認がなされました。
●0850〜委員長職権による予算委員会・集中審議〜1445/院内第1委員室
▼伊吹文明議員質疑
▼加藤勝信議員質疑
●1840〜控え室で情報交換/院内第24、23控室
腹ごしらえと同時に、これからの動きについて情報交換が行われています。幹事長室では谷垣禎一総裁と大島理森副総裁が全体の流れについて確認されていました。
●1850〜代議士会/院内第24控え室→●1900〜本会議・予算委員長解任決議案/本会議場
第一回目の本会議は午後7時から始まります。案件は「予算委員長中井洽君解任決議案」です。馳浩議員から提案理由の説明がなされ、賛成討論、反対討論がそれぞれ行われました。採決の方法は記名投票で、投票の結果は賛成155票、反対293票出否決されました。この本会議は約1時間かかりました。
●2000過ぎ〜編成替え動議が野党三党により提出
●2340〜本会議・延会手続き/本会議場
わずか1分の本会議ですが、本日審議されてきた予算案の取り扱いをさらに進めるために延会手続きが取られました。
●2600(0200)〜本会議・平成23年度総予算/本会議場
いよいよ平成23年度の総予算が審議されます。予算委員会での経過について予算委員長から報告がなされ、編成替え動議の趣旨弁明が行われ、各党からの討論に入ります。その後、動議については起立採決、そして総予算については記名投票が行われます。その結果は民主党の圧倒的な数には敵いません。
2月25日(金)晴れ
●0800〜予算委員会分科会〜2000/各委員室
予算委員会の分科会が八会場に分かれて一斉にスタートしました。しかし、これも前半でストップ、予算委員会、議運で2月28日の採決が委員長職権により決めてしまったことから野党が猛反発。来週も混乱が続きます。これまで審議拒否もせずに真面目に予算委員会などに対応してきたのに、この仕打ちはないでしょう。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
大変緊張した議論が続きました。最終局面を迎えようとしているのに問題山積なのです。我が党の考え方は、平成23年度予算本体と予算関連法案は一体のもので、分離して参議院に送るのはおかしい。また24日の鴨下議員の質疑時間がまだ15分間未処理のまま棚上げされているが、引き取った予算委員長はこの問題解決のためには、政府に統一見解を示させなければならない。少なくともこれらに丁寧に対応し「熟議の国会」にすべきだ。
2月24日(木)曇り晴れ
●今日の国会
今日は予算委員会と本会議。子ども手当法案の趣旨説明がなされます。
●1245〜代議士会/院内第24控室→●1300〜本会議〜1510/本会議場
為公会例会から代議士会に飛び込みましたが、終了直後でした。出席確認をとって本会議場に移動しました。今日の議題は下記の通りです。
@平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する法律案(内閣提出第九号)→厚生労働大臣より趣旨説明→各党より質疑
●1510〜幹事長室ティータイム/院内第23控室
幹事長室のティータイムに出席したのは、今津寛、西野あきら、塩谷立、江渡聡徳、柴山昌彦、稲田朋美、石田真敏、以上各副委員長と田野瀬良太郎幹事長代理の皆さんでした。これからの国会の流れについて意見交換がなされました。
■1650〜谷垣禎一総裁 定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 まずは、ニュージーランドの地震についてですが、発生から2日が経過したわけです。被災された方々に改めてお見舞い申し上げます。政府には、依然として、安否が不明、行方がわからなくなっている邦人の救出、安否の確認、それと同時に、被災者の支援や現地邦人の保護に全力で対応していただきたいと思います。一方、前原外務大臣は、現地に派遣する政府専用機に被災した家族を同乗させる考えを示していましたが、一転してこれを不可能だとして、ご家族の皆さんを落胆させた話がありました。家族の安否を心配して、不安を胸に抱えたご家族の失望を思えば、あまりにも軽率な発言であったと思います。前原外相には、混乱を招く口先政治を慎んでいただかなければなりません。そして、政府は今一度、事態の重大さを認識して、救出にあたっていただきたいということです。昨日の党首討論でも触れましたが、昨日の午前中、クライストチャーチ在住の日本人の方からお電話を頂き、その中でも「家族を乗せるなどは、どうでもいいから早く救援隊と政府専用機を送ってもらいたい」というご発言があったのは、東京でのこういった混乱が現地にも伝わって、不安感を増幅していたのではないかと思います。 それから、今日の国会ですが、いわゆる国民年金の運用3号の問題で、わが党の鴨下一郎政調会長代理が予算委員会で質問し、政府の方針、厚生労働大臣と総務大臣でおっしゃることが全く異なっている。このことが明らかになりました。これは、閣内不一致、極めて無責任なことです。年金という国民の基本的な権利義務に関わる話でもあり、公平性の観点から慎重な検討がなされなければならない問題だと思いますが、それにもかかわらず、厚生労働省においては、救済策は法律によらず、課長通達で対応したということです。これはおかしいです。法律違反の疑いは、相当濃厚です。結局、今の政権の根本的な問題点は、手続きをあまりに無視しすぎるということに表れています。この問題も、その一つの例だと思います。手続きを無視する、結果もぶれる。このようなことが続いていますから、国会できちっと対応していくということです。 昨日は、菅総理と2度目の党首討論をしました。菅総理は、小沢元代表をめぐる政治とカネの問題については、「党で処分し、けじめをつけた」と意気揚々と発言しましたが、結局はさじを投げたのも同然でして、国民への説明を一方的に遮断する姿勢は、見過ごすことができません。我々は、引き続き証人喚問の実現を求めていきます。 予算関連法案について、衆議院で予算とその歳入を確保する特例公債法、あるいは税法を一括して処理する。そして、参議院に送っていく。参議院でもその両方を見ながら議論していくことが審議の常道です。総理はこの点について、昨日は、明確な答弁をしませんでした。むしろ避けていました。これは予算関連法案の処理を先送る含みを多分に匂わせたものでしたが、これは自らの延命を図るために、国会審議のあり方、あるいは国民生活に関することを弄んでいると言わざるを得ません。年度内成立に全力と意気込んでいる姿勢は口先だけであることを如実に示したと考えています。予算や関連法案を人質に、野党に協力を求めていたわけですが、自らの党内すら統治できていない菅総理に、我々が与していくことはできないということです。我々は、昨日の党首討論でも申しましたが、この予算、関連法案を成立させていくことは、マイナスであると考えておりまして、実現可能な政策をきちっと作る。そして、国民の信頼をきちっと確保し、正統性を担保しながら、統治能力のある政策決定システムをもう一度作らなければならない。そのためには、一刻も早く国民に信を問う必要があると感じる次第です。 そこで、昨日の党首討論でも組み替え動議の話もしましたが、今日のシャドウ・キャビネットでは、平成23年度予算・政府案の正すポイントということについて、審議し、了承されました。我々は、今後、組み替え動議を提出しますが、今日、議論したポイントは、基本的な組み替え動議の骨格そのものです。平成23年度予算・政府案を元に組み替えたわけです。党首討論では、菅総理から「良い案であれば、丸のみさせていただきたい」という発言がありました。本来、予算提出権を持っているのは、内閣です。それこそが政権を担っていることの証ですが、その政権を担っている証をまったく放棄した話でして、これは(民主党から自民党に)政権交代したいという意思を表明したのに、ほとんど等しいと考えております。潔くマニフェストを破棄して、解散総選挙を行っていただきたいと考えます。この政府案の正すべきポイントとしては、いわゆるバラマキ4K政策などの中止によって得られる財源を、景気対策、成長戦略、地域の活性化に振り向けたものでありまして、経済効果がより高い、自民党ならこうするという姿を示したものです。バラマキを廃止することにより、予算規模を89.3兆円として、政府案より3.1兆円スリム化をしました。政府案に比べて、一般歳出3.1兆円を縮減するとともに、国債発行額も1.8兆円減額しました。税政健全化を視野に入れたものとなっています。 【質疑応答】
Q:自民党が作成した来年度予算の組み替え動議は、菅総理が丸のみしても良いくらいの案とお考えですか。
Q:民主党のバラマキ4Kについて、このバラマキにより恩恵を受けている人もいると思いますが、このような人たちにはどのような説明をされますか。
Q:仮定の話になりますが、自民党の組み替え動議を民主党がのむことは、民主党が政権交代した方がよいとの意思表示をしたに等しいとの発言がありましたが、仮に民主党が丸のみして成立した場合、その後の対応というのはどのようなものになりますか。
Q:仮に、民主党が丸のみして、自民党の組み替え動議に基づいた予算を国会に提出してきた場合、その採決には臨むことになりますか。
Q:子ども手当について、本日の本会議で菅総理は、マニフェストを作成する際に、小沢代表(当時)から子ども手当満額2万6000円という議論を聞いたとき驚いたことを覚えているとの趣旨の発言を行いましたが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:先日、経団連の米倉会長が国会議員は給料泥棒だとの発言がありましたが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:はっきりは分からないのですが、国会審議、予算審議の状況を見ての発言だと思いますが。
Q:社会保障と税の一体改革について、民主党は各党の社会保障制度改革案を伺いたいとのことですが、これに応じるお考えはありますか。
Q:自民党が作成した来年度予算の組み替え動議に基づいて、政府・民主党と協議を行う用意はありますか。
Q:関連で、仮に来年度予算の修正協議が行われて、年度内の成立を菅総理から求められた場合は、どのような対応を行いますか。
Q:赤字国債の縮減幅が1.8兆円ですが。
Q:国民新党の亀井代表が、野党も参加した救国内閣を作るべきとの考えを示しましたが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。 |
2月23日(水)晴れ
●0900〜予算委員会・集中審議(菅内閣の政治姿勢)〜1430/院内第1委員室
●1600〜党首討論
2月22日(火)晴れ
※ニュージーランド大地震
※小沢元幹事長に党員資格停止処分
●0900〜予算委員会・中央公聴会〜1605/院内第1委員室
いよいよ中央公聴会が開かれる段階まで予算委員会は進みました。これから先の日程が概ね見えてくると言われるのが公聴会です。午後4時過ぎまで公述人からの意見陳述を受けて質疑が進められました。
■1050〜役員会後の石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明− 今日は、石破政調会長が出演されたNHK「日曜討論」での玄葉大臣の発言は、非常に国民を馬鹿にしているし、私たち野党を非常に愚弄しているのではないかと怒りを覚える。それは、「特例公債法は、年度内に通らなくても良いのだ」と言った点だ。皆さん方に思い出していただきたいが、2週間前に厚い小冊子を作って、(予算関連法案が)成立しないと大混乱になると言っておきながら、年度内成立を必要としないと言うのは、どのような意味があるのか、本当に民主党全体の考えなのか、私は、その点は看過できない問題だと考えている。
《谷垣禎一総裁発言》
《大島理森副総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《中曽根弘文参議院会長発言》
《石破茂政調会長発言》
《河村建夫選対局長発言》
《茂木敏充広報本部長発言》
《古川禎久青年局長発言》 【質疑応答】
Q:今朝の幹部会後に、逢沢国対委員長が予算関連法案に反対していくと発言されました。その中には、関税定率法など自公政権で成立させた法律もありますが、このような法律についても、反対するのですか。
Q:この点については、今朝の役員会で、賛成する反対するといった議論があったのですか。
Q:社民党が予算案や特例公債法、税制改正法に反対する方針を固めたようですが、社民党が野党側に戻ってきたことについて、幹事長のご所見をお聞かせください。
Q:今日、小沢元代表が民主党の倫理委員会に、強制起訴は起訴とは違うということで、処分に対する意見書を提出しましたが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:東京都知事選挙について、松沢成文・神奈川県知事擁立の動きがあるようですが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:役員会での発言で、組み替え動議を準備中とのことでしたが、改めて組み替え動議を出す意義等についてお聞かせください。また、どのような中身をお考えですか。
Q:国会対応について、民主党の幹部の中に、今月28日にも衆議院で予算を通過させたいという発言があるようですが、そういった発言について、幹事長のご所見をお聞かせください。 |
●1145〜党本部幹事長室
役員会等が開かれその整理と総務会対応について田野瀬良太郎幹事長代理、稲田朋美議員、谷畑孝議員らが話し合っていました。しかし、全体的には静かな幹事長控室でした。
●1330〜副幹事長会議/院内第23控室
役員会の概要、党内及び国会の動き等について報告がなされました。各委員会が開催されているため出席副幹事長は少数でした。
2月21日(月)曇り
●今日の国会
今日の国会は午前10時からの予算委員会だけです。しかし朝早くから逢沢一郎国対委員長や馳浩副委員長は国対控室に陣取り情報収集を開始しています。何よりも、トップはいつ何時も、いつもの所に、微動だにせず「居ること」が、安心感や信頼の基本になります。地元対応もままならず辛いことですが、毎日頑張っています。
●0905〜小泉進次郎君、レモン牛乳の美味さに感動!
佐藤勉国対委員長代理が地元の栃木県でつくられているレモン乳飲料を国対事務局の女性の皆さんに差し入れました。自分ももらって飲んだら、その「レモン牛乳」の美味さに感激したと話す小泉進次郎国対委員の脇で、照れ屋の佐藤代理は「そのうちの残りを毎朝頑張っている進次郎君にプレゼントしたんだよ」とのこと。しかし最初に話だけを聞いて、私は「レモンと牛乳で反応は起きないの?」とつまらぬ質問を進次郎君にしてしまいました。すると気を使って、進次郎君が本物の「レモン」を持ってきて、一口ご馳走になったんですが、本当に爽やかすっきりの「レモン牛乳」でうまい。ひとしきり爽やか話題で盛り上がりました。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
今週は衆院予算委員会は詰めの重要な山場を迎えることになると逢沢一郎国対委員長から挨拶がなされ、その後各委員会からの報告を受けました。各紙の世論調査によると菅政権の支持率は20%前後で、低い結果では16%という数字まで出てきました。4Kを含む平成23年度予算を目をつぶって通すことはできません。安易な妥協をせず、野党は協調し徹底的に政権与党を攻めていくことになるでしょう。
●1000〜予算委員会・集中審議(政治とカネ)〜1700/院内第1委員室
午前10時から午後5時まで政治とカネの問題の集中審議が行われました。写真は稲田朋美委員の質疑の様子です。その後、平沢勝栄委員、菅原一秀委員、柴山昌彦委員、武部勉理事から質疑が続けられました。
2月18日(金)雨晴れ強風
●東京のお天気
ベイブリッジの上を通過中、遠くに晴れ間が見えました。方向は多分北西の方角だと思いますが、あれは秩父連山(?)。とても珍しい光景でした。その後、午後になるとドピーカンに。
●今日の国会
●0900〜予算委員会/院内第1委員室
今日の予算委員会は@平成23年度総予算・地方自治全般で特に子ども手当、一括交付金について、A平成23年度予算・TPPについて、以上二件について参考人質疑が行われました。@の参考人は大阪府池田市長・全国市長会社会文教委員長の倉田薫氏、神奈川県開成町長の露木順一氏、慶應義塾大学経済学部准教授の井出栄策氏、千葉県市長会会長・千葉県野田市長の根本崇氏の四名。Aの参考人は社団法人日本経済団体連合会専務理事の久保田政一氏、早稲田大学政治経済学術院教授の堀口健治氏、日本生活協同組合連合会会長の山下俊史氏、横浜国立大学大学院教授の萩原伸次郎氏の四名でした。 各党の代表により質疑が行われ、それぞれの疑問点について専門家としてのご意見をいただきました。
●0910〜国対正副打合せ/院内第24控室
今日も自民党国会対策委員会・正副委員長会議は熱心な協議が進められています。この会議では、与党民主党の考え方を確認し、各委員会の状況の把握と対応について方向性を決定することが目的で、何よりも過去の経過を知ること、そして「真面目に誠意を持って対応すること」が最も重要になります。
2月17日(木)曇り雨
●国会の様子
国会は22日にセットされた中央公聴会と子供手当法審議のための本会議が重なってしまうという日程調整で与野党国対協議がごたごたしています。始末はつき、本会議の方が日程変更となりました。
■1502〜谷垣禎一総裁定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 最初に、昨日、民主党から野党6党による小沢元代表の証人喚問要求への回答が示されました。我々が、政治とカネの問題を乗り越えていこう、ページをめくろうと提案したわけですが、この問題を積極的に解決しようとする意思は全く見受けられず、事実上のゼロ回答と言うべきものであったということです。菅総理も、最終的に私の判断が必要ならば、対応したいと言っておられたわけですが、結局のところ、決断の先送りである。逃げの姿勢に終始していると言わざるを得ません。また、民主党の自浄能力に大いにクエッションマークがつくという現状です。衆議院での予算案通過までに責任を果たすということですが、まさに方便としか言いようがないのではないかと思います。我々は、引き続き証人喚問の実施を要求していくということです。 それから、今日は民主党議員16名が衆議院の民主党会派を離脱するというニュースが飛び込んで来ました。この16名の方々の記者会見等々を伺うと、まさに我々が従来指摘していたマニフェストの旗、あるいは政権の正当性の崩壊を、民主党・与党の内部からそれを認める声が大きく出てきたということです。そして、党内の権力闘争を国会にまで持ち込んでくる民主党の姿勢、これは憲政の正常な姿とあまりにも違う。政党崩壊の序曲が始まったということではないかと思います。代表として、党内をコントロールすることすらできない。院内会派の維持すら難しくなっている。こういう今の政権に、日本の舵取りを任せておくことはできないということがますます明確になってきたわけです。私も何度も党首討論等でも申し上げておりますが、こういった行き詰った現状を打開するためには、もう一度国民に信を問うて、国民との信頼関係を作り直していくことがなければならない。この思いをますます強くしたところです。 最後に、民主党の国会運営について、野党が反対する中で、地方公聴会から1週間の間をおいて(中央公聴会を)セットするというルールがありましたが、その1週間ルールも破って、職権で公聴会を設定したわけですが、その直後に子ども手当法案の本会議も職権でセットした。このちぐはぐぶり、結果として本会議は延期されることになりましたが、結果として無用な混乱を招いただけであったということです。熟議の国会ということを菅総理は掲げていますが、与野党の話し合いとか丁寧な国会運営と全く逆のことをやっている。言っていることとやっていることが全く違う。与野党間の信頼関係を築くことがますます難しくなってきたと言わざるを得ません。 【質疑応答】
Q:民主党所属議員の16名が会派離脱届を岡田幹事長に対して提出しましたが、今後、自民党として、この勢力とはどのように連携する、できる可能性があるとお考えですか。
Q:時事通信の世論調査で、菅内閣の支持率が17.8%と民主党政権で過去最低を記録しました。一方で、民主党と自民党の政党支持率は下落傾向、「支持政党なし」が増加傾向にありますが、谷垣総裁の受け止めをお聞かせください。
Q:「支持政党なし」が増加していることについて、既存政党への不満が背景にあるのではとの見方もありますが。
Q:本日、社民党の阿部知子政審会長と民主党の城島光力政調会長代理が国会内で会談し、特例公債法についても、社民党は賛成するのは難しい、反対になりつつあると発言したとのことです。自民党としては、特定公債法については否決するということで変わりありませんか。また、協議については、政府の方から、何らかの呼びかけがなければ、対応策を考える必要はないというスタンスに変わりはありませんか。
Q:冒頭、「行き詰った現状を打開するためには、もう一度国民に信を問うて、国民との信頼関係を作り直していくことがなければならない」と解散総選挙を求めましたが、民主党内の亀裂が深まる中、早期解散を求めていく戦略が具体的になっていくとお考えですか。
Q:15日(火)に、国民新党の下地幹郎幹事長が「郵政法案が今国会で成立しない場合は、倒閣運動に踏み出す」という発言がありましたが、倒閣運動に踏み出した場合の自民党の対応について、お聞かせください。
Q:先日、ワタミグループの前会長の渡辺美樹氏が東京都知事選挙への出馬を表明しました。渡辺氏は、かつて自民党政権下で、教育再生会議に参加するなど、どちらかといえば自民党が発掘した人材というイメージも強いのですが、渡辺氏の出馬について、どのようにお考えですか。また、現職の石原慎太郎都知事に出馬してもらいたいというお考えに変わりはありませんか。
Q:コントロール不能な混乱とおっしゃいましたが、どのような事態を想定しているのでしょうか。もし、混乱した場合、どのように自民党は進んでいくとお考えですか。 |
●1830〜自民党川崎市連・新春政経文化パーティー/ホテルKSP3Fホール
恒例の自民党川崎支部連合会の政経文化パーティーが開催されました。統一地方選挙を目の前にしてまさに決起大会になりました。私は自民党横浜市連会長としてのご挨拶を述べました。
●2100〜石原伸晃幹事長懇談会/都内
国会の流れについて石原伸晃幹事長から説明があり、政権奪還に向けた作戦会議になりました。
2月16日(水)晴れ曇り
●国会・党本部の様子
党本部は静かです。しかし参議院本会議では丁々発止の議論が続けられています。
●国会の様子/自民党国対控え室
予算委員会の日程が注目されています。佐藤勉国対委員長代理は毎日朝から晩まで国対控室に陣取って指示を出します。今後の日程などはここへ来ると理解できます。毎日佐藤代理に接触することが私の仕事。まさに縁の下の縁の下・・・。
●1440(1300)〜予算委員会・集中審議(外交・安保等)〜1730/院内第1委員室
今日の予算委員会は外交・安保等の集中審議です。次から次へ起きる外交・安保関係問題について、自民党は13:30〜町村信孝議員、14:05〜中谷元議員、14:40〜赤澤亮正議員の各氏が質疑に立ちました。
2月15日(火)晴れ
●党本部の様子
今村雅弘(佐賀2区)衆議院議員
今村雅弘議員や今津寛議員らが党本部の幹事長室で時間調整をしています。小池百合子総務会長はスタッフと共に忙しそうに飛び回ります。
●国会の様子
いつまでたっても本会議が始まりません。院内の国対の部屋に皆さん集まり情報収集です。
■1050〜石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明−
民主党の幹部の方々から、税法等々を野党の皆さん方と話をして出し直すという発言が出ていることは、本末転倒ではないかと思う。今日の午後から、国税・地方税の議論の最中に入ろうとする中、法案を出し直す話をすることは、何を考えているのか、非常に疑問だ。
《谷垣禎一総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《小坂憲次参議院幹事長発言》
《石破茂政調会長発言》
《小池百合子総務会長発言》
《河村建夫選対局長発言》
《茂木敏充広報本部長発言》 【質疑応答】
Q:予算関連法案への対応について、解散戦略の中でどのように位置付けられていますか。
Q:予算関連法案を出し直すというのは本末転倒だと発言されましたが、基本的にはそういう与党の方針には応じないということでよろしいですか。
Q:賛成できる関連法案は何かと分ける作業はされますか。
Q:つなぎ法案を出して処理する考えはありますか。
Q:与党の方から提案があった場合は、検討に入るということですか。
Q:東京都知事選について、本日、ワタミの渡辺美樹会長が立候補の意思を示しましたが、東京都知事にはどのような人物像が望ましいとお考えですか。
Q:関連で、石原慎太郎都知事への出馬要請の状況はいかがですか。
Q:小沢氏の処分問題について、野党側は再三、証人喚問の回答を求めていますが、事実上、民主党は拒否をしている状況だと思います。逢沢国対委員長は、公聴会の議決までに回答をと発言していますが、現状の受け止めをお聞かせください。
Q:予算審議と公聴会の関係はいかがですか。
Q:東京都知事選に出馬表明した渡辺氏についての印象は。
Q:石原慎太郎都知事に、もう一度出馬してほしいというのは変わりありませんか。
Q:各社の世論調査で、菅内閣の支持率が20%を切る勢いですが、石原幹事長の所見をお聞かせください。
Q:石原慎太郎都知事への出馬要請について、石原幹事長ご自身がされることはないということですか。 |
●1410(1245)〜代議士会/院内第24控室→●1420(1300)〜本会議〜1740(1620)/本会議場
午後1時から開会されるはずだった本会議の開会が遅れました。原因は安住淳国対委員長の発言。つまり予算関連法案を分離して審議したい、その対応について直ちに整理して与野党国対に報告するとの発言が、それなら法案を出しなおす必要が生ずると野党ともめてしまったのです。国会運営に変化球は余り通用しません。これまでの議論の進め方を良く勉強しなければ全体の取りまとめはできません。もっと慎重に進めて欲しい。
▼今日の本会議案件
@検査官、国家公安委員会委員、宇宙開発委員会委員、労働保険審査会委員、中央社会保険医療協議会委員、社会保険審査会委員長及び委員並びに運輸審議会委員の任命につき両議院の同意を求めるの件→異議なし採決1回・起立採決2回→いずれも同意
A平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案(内閣提出第1号)→趣旨説明→質疑
B所得税法等の一部を改正する法律案(内閣提出第2号)→趣旨説明→質疑
C地方税法等の一部を改正する法律案(内閣提出第4号)→趣旨説明→質疑
D地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣提出第5号)→趣旨説明→質疑
E公害防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第6号)→趣旨説明→質疑
●1800(1620)〜副幹事長会議/院内第23控室
16:20からスタートするはずだった副幹事長会議は、本会議開会の遅れに伴い、18:00ころ開会されました。そして、本日行われた役員会の議事内容が報告され、その後これからの取り組むべき課題について書く副幹事長から報告がありました。
2月14日(月)曇り 地方公聴会(北海道・福井)
●今日の国会の様子
今日は予算委員会の地方公聴会が開かれており、予算委員会メンバーは二班に別れ北海道と福井へ出張です。国会は静か、静か・・・。そんな時にも佐藤勉国対委員長代理は一人で自民党国対事務局を激励し続けます。いつも「居ること」が大切なんですね。
●1200〜国対正副打合せ/院内第24控室
逢沢一郎国対委員長(岡山1区)
佐藤勉国対委員長代理(栃木4区) 井上信治副委員長(東京25区)
山本順三副委員長(参・愛媛) 坂本哲志副委員長(熊本3区)
岡田直樹副委員長(参・石川) 橘慶一郎委員(富山3区)
今日は月曜日、全国各選挙区から国会議員が上京する移動日です。それだけに国対正副打合せは、いつもの9時10分から12時に時間をずらせて開会されました。それでも出席者は少数でした。一生懸命駆けつけた議員は上記にご紹介しましょう。議事は予算委員会の進捗状況について確認が行われ、今後の日程について協議されました。
2月10日(木)曇り
●0900〜予算委員会・一般的質疑/院内第1委員室
今日の予算委員会では、平沢勝栄議員が10:00〜10:30まで、そして柴山昌彦議員が10:30〜11:00まで質疑に立ちました。
■谷垣禎一総裁定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】 今週8日(火)に自然災害対策本部の会議を開きました。5日(土)に災害視察を行った宮崎県、鹿児島県の状況について、報告を行いました。いずれも、霧島の新燃岳噴火の降灰による農作物や呼吸器を中心とした健康への被害、噴火による観光への風評被害等々、依然として厳しい状況にあることを再認識したところです。今週末は雨が降るということで、土石流及び泥流発生の危険が懸念されているところですので、政府においては、関係機関、地元自治体と連携を強化して、住民への情報提供を密にして、地域の安全確保に全力を尽くしていただきたいと思います。 昨日のぶら下がりでも申し上げましたが、菅総理が就任して8か月経過してはじめて党首討論が行われました。国民も大きな関心を持って見ていただいたと思いますが、率直に申し上げて、野党時代に、弁舌に極めて卓越した力を発揮した菅総理のかつての姿は見る影もなかった。弱々しく逃げの姿勢であったという印象を持ちました。あの中で、協議に応じろということを菅さんから求められたわけですが、マニフェスト破綻による国民との契約違反を棚に上げて、そのマニフェスト違反に加担せよ。しかも、与党の確固たる姿勢もないまま、協議に応じろと言うのに、これは応ずるわけにはいかない。八百長相撲の片棒を担ぐつもりはないことを申し上げたわけです。総理の本気度が見えない中で、税制の抜本改革に対する国民の信頼を作っていくのは不可能だと思っています。わが党は、既に具体的な案を国民に提示しておりまして、民主党は消費税率引き上げを明記した新しいマニフェストを提示して、国民に堂々と信を問うべきだと考えます。菅さんは、昨年の参議院選挙で、税を協議することが(マニフェスト2010に)書いてあるとおっしゃいましたが、政権選択の選挙は、参議院ではなく、衆議院ですので、その政権選択の選挙で唱えられたことはきちんと総括し、新しいものを出すという形で国民に問う必要があると考えています。 第三に、小沢一郎元代表の証人喚問問題です。今日、菅総理と小沢元代表が会談をして、終わったかどうかの報告は受けていませんが、菅さんは小沢さんに出処進退、けじめを求めていくとのことですが、結局のところ、民主党のこの問題に対する自浄能力の無さ、総理の決断力、リーダーシップの欠如というものが露わになってきたのではないか。我々は、引き続き証人喚問を求めていくということです。 最後に、今週7日(月)に、拉致家族会の皆さまと面会しました。わが党の拉致被害者家族への募金を支援金として、家族会にお渡しするということで、お出でいただきました。面会に併せて、意見交換を行いました。この問題は、民主党政権になってから、進展していない、後退しているということです。拉致問題は明らかな国家的犯罪でありますので、我が国の主権に係る問題です。わが党としても、引き続き全力を傾注しなければならないと思っています。 【質疑応答】
Q:菅政権による社民党へ接近の動きが見られますが、3分の2の再可決を見越した動きについて、総裁のお考えをお聞かせください。
Q:(社民党への接近による)外交面への影響はどのようにお考えですか。
Q:枝野官房長官へのJR総連の献金について、総裁はどのようにお考えですか。
Q:小沢氏の証人喚問について、与野党国対委員長会談で、民主党の安住国対委員長が社民党と国民新党が反対しているから実現できないから、政倫審でとの趣旨の発言をしていますが、野党の足並みをそろえる意味でも、社民党に対して証人喚問に賛成するよう働きかけるお考えはありますか。
Q:愛知県知事選挙と名古屋市長選挙の結果、地域政党が勝利を収める形となりましたが、今後の統一地方選に向けて、地域政党とはどのような連携をしていくおつもりですか。
Q:関連で、愛知県知事選に出馬した大村氏への党としての処分問題について、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
Q:大村氏を応援した中堅・若手議員に対しては、どのような処分を行いますか。
Q:東京都知事選について、先日、石原伸晃幹事長が現職の石原慎太郎都知事に出馬をお願いしたいとの意向を示しましたが、谷垣総裁のお考えをお聞かせください。
Q:4期16年が長すぎるとの指摘がありますが、総裁のご所見をお聞かせください。 |
2月9日(水)曇り
●今日の国会
今日は菅総理誕生以来はじめての党首討論が行われます。
●1000〜予算委員会・一般的質疑〜1500/院内第1委員室
国会は予算委員会以外は開会されていませんので、議事堂内は大変静かです。国対の控室には佐藤勉国対委員長代理が予算委員会の様子を確認しながら一人で店番をしていました。しばらくの間、情報交換を行いました。
●1600〜国家基本政策委員会(党首討論)/参院第1委員室
自民党谷垣禎一総裁、公明党山口那津男代表が菅直人総理と党首討論を行いました。激しいやり取りが繰り広げられましたが、菅総理は消費税を含む税政抜本改革について平成23年度中に関連法案を国会に提出する考えを表明しました。時間が短すぎますね。
●1800〜政務懇談会/都内
総務省関係の課題について意見交換が行われました。
2月8日(火)晴れ
●0900〜予算委員会・集中審議〜1500/院内第1委員室
今日の予算委員会は、午前9時45分から11時までが茂木敏充衆議、11時から12時までが棚橋泰文衆議が質問に立ちました。社会保障などマニフェストの財源問題等について質疑が行われました。
●1330〜副幹事長会議/院内第23控室
予算委員会は粛々と進められていますが、その過程で様々な問題が発生してきます。一つひとつをここで明らかにできませんが、執行部としてどのように判断し対応していくか真剣な議論が進められています。
■石原伸晃幹事長記者会見
役員会後 石原伸晃幹事長記者会見 【冒頭発言】 −役員会の内容説明− 昨日来、民主党の皆さんが社民党にすり寄ろうとする姿というものは、政治の信頼を著しく失墜しているような気がしてならない。普天間基地の問題を元に戻せと言うところと、どうして一緒になろうとしているのか。そういう態度を見せれば見せるほど、今、衆議院で予算委員会が行われているが、国会で協議しようという総理の言葉がむなしく聞こえてならない。
《谷垣禎一総裁発言》
《大島理森副総裁発言》
《石原伸晃幹事長発言》
《逢沢一郎国対委員長発言》
《脇雅史参議院国対委員長発言》
《小坂憲次参議院幹事長発言》
《石破茂政調会長発言》
《小池百合子総務会長発言》
《河村建夫選対局長発言》
《今村雅弘団体総局長発言》
《保利耕輔憲法改正推進本部長発言》 【質疑応答】
Q:愛知県知事選挙が終わりましたが、大村氏の処分はどのようなものになりますか。また、衆議院愛知6区の補欠選挙が行われますが、どのような対応をされますか。
Q:東京都知事選について、自民党幹事長として石原都知事の擁立を求めるお考えはありますか。
Q:石原都知事は、4選出馬について前向きに考えておられますか。
Q:愛知県知事選の開票結果を見ると、大村氏や河村氏が大勝していて、既存政党が大きく負けている現状です。これは既存政党への不満の表れとも取れますが、幹事長のお考えをお聞かせください。
Q:統一地方選では、どのような連携をして、またどのような対立軸を示すのですか。
Q:大村氏と連携している河村氏について、ポピュリズムという批判の声がありますが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:明日、菅政権において初の党首討論が行われますが、自民党としてはどのような問題点を指摘して、追及していくお考えですか。
Q:東京都知事選について、幹事長としては石原都知事にぜひともとのことですが、どのような理由でそのようにお考えになるのですか。
Q:政治状況というのは、閉塞感という意味ですか。
Q:小沢一郎元代表への処分問題について、民主党の岡田幹事長は、党員資格の停止で調整をしているようですが、幹事長の受け止めをお聞かせください。
Q:中央公聴会までに証人喚問を求めるということで、小沢氏に対して処分が出たとしても、それと証人喚問の実現は関係ないとお考えですか。
Q:民主党が社民党にすり寄っていることについて、普天間問題や法人税減税など考え方の違いがあるにもかかわらず、このような行動に出ていることについて、幹事長の受け止めをお聞かせください。 |
2月7日(月)晴れ
●0850〜国会の様子
旧衆議院第一議員会館は完全に撤去され、新しい議員会館がすくっと青空に立ち上がっています。今日は衆議院で予算委員会が予定されています。小野寺五典衆議、小泉進次郎衆議が一時間ずつ質疑に立つ予定です。
●0900〜こちら国対控室
こちら国対控室。福井3区選出の高木毅議運理事は、「単身赴任で、朝飯はコンビニのサンドウィッチに牛乳。毎日、毎朝ですもんね〜」と歯を食いしばって激務に耐えています。
●0910〜国対正副委員長打合せ/院内第24控室
今朝も定刻の午前9時10分から国対正副委員長の打合せ会が開かれました。逢沢一郎国対委員長の挨拶に続き、各委員会担当から報告がなされました。今朝も気合の入った打合せ会になりました。私からは昨日の愛知県知事選挙、名古屋市長選挙について、石原伸晃幹事長の受け止めを報告しました。
●1000〜予算委員会・一般的質疑〜1700/院内第1委員室
午後1時から小野寺五典衆議、午後2時から小泉進次郎衆議が質問に入り、それぞれ一時間ずつ、マニフェストに対する政府の取り組み姿勢について質しました。
2月4日(金)晴れ 立春
●0830〜今日の国会
左手が国会議事堂。正門の前の通りはまだ静かですが、今日もこれから厳しい国会論戦が始まります。
●0850〜国対正副委員長打合せ/院内第24控室
逢沢一郎国会対策委員長のもと予算委員会開会の前に国対正副打合せが行われました。佐藤勉国対委員長代理の進行で、各委員会の状況が確認されました。このこつこつ重ねられる情報交換が国会運営を支えます。縁の下の縁の下、果たすべき責任を自民党の国会議員は良く理解しています。
●0900〜予算委員会・一般的質疑〜1600/院内第1委員室
国会議事堂の三階の第一委員室(予算委員会が開かれる会議室)の丁度背中側に、写真左の小さな休憩室があります。お洒落なホッとする空間です。
佐田玄一郎代議士が八ッ場ダム地元の皆さんの苦しみを訴え、前原元国交大臣の無責任な中止劇・変節のマッチポンプ・パフォーマンスを痛烈に批判しました。
2月3日(木)晴れ 八百長相撲認める
●0900〜予算委員会〜1705/院内第1委員室
本日の予算委員会の自民党質疑時間は午前中のみに変更され、0900〜1000 斎藤健衆議、1000〜1100 田村憲久衆議 1100〜1200 小里泰弘衆議が質疑に立ちました。
●1600〜ティータイム・副幹事長意見交換会/院内第23控室
情報交換ティータイムです。田野瀬良太郎幹事長代理を中心に情勢の分析が行われました。
●1800〜政務懇談会/都内
江渡聡徳副幹事長らと今後の国会対応について意見交換を行いました。
■石破政調会長記者会見
石破政調会長記者会見議事録 【石破 茂】 政策会議の報告です。案件は2つです。一つは財政健全化法です。この法案は参議院に提出したいと考えております。本日の政策会議を通りましたので、シャドウ・キャビネット、総務会の議を経て提出させていただきたいと考えております。これは年次がずれますので、所要の改正を行っております。よく政府から超党派の協議について話があるが、これは修正する前もそうであったが、法律第9条の第2項に、「措置が講ぜられるにあたっては、政府により作成された当該措置に関する素案に関して、党派を超えた国会議員により構成される会議を設置し」ということになっている。措置を講ぜなければならないということを政府に課しているわけであるが、党派を超えた国会議員により構成される会議、これが超党派の協議でありますが、政府が案をつくらなければ、この協議は始まらないということであります。シャドウ・キャビネット、総務会を通った後、また正式にご説明したいと思っております。党内手続きを早期に通し、早急に国会に提出したい。 もうひとつは、かねてからご案内していた政策アンケート、いわゆる一人一法案です。これの説明が赤澤亮正総選挙公約検討委員会事務局長からありました。都合470法案でています。詳細まで記したもの、目的だけを記したもの様々ではあります。衆議院からは262の政策、参議院からは193の政策がでています。わが党所属衆議院議員は副議長除き116名、参議院議員は83名です。そのほか選挙区支部長から8名でております。提出頂いた方は146です。衆議院、参議院とも大多数の方にご提出をいただきました。これは、これから各省庁別に分けて、各部会でご議論頂きたく思います。そして精査し、今国会に議員立法として提出する、あるいわ総選挙における政策カタログに掲載したいと考えております。先般、総裁からご指示があったように3月末をめどに公約を作りなさいということであります。ただ、国家戦略本部から出てくるものもあるかと思います、それも併せて3月末ということを念頭においてやりたいと考えています。私からは以上です。 【質疑応答】
Q:一人一法案だが、具体的に紹介してもらえないだろうか。
Q:147人が提出したということだが、全議員提出されたのか、そのあたりを。
Q:財政健全化法ですが、何か文言等変わった点はありますか。
Q:2点伺いたい。1つは菅総理が施政方針演説で言ったTPPに関する超党派での協議について、2つ目は、政調会長が会見でおっしゃっている3月、これは単純に賛成、反対ということではないと思うが、自民党としてなんらかの対応方針をまとめるのかという点につてお伺いしたい。
Q:税と社会保障に関してです。政府は社会保障の改革案を4月に出すといっているが、統一地方選挙の前に出すべきであると考えますか。
Q:メドヴェージェフ始めロシア政府高官が北方領土を訪問している。先週も地域開発担当相が記者会見して、北方領土をロシア領として開発していくと言っている。それに対して、民主党政権は遺憾であると繰り返すだけだが、そういう民主党の外交姿勢についてどう考えるか。また岡田幹事長に、北方領土は不法占拠かと聞くと、外交交渉なので、相手が嫌がることは言わないという答えだったが、政調会長は不法占拠と考えるか。 |
■谷垣禎一総裁定例記者会見
谷垣禎一総裁 定例記者会見 【冒頭発言】
まず、霧島の新燃岳、豪雪災害についてですが、新燃岳の方は、昨日も爆発的噴火が確認される。依然として活発な活動が継続しているわけです。豪雪についても、日本海側を中心に大変な被害が続いております。今日も、私の選挙区も日本海側ですので、選挙区から何人かお見えになりましたが、大変な被害が続いています。いずれも予断を許さない状況です。そこで、我が党としても、1日(火)に、平成23年党自然災害対策本部を作り、災害対策特別委員会(溝手顕正委員長)を開き、被害状況、あるいは政府の対応等々について、報告を受け、議論しました。地域住民の皆さま方には心からお見舞い申し上げますと同時に、私自身も今週5日(土)、宮崎県と鹿児島県の被災地域に、視察に参ります。火山灰による農業被害、あるいは住民生活への影響等を把握したい。少しでもお助けするようなことをしたいと思っています。政府においても、関係機関、地元自治体との連携をさらに密にして、早急な被害の把握に努め、住民への情報提供も密にして、復旧に向けて全力を尽くしていただきたいと思います。また、鳥インフルエンザも新たに発生しております。関係者の皆さんにお見舞いを申し上げるとともに、政府においても情報収集と危機管理に、さらに万全の対策を取ってもらいたいと思っています。これが第一点です。 【質疑応答】
Q:愛知県知事選挙について、各報道機関の調査では、2大政党が応援する候補がいずれも支持されていないようですが、総裁のご所見をお聞かせください。
Q:財政健全化責任法について、解散を求めていく党の方針と、この法案を出して成立を求めていく中、どのようにこの法案を位置付けているのか、詳しくお聞かせください。
Q:菅総理が呼びかけている税と社会保障の協議について、これまでの議論の進み具合について、どのようにお考えですか。また、そのために菅総理が一本釣りした与謝野大臣について、自民党からは与謝野大臣に対する不信感の声が聞かれますが、与謝野大臣の存在がそうした議論の障害になっている側面があるのでしょうか。
Q:財政健全化責任法を、参議院に提出する理由をお聞かせください。また、衆議院での取り下げには、委員会での説明が必要ですが、民主党サイドは取り下げに反対する、委員会にかけない意向です。取り下げが実現しなくても、参議院に提出することになるのでしょうか。
Q:それでは、過去、なぜ衆議院に提出したのですか。
Q:衆参の役割ということで、財政健全化責任法は予算の中身に関わる法案だと思いますが、どちらの院でそもそも議論することが望ましいとお考えですか。
Q:愛知県知事選挙について、一部の自民党議員が大村秀章候補の応援に現地に入っており、自民党分裂とも言われていますが、どのような距離感で臨まれますか。
Q:知事選後も、その考えは変わりませんか。
Q:党首討論が行われることになりましたが、どのような意気込みで臨まれますか。また、しばらく党首討論が行われていなかったことについて、どのようにお考えですか。
Q:TPPについて、自民党として対応を決める時期はいつごろになりそうですか。3月末にまとめる予定の政権公約には、反映させるおつもりはありますか。
Q:予算委員会の審議が進んでいますが、一部党内からあまりにもスムーズに進みすぎていて、解散に追い込むのは難しいのではとの声が聞こえてきますが、今後はどういう方針で臨んでいきますか。
Q:菅総理のいとも簡単にマニフェストを修正する姿勢をどのように見ていますか。 |
2月2日(水)曇り
●0900〜予算委員会・基本的質疑〜1700(自民党質疑時間1500〜1700)/院内第1委員室
予算委員会が開会されています。委員として委員会室に入る者、国対の控室でその流れを見守る者、それぞれの立場で国会運営に注目しています。自民党国対控室では高木毅議運理事、松野博一副委員長、竹下亘副委員長が資料に目を通し、奥には平沢勝栄代議士と意見交換し頭を抱える佐藤勉国対委員長代理が・・・。
●1200〜国会対策委員会と衆議院各委員長・理事との打合せ/院内第24控室
これからの各委員会の運営について、その取り組みの方向性を合わせるための各委員会委員長と理事者による打合せ会が開かれました。昼ごはんの牛丼を突っつきながら、真剣な議論が続きます。
●1600〜予算委員会混乱/院内第1委員室
金子一義代議士の質問・資料要求に委員会は立ち往生。質問・資料要求に応えるよう金子代議士は一歩も引きません。結局質疑時間を残して、次回に延長になりました。
●1830〜国対正副懇親会/都内
夕刻は都内の料理屋で国対正副委員長の懇親会が開催されました。幹事長室からは国対担当の石田真敏副幹事長と私が参加しました。皆さん元気一杯です。