総務大臣政務官室2004 |
2004(平成16)年6月 |
6月28日(月)晴れ
●1300〜高齢者・障害者向け通信・放送サービス充実研究開発/成果発表会
午後1時に虎ノ門パストラルに到着。デモンストレーション会場で慶應義塾大学SFC研究所、三菱電機コントロールソフトウェア梶A潟Cンフォーメーションヒーローズ、潟Vーフォーテクノロジーズ、潟tォーハーフ、潟激Xキューナウ・ドット・ネット、ケージーエス梶Aビーユージー梶A該OZAN各社の高齢者・障害者向けの開発状況を拝見しました。とてもここでは書ききれませんので省略しますが、高齢の方や様々な障害を持った方に便利に使っていただける仕組みが開発されており、実用化一歩手前というものもいくつかありました。午後1時30分からは「高齢者・障害者向け通信・放送サービス充実研究開発/成果発表会」が開催され、先立って主催者である独立行政法人情報通信研究機構の加藤邦紘理事からご挨拶があり、引き続き私から総務大臣政務官としてのお祝いのご挨拶を述べさせていただきました。この意義ある研究開発によって、高齢者や障害者にとっても、もっと安全で便利な社会づくりが進むことに期待しています。
6月25日(金)曇雨?
●1600〜第30回放送文化基金賞贈呈式
本日午後4時から海運ビル2F国際会議場にて、(財)放送文化基金設立30周年記念式典にお招きいただきました。また、第30回放送文化基金賞の贈呈式が引き続き開催されました。私は式典でご挨拶する機会を頂戴しました。大正14年にラジオ放送、昭和28年にテレビ放送が開始されましたが、昨年の12月に開始された地上デジタルテレビジョン放送はまさに第3の波。デジタル時代に向け、ハードばかりではなくソフト、放送番組の質の向上が求められています。ますます、放送文化基金の役割は大きなものになってきました。これからの活躍、発展に期待します。
6月23日(水)晴
●1630〜ケーブルテレビ2004/総務大臣賞贈賞
今日は東京ビッグサイトに行きました。ケーブルテレビの関連業種の皆さんが広い会場に数え切れないほどのブースを出し、最新の技術やコンテンツが展示されていました。テレビ本体はケーブルテレビ会社に置き、モニターだけを家庭に設置する新しい仕組みには驚きました。米国などからは引っ張りだこなのに日本の反応は今一とか。また建物内の配線を簡便にするきめの細かい新製品やデジタル化に向けた様々なハードが展示されていました。そして、コンテンツもオリンピックの歴史的場面を過去にさかのぼって見ることのできるものや、もう一度見てみたい映画や音楽など幅広い分野のコンテンツが大変身近になっていました。
視察を終えると「日本ケーブルテレビ大賞」番組コンテストの贈賞式に、麻生太郎大臣の代理で出席し、私から最優秀賞として総務大臣賞を授与させていただきました。受賞したのは上田ケーブルテレビジョンで、障害児の奮闘ぶりを自然な眼で追いかけた番組が選出されました。受賞者の皆さんと記念写真を撮り、懇親パーティーまでの時間を利用し、洋光台第四小学校の5年生が取り組んだ田植えから稲刈り、飯炊きまでの様子を記録した横浜テレビ局の番組を小林信武社長の説明を伺いながら拝見しました。地域の中で生き生きと活動している子供たちの様子を地元の皆さんが知ることによってさらに郷土愛が芽生えます。まさに地域地元に密着したケーブルテレビならではの番組でした。そして「懇親パーティー」では、来賓を代表しての挨拶を述べる機会をいただき、これからのデジタル化に向けてさらに力を合わせ発展していただきたいと願いました。
6月17日(木)晴
●1315〜省議/総務省・麻生太郎大臣から訓示
内閣から提出され成立した法案は130本。そのうち我が総務省は14本の法案提出で、その全部が成立しました。その法案は次のとおりです。@地方税法、A所得譲与税法、B地方交付税法、C成田財特法、D電波法及び有線電気通信法、E行政機関定員法、F地方自治法、G市町村合併特例法、H市町村合併特例法(新法)、I地方公務員法及び任期付採用法、J地方公務員等共済組合法、K消防法及び石災法、L平成16年度NHK予算、M日本学術会議法、以上の14案件でした。
6月16日(水)晴:すこし涼しい
●0920〜総務委員会/今国会最終委員会分館17委員室
いよいよ今日は通常国会の最終日です。午前9時20分から衆議院分館第17委員室で総務委員会が開催されました。今国会では最終の委員会で、請願を処理し、閉会中の審査案件を決定しました。これからは7月11日投開票の参議院選挙が最大の課題になりますが、それが終了すると8月の概算要求に向けて、自民党政調の各部会の活動が活発になります。与党側は夏休みも無しで17年度の予算の組み立てになります。総務省の案件はすべて処理していただきましたが、総務大臣政務官としての初めての経験は刺激的なものでした。しかし、役所に休みはありません。明日から省議など今後に向けての仕事が始まります。
●1730〜(社)情報通信設備協会懇親会/メルパルク東京
本日午後5時30分からメルパルク東京で開催された社団法人情報通信設備協会第50回総会後の懇親会に総務大臣政務官としてお招きいただきました。時代の要求でさらにブロードバンド化、デジタル化が進みますが、それに対応する基盤整備やコンテンツづくりが喫緊の課題になっています。パソコン競争では遅れをとった日本ですが、ユビキタス・ネットワーク社会づくりでは世界を相手に国際競争に勝ちたいものと思います。皆さんとの協力は不可欠で、さらなる発展を期待しています。
6月15日(火)晴:ものすごく暑い
●1200〜大臣政務官会議/総理官邸2F小ホール
正午から総理大臣官邸で大臣政務官会議が開催され出席しました。今日の議題は二つ、@賞恤金等にかかる実態調査結果、A総務省消防庁における防災教育の取組みとご提案、についてでした。@はショウジュツキンと読みますが、公務等で殉職したり障害をおった時の一時金のことです。各省庁によりその金額に差があり、再検討すべき課題ではないかと議論されました。また、防災教育については子供の教育機会に学んでもらいたいとの提案がなされました。
6月14日(月)晴
●1600〜電気通信調査会/党706
本日午後4時から自民党本部706号室で、電気通信調査会の参議院選挙前最終の会合が開かれました。テーマは「電波利用料」です。亀井久興会長の挨拶に続き有富総合通信基盤局長から説明がなされました。我が国の電波利用料は平成5年頃73.5億円の収入でしたが携帯電話の普及などによって平成15年には543.1億円にまで伸びてきました。しかし、電波利用共益事務費の財源として毎年徴収していますが、もっと経済的価値を反映した使用料の徴収方法を検討することが求められました。
●1830〜総務省記者クラブと大臣懇談会
本日午後6時30分から赤坂プリンスホテルにおいて総務省の記者クラブの皆さんと大臣・副大臣・政務官・省幹部との懇談会が開催されました。ホテルで開催するのは初めてとのことでした。セレモニーは簡略に、懇談は長く、といった大臣の趣旨でした。記者の皆さんは間もなく始まる参院選の取材体制に入っているようで、もっぱら参院選の今後について興味を示されていました。
6月11日(金)雨曇
●1900〜麻生大臣招宴
いよいよ通常国会も6月16日に閉会します。総務省関係の法案はすべて処理が終わり、事務次官以下局長らをねぎらうために、麻生太郎大臣のご自宅でご苦労さん会が開始されました。夫婦同伴でのお招きで、皆さん初めての経験だったそうです。山口副大臣は地元のはずせぬ予定で欠席でしたが、田端副大臣ご夫妻(写真上中央)、世耕政務官ご夫妻(写真上右)、小西政務官ご夫妻(ごめん写真がない)もお招きいただきました。日ごろほとんど男ばかりの引きつった現場での付き合いですが、奥様同伴ですと雰囲気はがらりと変わり、皆さん笑顔でいっぱい。ローストビーフのお寿司や芋焼酎魔王などに舌鼓を打ちました。麻生大臣ご馳走様でした。
6月9日(水)曇
●1020〜総務委員会視察/デジタルハリウッド大学院
衆議院総務委員会の視察です。午前10時20分からデジタルハリウッド大学院に伺い、コンテンツ、特にCG合成技術などを習得した技術者をたくさん輩出している様子を拝見しました。もっぱらハードが先行し、いかに有効なコンテンツを提供していくかが求められていますので、これからの活躍にも期待しています。河野太郎代議士のホームページもこの学生さんらが作ったものだそうです。
●1200〜社団法人電信電話工事協会懇親会/総務政務官挨拶
正午から経団連会館ダイアモンドホールにて開催された電気通信公示協会の懇親会に、総務大臣政務官として出席しご挨拶を述べさせていただきました。欧州でも日本の光ファイバーの取り組みに驚きを見せているところですが、一方協会側はIP電話の普及による固定電話の伸び悩みが今後のインフラ整備に大きな影響を見せてくるのではないかと心配されています。過去の電話普及に向けた情熱を固定電話の新たな利活用にも向けていかなければなりませんね。
●1315〜総務委員会視察/NHK放送技術研究所
衆議院総務委員会の視察の2ヶ所目はNHKです。この放送技術研究所は世田谷区の砧(きぬた)にあります。放送のデジタル化が進む中、260名の研究者によって携帯・移動体受信、走査線4000本超高級精細映像システム(スーパーハイビジョン)、フレキシブルディスプレー、高品質な音声合成などに取り組んできているとのことでした。画像が美しい、移動体でも画面が乱れない、双方向で情報交換ができるなどで説明されてきたデジタル放送ですが、すでにそれを超えて高度な技術開発が進んでいることに驚きました。
●1620〜全国自動車無線連合会第44回総会/総務政務官挨拶
午後4時20分ころ、赤坂プリンスホテルで開催されていた標記総会に石原伸晃国交大臣とともに参加し、私は総務大臣政務官として祝辞を述べました。タクシー無線がデジタル化されてきていますが、それによりお客様に一番近いところにいるタクシーを捜し、待たせずに配車することができるようになりました。また他のお客さんを乗せているときに情報を得た際、しゃべらずに了解スイッチを押すだけで双方向の情報交換ができるようになり、車内の騒々しい無線交信がなくなります。こんなところにもデジタル化が活きています。
6月3日(木)晴
●1000〜衆院総務委員会(290分)
午前10時から分館第15委員室で総務委員会の一般質問が行われました。10時から290分間の長丁場で大臣が丁寧に答弁を繰り返しました。多かった質問は「山形テレビ問題」「三位一体改革」などです。私が指差しているのは分館3階のエレベータの前に設置されている各種会議の開催状況表示ボードです。参議院の厚生労働委での「年金改革法案」の採決がポイント。いつ強行採決に踏み切るか、各議員は注目しています。
6月2日(水)晴
●0800〜総務部会郵政政策小委/党701・日本郵政公社平成15年度決算概要
午前8時から自民党本部701号室で総務部会郵政政策小委員会が開催されました。小坂憲次代理の司会で川崎二郎委員長の挨拶に続き、日本郵政公社生田総裁により日本郵政公社の平成15年度決算の概要が報告されました。郵便に関しては15年度の損益は黒字転換したが厳しい経営状況が続く。貯金に関しては15年度の当期利益は約2.3兆円、資金量は前年度比約6兆円の227兆円。保険に関しては低金利の継続や新契約の伸び悩みにより厳しい経営状況で内部留保(価格変動準備金、危険準備金)として929億円積み増し、資金量は前年比約6兆円減の118兆円。全体としては当期利益2兆3,020億円、総資産は404兆1,906億円、資本は4兆6,077億円、自己資本率は1.1%(設立時0.3%)といった数字が報告されました。
6月1日(火)雨晴
●1045〜電波の日式典
今日は電波の日です。私の生まれた昭和25年の6月1日に電波法、放送法が施行されて、電波の利用が広く国民に開放されたのを記念して制定されたそうです。東京のパレスホテルで関東総合通信局、関東情報通信協力会が共催で行った式典に出席し、総務大臣政務官として主催者の挨拶を述べさせていただきました。電波法令遵守の啓発活動やデジタル対応などに尽力された皆さんを表彰することがこの日の大きな目的です。
●1200〜大臣政務官会議/官邸
各府省の大臣政務官が官邸の会議室に集まり、恒例の情報交換会議が開かれました。今回は国土交通省のユビキタスネットワーク社会づくりに対する取組み状況が報告されました。点字ブロックに埋め込まれた電子タグにより、現在地を知ったり、目的地への誘導などが実験されており、障害者のノーマライゼーションにも一役買ってもらうことができそうです。今後この電子タグやデジタル関連の経済波及効果は2010年で120兆円にもなるのではないかと期待されています。それまでに様々な困難を乗り越えなければなりませんが、世界をリードするこの分野は各省庁が一体となって取り組んでいかなければなりません。
●1300〜総務委員会
午後1時から第15委員室で総務委員会が所要時間3時間10分の予定で開かれました。いよいよ総務省担当として最後の法案になります。案件は、地方公務員法及び地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の一部を改正する法律案、行政機関の職員の定員に関する法律の一部を改正する法律案の2件です。定員に関する法律は、公務員の減少によるものです。省庁再編以降の国家公務員等の職員数を知っていらっしゃいますか? 平成13年1月は行政機関84.0万人(除く自衛官)+特殊法人42.7万人。平成15年3月は行政機関80.6万人+独立行政法人1.9万人+特殊法人26.1万人。JRが民営化され13.6万人が民間人になりました。今後は、行政機関33万人+郵政公社28万人+独立行政法人25万人+特殊法人。