内閣官房副長官 |
2009(平成21)年7月 |
7月31日(金)雨曇り 自民党政権公約2009発表
●1110〜事務処理/官邸副長官室
今日は官邸で仕事が山盛りです。溜まった仕事の処理と各役所からの懸案事項の説明などを受けました。
●1150〜第24回内閣総理大臣と都道府県議会議長との懇談会/官邸2F大ホール
まずは全国からお集まりいただいた都道府県議会議長の皆さんと三グループに分かれて記念写真を撮影。国吉一夫神奈川県議会議長にポンと肩を叩かれ、ご挨拶。お元気な姿にお目にかかれ嬉しく思いました。
さて、今日は重要な役を担うことになりました。司会進行役を仰せつかったのであります。まず始めに麻生内閣総理大臣からご挨拶をいただき、引き続きご出席の議長を代表し、金子鹿児島県議会議長からご挨拶をいただきました。そして懇談に入り、各都道府県の事情やお考えなどについて国吉一夫神奈川県議会議長始め11名の皆さんから発言をいただきました。麻生総理は丁寧に皆さんの意見をメモに書きとめていらっしゃいました。
●1700〜「自民党政権公約2009」発表記者会見/自民党本部901号室
今日発表される「政権公約2009」の取材に党本部の901号室はマスコミ関係者でいっぱいでした。麻生総裁の随行で会場に入りましたが、立つ場所もないほどでした。
■ 麻生太郎総裁が政権公約「日本を守る、責任力。」を発表 (党本部ニュースより)
麻生太郎総裁は31日、党本部で総選挙に向けたわが党の政権公約を発表した。「日本を守る、責任力。」を掲げた同公約は68項目。「安心」「活力」「責任」の3つの分野に分けて具体的な公約を示した。「安心」では3〜5歳児の幼児教育無償化などの子育て支援や年長フリーターの正規雇用化支援など、国民の暮らしの安心を支えるセーフティネットを中心に24項目。「活力」は20項目を掲げて、今後3年間で40〜60兆円の需要と200万人の雇用を創出することや、10年で家庭の手取りを100万円増やし1人当たり国民所得を世界トップクラスに引き上げることなど経済成長政策を示した。また、「責任」には北朝鮮への断固とした対応をはじめ、無駄遣い撲滅や天下り根絶などの財政、行政など幅広い改革を挙げた。麻生総裁は「訴えたいことは責任力。改めるべきは改め、伸ばすべきは伸ばす。それが公約を貫く考え方だ」と説明。今回の選挙は「政策選択選挙」であると指摘して、「投票日までを日本を考える1カ月間にしていただきたい」「この1カ月間に政策というものを真剣に考えていただきたい」と強調した。
7月28日(火)曇り 中田横浜市長辞任会見
●0935〜第5回緊急雇用・経済対策実施本部会合/官邸4F大会議室
経済対策について議論する経済対策実施本部が開かれ、半年余りで4本の予算が成立しましたが、その具体的な執行状況について確認がなされました。閣議後の記者会見で河村官房長官は下記の通り報告されました。
○緊急雇用・経済対策実施本部会合について
「本日閣議前に、緊急雇用・経済対策実施本部会合が開催されまして、関係閣僚より、これまでの経済対策の実施状況とともに、今後どの施策がいつ、どう具体化するかについてご報告がございました。各閣僚からは、経済危機対策の多くの施策が既に実施中であり、残りの施策についても多くが夏の間に開始され、これら施策の着実な実施によって、今後も更なる効果の発現が期待をされる、との発言がありました。現下の我が国経済については、林芳正大臣から、厳しい状況にあるものの、エコカー減税・補助やエコポイント等による個人消費の持ち直しや公共投資の堅調な推移など、経済対策の効果もあり、持ち直しの動きが見られる、との発言がございました。麻生総理から、日本経済の確実な底入れ・反転に向けて、引き続き全力で取組んでもらいたい、また、いきたいと、このような発言がありました。特に、雇用情勢については細心の注意を払って対応し、中でも、「次世代の日本を担う若年層」の雇用対策については、林芳正経済財政政策担当大臣の下に設置されます、プロジェクトチームが中心になって、政府横断的に取り組んでもらいたいと。このような発言がありました。なお、農林水産大臣から、山口県及び福岡県での土砂災害によります、農業の被害、あるいは、北海道での長雨や冷夏による生育への悪影響などによって、地域経済が冷え込むことがないよう、技術面の指導等をしっかり行なう旨の発言もございました。」
●1000〜閣議/官邸4F閣議室
閣議終了後の記者会見で、河村官房長官から下記の通り説明がなされました。
○閣議の概要について
「閣議の概要を申し上げます。一般案件として、「日本・スイス経済連携協定の効力発生のための公文を交換すること」について、ほか4件、政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言といたしまして、総務大臣から「普通交付税大綱」について、総務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣と国土交通大臣から「独立行政法人人事等」について、林幹雄大臣から「警察白書」について、ご発言がございました。閣僚懇談会におきましては、平成21年7月中国・九州北部豪雨等への政府の対応について関係閣僚から発言がございました。まず、林幹雄大臣から、政府調査団の団長として二度の被災状況の調査を行なった旨、また本日関係省庁連絡会議を開催して、今後の対応方針を確認する旨の発言があり、関係閣僚に対し、引き続き災害対応について要請がありました。続きまして、各省庁の災害対応について、総務大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、防衛大臣から発言がございました。これらを受けまして、麻生総理から、被災地では大きな被害が出ていることから、現地の状況を踏まえた上で、明日、山口県と福岡県に赴き、地元の声を聞き、捜索、復旧、復興作業に従事する方々を激励することとしたいとのご発言があり、関係閣僚に対し、応急対策及び復旧・復興等のために努力するように指示がございました。また、群馬県館林市での竜巻についても対応、調査等をするようにというに指示もございました。」
●1120〜メルマガ編集会議/官邸副長官室
次のメルマガの編集内容が決定しました。乞うご期待!
7月24日(金)雨
●0940〜安保会議/官邸総理会議室
閣議終了後、河村官房長官から記者会見で会議の概要が説明されました。
○安全保障会議の開催について
「本日の閣議前に、安全保障会議が開催をされ、お手元の概要のとおり、海賊対処行動に係る内閣総理大臣の承認について決定がされました。3月以降、海上警備行動により護衛艦2隻と哨戒機P−3C2機を派遣してまいりましたが、今回の護衛は、海賊対処法により行なわれることになります。また、外国籍の船も護衛できることになり、各国との協調がより効果的に行なえるようになると考えております。」
●1000〜閣議/官邸4F閣議室
閣議終了後、河村官房長官から記者会見で会議の概要が説明されました。
○閣議の概要について
「閣議の概要を申し上げます。一般案件といたしまして、「ゴラン高原国際平和協力業務実施計画の変更」について、ほか19件及び政令・人事案件が決定をされました。ゴラン高原国際平和協力業務について申し上げます。我が国は、平成8年2月から、ゴラン高原に展開する国連兵力引き離し監視隊UNDOFに自衛官の派遣を行なっております。今般、UNDOFへの自衛隊部隊等の派遣期間を平成22年3月31日まで6か月延長し、これに係る実施計画の変更と関係政令を改正することにしました。詳細は、内閣府国際平和協力本部事務局へお問い合わせをいただきたいと思います。次に大臣発言として、防衛大臣から「海賊対処行動に係る内閣総理大臣の承認等」について、林芳正大臣から「年次経済財政報告」について、林幹雄大臣から「7月21日の大雨」について、ご発言がございました。私(官房長官)から「内閣提出法律案等の成立状況」について、申し上げました。閣僚懇談会におきましては、林幹雄大臣の発言を受けまして、麻生総理から7月21日の大雨で、山口県を中心に大きな被害が出ているので、総理自らとしても早い段階で現地を視察したいとの、ご発言がございました。」
7月23日(木)曇り
●午後〜官邸事務処理/官邸副長官室
山口県の豪雨災害の状況について確認のため官邸に向かいました。
●1900〜BSフジTV出演
フジテレビさんが大変力を入れているBSの「PRIME NEWS」から出演依頼があり、麻生総理の経済対策への取り組みなどについて説明させていただきました。二時間番組の前半の一時間でしたが、大変短く感じました。それは総理に対する突っ込み質問が多かったせいかも知れません。誠心誠意、まだ継続している政府の立場、官房副長官としての立場からお答えしました。
7月21日(火)雨曇り 衆院解散
※山口県大雨災害に対し午後3時に官邸に情報連絡室が設置され警戒
●0800〜閣議/官邸4F閣議室
閣議では解散証書に全員が署名をし、本日の衆議院解散が閣議決定されました。
閣議後記者会見で、河村建夫官房長官から下記の通り報告がなされました。
「閣議の概要を申し上げます。一般案件として、「強制失踪条約の批准」について、ほか18件及び政令・人事案件が決定されました。私(官房長官)の方からこの機会をお借りいたしまして申し上げます。これは閣僚懇談会の席でございますけども、本来、閣議関連事項では直接的ではございませんが、この場しかございませんので申し上げます。11時半の両院議員懇談会について、閣僚からも発言がございまして、これは議員だけではなく国民注視のものでもある。そういう思いでこの懇談会に臨んでもらいたいというご意見もありました。それに対して総理から、「公開、非公開についてのことかと思うが、これについてはこれまで様々なご意見をいただいてきた。また、党執行部のいろんな方針もあった。それについても自分もいろいろ熟慮に熟慮を重ねてきたわけであるが、自分としては開催が決まれば逃げも隠れもしないと言いますか、正面から話を申し上げ、また、皆さんの意見をしっかり聞きたいと思っておる。そういうことで、この議員懇談会を公開でやって結構だと思う」という話がございまして、閣議後直ちに幹事長にそのように指示をすると、こういうことでございましたので、この場を借りて報告をさせていただき、なお、幹事長から正式には会見等において説明があるものだと思っております。」
●0930〜党役員連絡会/院内総裁室
●1000〜国対正副/院内第22控室
●1030〜為公会緊急総会/為公会事務所
●1130〜両院議員懇談会/党本部901
●1245〜代議士会/院内第14控室→●1300〜衆院本会議/衆院本会議場
●終了後〜挨拶回り→●終了後〜決起集会/院内第14控室
●1400〜臨時閣議/官邸4F閣議室
臨時閣議では衆議院解散総選挙の日程について、8月18日公示、8月30日投票と閣議決定されました。
政府声明 平成21年7月21日 ただ今、衆議院は解散されました。 政府は、麻生内閣発足依頼、喫緊の課題として、金融・経済危機から国民生活を守るため、四度にわたる予算編成を通じて、経済対策を進めてまいりました。また、インド洋での補給支援活動や、ソマリア沖・アデン湾での海賊への対処をはじめ、国際社会における責務を果たすべく、努力を続けております。 経済については、明るい兆しが見え始めているものの、なお危機を脱したとは言えず、また、国際情勢についても、北朝鮮の問題など、予断を許さない状況にあります。 さらに、未来に向かって、安心と活力ある社会を、責任を持って実現しなければなりません。 そのためには、国民の更なる理解と協力が、必要であり、解散を断行して、国民の信を問うことといたしました。 政府としては、この度の総選挙が、終始公正に行われるよう、関係者に強く求めるとともに、国民の皆様が、総選挙の意義を十分認識され、賢明なる審判を下されるよう、切に希望します。 |
●1410〜メルマガ編集会議/官邸副長官室
衆議院の解散という大きな動きがありました。しかし、官邸のメルマガは公示日前まではきちんと発行していかなければなりません。衆議院議員としての立場はなくなりましたが、内閣官房副長官としての役目は、選挙後、次の人事が行われるまで継続します。
●1540〜公認証交付/党本部704
●1800〜総理記者会見・侍立/官邸1F会見室
麻生内閣総理大臣から解散・総選挙に向けた決意が述べられました。
7月17日(金)曇り
●0915〜経済財政諮問会議/官邸4F大会議室
閣議後記者会見で河村建夫官房長官から下記の通り報告されました。
「本日閣議前に、経済財政諮問会議が開かれ、経済対策が危機克服に効果を発揮してきていることや、遅行指標である雇用、失業率等への対応などについて、議論をいたしました。詳細は林芳正大臣のほうから記者会見を行なっておるところでございます。」
●1000〜閣議/官邸4F閣議室
閣議後記者会見で河村建夫官房長官から下記の通り報告されました。
「閣議の概要を申し上げます。国会提出案件として、「答弁書20件」について及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、防衛大臣から「防衛白書」について、外務大臣から「国際刑事裁判所裁判官補欠選挙への候補者の指名」について、ご発言がございました。閣僚懇談会においては、総務大臣から「地方公共団体における補正予算への対応」について、ご発言がございました。」
●1015頃〜地域医療の機能強化に関する関係閣僚会議/官邸2F小ホール
閣議後記者会見で河村建夫官房長官から下記の通り報告されました。
「「地域医療の機能強化に関する関係閣僚会議」を開催いたしました。本日の会合においては、地域医療の機能強化に関する各省庁の取組状況について意見交換を行なうとともに、来年度の医学部定員につきまして、最大370名程度の増員を認めることとした旨厚生労働大臣及び文部科学大臣よりご報告いただいた上で、これらの施策につきましては、関係閣僚間でしっかりと連携・協力し、取り組んでいくことを確認しました。今後とも、地域医療の機能強化に向けて、政府をあげて取り組んでまいりたいと考えております。」
●1035〜政務面会三件/官邸副長官室
今日はお客様が多くありました。スクールニューディールについて、医療制度改革などさまざまなお話を聞かせていただきました。
●1500〜番懇/官邸3F南会議室
解散前の最終版記者懇談会が開催されました。すでに皆さんが疑問に思っていることは無い様で、質問も多くはありませんでした。
7月16日(木)晴れ
●0900〜事務処理/官邸副長官室
駅頭での演説会を終了し直ちに官邸に向かいました。党内の両院議員総会の開催を求めた動きから総裁の対応の必要性が生ずる可能性があるため、細田博之幹事長のもとで対応が検討されている結果を待つ一日になりました。地元の日程は残念ながらキャンセルせざるを得ませんでした。ご迷惑かけて申し訳ありませんでした。
7月15日(水)晴れ
●1200〜面会/官邸副長官室
アジアの女性による国際会議を創設しようとのアイデアを実現するためのプロジェクトが元気に活動をしています。今日は夢のあるお話をたくさん聞かせていただきました。
●1420〜要望活動/官邸副長官室
豊田市幹線道路促進協議会の皆さんが道路網と河川整備について要望にお見えになりました。市長から詳細のご説明をいただきました。
●1745〜第3回ものづくり日本大賞・総理大臣表彰式/官邸2F大ホール
ものづくり日本大賞に選ばれた皆さんが官邸に集い、表彰式が行われました。各部門の代表の方に麻生総理から表彰状が手渡されました。表彰式が終わると別室にて懇談会が開催されました。ホールにはその日本大賞に選ばれたうち何点かが展示されており、私は「世界初の脳神経外科用手術用顕微鏡と顕微鏡スタンドの設計・開発・事業化」をのぞいてみました。脳内のくも膜下に発生した腫瘍を切り取る手術の様子が映し出されていましたが、素人目にも、それは立体映像で操作しやすいように思いました。
7月14日(火)晴れ
梅雨明け・内閣不信任決議案否決
●0910〜国対正副/院内第22控室
麻生内閣不信任決議案が野党から提出され、本日の衆院本会議で採決されます。自民党が一致結束して否決していかなければなりません。大変緊張した日を迎え、大島理森国対委員長からは叱咤激励のご挨拶がなされました。
●1000〜閣議/官邸4F閣議室
閣議の概要については、終了後記者会見で河村建夫官房長官から次の通り説明されました。
「閣議の概要を申し上げます。一般案件として、「クラスター弾に関する条約の受諾」について、ほか25件及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、国土交通大臣と経済産業大臣から「総合物流施策大綱」について、ご発言がございました。閣僚懇談会におきましては、麻生総理から「衆議院解散と法案処理」について、ご発言がございました。」
●1130〜為公会/為公会事務所
今日の内閣不信任決議案の否決に向けて、政策グループごとに総会を開催し、再確認がなされました。総理輩出グループとして一致結束していかなければなりません。今日の中馬弘毅座長の挨拶にも力が入っていました。
●1245〜代議士会/第14控室→●1300〜衆院本会議@/本会議場
いよいよ内閣不信任決議案を採決する午後1時からの本会議を前に、代議士会がいつもの通り開催されました。冒頭に麻生太郎総理大臣から挨拶があり、我々が取り組むべきこと、都議選を始め各級選挙の結果に対する反省、内閣不信任決議案の否決についてお話がありました。大変緊張した代議士会でした。本会議では、民主党の鳩山代表から提案趣旨説明がなされ、各党から討論がなされ、記名投票で採決が行われました。その結果、333票の反対票で内閣不信任決議案は否決されました。
●1640〜番懇/官邸2F幹部食堂
週2回行われる番記者の皆さんと懇談会を行いました。不信任案や党内の問題などについていくつかの質問がありました。記者の皆さんは朝早くから夜遅くまで良く頑張っています。大変なお仕事ですね。
●1650〜メルマガ編集会議/官邸副長官室
メルマガの編集会議が開かれ、たくさんの提案から内容の確認を行いました。毎週のことですが、文字一つ一つの確認にも注意深く取り組まなければなりません。
●1730〜衆院本会議A
本日二回目の本会議が開かれました。所要時間は5分と短いのですが内容は大変重要な案件です。しかし本会議場には民主党など野党の姿が見られません。下記案件はこの本会議で可決されますが、参議院に送っても内閣総理大臣に対する問責決議案が本日可決していますので、今後この法案は取り上げられることはなくなります。
@北朝鮮特定貨物の検査等に関する特別措置法案(内閣提出第69号)→起立採決→起立総員・可決
二回目の本会議終了後、議運委員長や国対などにお礼回りを行いました。
7月13日(月)晴れ 解散総選挙宣言
●1200〜党役員会/官邸総理応接室
役員会が緊急に招集され、総理より解散時期について考えが示されました。役員は全員了承し役員会は閉じられました。
●1230〜政府与党連絡会議/官邸2F小ホール
引き続き政府与党連絡会議が開かれ、麻生総理の挨拶の中で解散時期について明確に述べられ、7月21日の週早々に解散し、8月30日を投票日とすることが述べられました。
●1600〜官房長官会見・代理/官邸1F会見室
官房長官記者会見の代理を務めました。解散総選挙に関することは既に政府与党連絡会議終了後の記者会見で報告していましたので、二点ばかりの確認があっただけで終了しました。
●1745〜月例経済報告関係閣僚会議/官邸4F大会議室
経済財政の状況について説明を受けました。良い数字も示されましたが、雇用についてはまだまだ厳しい現実が数字となって示されていました。手を抜かずしっかり経済対策を実施していかなければなりません。
7月11日(土)
●1820〜羽田空港着
4泊6日の海外出張を終えて、やっと日本に帰ってきました。時差もあって、日本に着いたのは土曜日の夜になってしまいましたが、今日から早速、こなさねばならない作業などもありますので、空港からまっすぐ横浜の自宅に戻りました。
▼感想
今回、私が同行したラクイラ・サミットは、金融サミットやAPECなど、これまでに総理が出席された様々な国際会議で行われてきた議論をすべてカバーできるほど、非常に中身の濃い、重要な会議でした。気候変動問題や核軍縮・不拡散などの重要な課題について、昨年の北海道・洞爺湖サミットの成果を踏まえつつ、その成果を更に深掘りするような、前向きな進展も多く見られたのではないでしょうか。
これまでの10ヶ月の間に、麻生総理の外交出張には既に10回以上随行してきましたが、今回のラクイラ・サミットは、総理にとって最もハードで、かつ最も充実した外交出張になったのではないかと感じました。また、総理は、サミット関連の会議が次々と行われる過密なスケジュールの中、私がご紹介したもの以外にも、合間を見つけて、アメリカのオバマ大統領やロシアのメドヴェージェフ大統領、カナダのハーパー首相などと、精力的に首脳会談をこなしていました。疲れを見せずに精力的に意見交換を行い、日本の考えを明確に主張して議論をリードする。麻生外交の真骨頂、という感じでした。
内外記者会見でも述べておられましたが、「国民を守り、日本を守る」ために、麻生総理は国内でも海外でも、強い使命感と責任感をもって全力投球をされていると、かねてから肌で実感していましたが、今回のイタリア訪問でも、総理は疲れも見せずに全力で様々な会談に取り組まれていました。
これからも、さまざまな課題に取り組んでいかねばならず、休む間もない日々が続いていきます。今回もまた海外出張で、なかなか横浜に戻ることもかなわず、地元の皆さんに対してはいつも心苦しく、申し訳なく思っています。
わが地元・横浜の一層の発展のためにも、経済危機の一日も早い克服によって、「ニッポン浮上」が実現するよう、そして額に汗して働く方がきちんと報われる社会、国民の皆さんが暮らしに安心と安全を実感できるような社会が実現するよう、これからも、微力ながら全力を尽くしていく決意です。
7月10日(金)
●0815〜総理勉強会/サミット会場宿舎棟内
今日は、いよいよイタリア滞在の最終日です。足かけ3日間にわたって行われたラクイラ・サミットも、今日の昼過ぎには閉幕です。
本日最初の公式日程は、首脳による朝食会談(拡大ワーキング・セッション)となりますので、打ち合わせもその前に済まさねばなりません。そのほかにも、今日は、インドのシン首相やオーストラリアのラッド首相との首脳会談が控えていますので、今日も朝の始まりは勉強会からとなりました。
●午前〜サミットの動きをチェック
サミット最終日の協議に向かう総理をお見送りしてからは、今日も引き続き、サミットの動きをテレビ・モニターでフォローしたり、会議結果についての説明を伺ったりしながら、サミットの動きをタイムリーに把握するよう努めました。
●1315〜日・インド首脳会談/サミット会場内二国間会談室〜1330
ラクイラ・サミットの一連の首脳会談が終了し、最後の記念撮影を終えた後、麻生総理は、出発までの時間を活用して、まず、インドのシン首相との首脳会談を行いました。会談は両首脳が互いに敬意を払いあっているのが伝わる、とても友好的な雰囲気で行われました。二国間関係の最近の進展ぶりを互いに評価した上で、日・インド間の今後の協力のあり方などについて、とても内容の濃い意見交換が行われました。
●1340〜内外記者会見打ち合わせ/サミット会場内二国間会談室
シン首相との首脳会談を終えてすぐ、総理は、14時10分から開始予定の内外記者会見に移らねばなりません。その前に、今回のラクイラ・サミットの成果をどのように総括するかなど、事前の打ち合わせを短期集中で行いました。
●1410〜内外記者会見/サミット会場内会見室
その後、記者会見場に移動して、麻生総理による内外記者会見が行われました。私も、これまでどおり、総理の横に侍立しました。会見では、総理から今回のサミットの成果などについて冒頭発言が行われたのに続いて、国内外のメディアの記者さんからの質疑応答が行われました。北朝鮮問題への日本の対応や内政問題について質問が出されていました。NHKの「ニュース9」で生中継をされていたとのことですので、ご覧になった方も多いかも知れません。
●1445〜日・オーストラリア首脳会談/サミット会場内二国間会談室
内外記者会見を終えてから、また二国間会談室にとんぼ返りをして、ラッド・オーストラリア首相との首脳会談に移りました。首脳会談前には、二国間会談室近くのソファーで、ごく短時間、対応ぶりについて最後の詰めを行いました。
その最中、たまたま李明博・韓国大統領が近くを通りかかり、総理と談笑される場面がありました。とても頻繁に顔を合わせて意見交換を行っている日韓首脳の親密な関係が伺えるほほえましい場面でした。
ラッド首相との首脳会談では、世界経済問題や北朝鮮問題などについて意見交換がなされ、ラッド首相からは、日本の景気対策への高い評価が示されると共に、拉致問題・ミサイル問題を含めた北朝鮮問題に関する日本の政策に対する全面的な支持が力強く表明されました。
また、会談終了後には、麻生総理がサミット期間中にずっと移動に使用されていた電動カートに一緒に同乗させていただいて、宿舎棟に戻りました。
●1530〜記者ブリーフ/サミット会場内宿舎棟
日豪首脳会談を終えて宿舎に戻ったら、間髪おかずに大至急準備を行い、首脳会談の結果について同行記者の皆さんへのご説明を行いました。16時過ぎにはラクイラからローマに向けて出発しなければなりませんので、まさに時間との戦い。限られた時間内に、出来る限りわかりやすくご説明できるよう、一生懸命がんばりました。
●1600過ぎ〜ラクイラ発→ローマ市内へ
いよいよ、イタリアでのすべての公式日程を終えて、ラクイラからローマへ向けた帰路につきます。ラクイラでの滞在は、あっという間でしたが、中身の濃い3日間となりました。
宿舎棟を出発する間際に、宿舎棟でわれわれ一行のお世話をしてくれた皆さんと、お礼を兼ねた記念撮影。
その後すぐに、車列でローマに向かって出発しました。ローマへは、一昨日の往路と同じルートを取って、1時間半強かけて戻り、ローマでの宿舎であるホテル・デ・ロッシーに入りました。
●2330〜ローマ(フィウミチーノ空港)発→羽田空港へ
その後、夕食をとって、宿舎内で時間調整をしてから、ローマ市内を離れ、フィウミチーノ空港へと向かいました。帰りのフライトも、民間チャーター機での移動となります。再び、12時間弱の長いフライトです。帰国後の準備などもいろいろとしなければなりませんが、深夜出発のフライトでもありますので、時差調整も兼ねて、少しゆっくりと骨休めもしながら戻りたいと思います。
7月9日(木)
●0820〜朝食兼打ち合わせ
今日も、終日、サミットでの議論が続きます。今日からは、中国、ブラジルなどの新興諸国も加わって、拡大会合や、気候変動問題などをG8を含む主要経済国が集まって議論をする「主要経済国フォーラム(MEF)」も行われます。総理は今日も多忙な1日を過ごされる予定です。ロシアやブラジルとの二国間の首脳会談も行われます。
宿舎棟内では、各国首脳にしか食事のルーム・サービスは行われませんので、総理が食事をとられているところに集まって皆で打ち合わせをする、という変則的な形になりました。何しろ時間に追われている中ですので、体裁には構っていられません。今日一日の対応ぶりなどについて、詳細な打ち合わせを行いました。また、その後にも引き続いて短時間の勉強会などを行いました。
イタリアで既に3泊・4日目の、多忙な公式日程の中ですが、総理は今日も気合いが入っておられました。
●午前中〜視察・サミットの動きをチェック
総理をお見送りした後、残った秘書官やスタッフたちと食事会場に移動し、打ち合わせをしながら遅めの朝食をとりました。帰国してからも、様々な課題に取り組まねばなりません。真剣な意見交換の場となりました。
また、その後、宿舎棟に戻る途上で、昨日に視察できなかったサミットの他の会議場(ワーキング・ディナーなどが行われる建物)などを視察しました。
宿舎棟に戻ってからも、イタリア政府提供の映像チャンネルで、サミットの流れを把握するよう努めつつ、セッションごとの議論の流れについて、事務方からの説明を受けました。
●1845〜日・ブラジル首脳会談/サミット会場内二国間会談室〜1920
昼を過ぎてからは、サミットの動向を横目でチェックしながら、今日の夕方に行われるブラジルのルーラ大統領との首脳会談の準備などを行いました。
ルーラ大統領との会談は、宿舎棟からほど近い建物の中にある、二国間会談室で行われました。冒頭、サミット会場を取り仕切るイタリア側の準備に手違いがあり、会談が始まった時にはプレス関係者が間に合わないというハプニングもありましたが、会談自体は、非常に和やかなムードの中で始まりました。
麻生総理とルーラ大統領は、これまで何度も会談を重ねていて、私自身も、昨年11月のワシントンでの金融サミットの際に行われた首脳会談などでご一緒しています。
会談は、デジタル・テレビの日本方式の普及に向けた日・ブラジル協力やブラジル国内で計画されている高速鉄道への日本の新幹線技術の普及など、とても前向きで具体性のある内容となりました。また、会談の最後には、ルーラ大統領に対して、総理から日本酒(天賜杯:てんしはい)が贈呈され、とてもうち解けた雰囲気の中で会談が終了しました。
●2000過ぎ〜記者ブリーフ/サミット会場宿舎棟内
日・ブラジル首脳会談を終えて、宿舎棟に移動する際、総理は各国首脳に提供されている電動カートで移動され、私を含むそれ以外の随員は徒歩で宿舎棟に戻りました。総理のカートは少し大回りして宿舎棟に向かい、我々は裏道をショートカットして向かったため、なんと、我々の方が総理よりほんの少し早く宿舎棟の前に到着。つい先ほどまで一緒だった総理をお出迎えするという、ちょっと不思議な流れとなりました。
宿舎到着後、急いで準備を済ませて、同行記者の皆さんに日・ブラジル首脳会談の結果についてご説明しました。今回も、テレビ通信を使った、遠隔からの記者ブリーフです。とても前向きで、良い内容の会談でしたので、その雰囲気がきちんと伝わるように気をつけながら、説明に努めました。
●その後の動き
その後は、総理はナポリターノ・イタリア大統領の主催による各国首脳の夕食会に参加されました。その前に、明日の各種日程に関する総理勉強会が、短い合間を縫って宿舎棟内の総理のお部屋で行われました。
総理をお見送りした後は、私は、今日のサミットや主要経済国フォーラムでの議論の結果について詳しい報告を受け、軽い夕食を済ませました。
夕食を終えて食事会場から宿舎棟に戻って、夕食会を済ませて戻られた総理をお出迎えし、長い一日を終えました。
7月8日(水)
●0845〜朝食兼打ち合わせ
今日の昼食時から、G8サミットの本番が始まります。G8サミット開催地のラクイラへ向けて出発する前に、今日の会合での対応ぶりなどについて打ち合わせを行いながら、短い朝食をとりました。本番直前ということで、とても緊張感のある打ち合わせとなりました。
●0915〜宿舎発→ラクイラへ移動
今日は、G8サミットが開催されるラクイラに、陸路で移動します。車列で、山道を1時間半強かけての道のりです。途上では、緑に包まれた山々の合間を縫うように道路が通っていて、とても風光明媚な風景が広がっていました。もともとラクイラは避暑地として有名だということですので、この風景を見て、なるほど、と思いました。
●1030〜ラクイラ地震被災地視察
ラクイラに到着しましたが、G8サミットが開かれるコッピートという町に向かう前に、今年4月のラクイラ地震の被災地を視察しました。町の中心地では、聖堂などが損壊しており、その再建作業が行われていました。その中心地に向かうまでの間、ラクイラ市内を車窓から視察しましたが、全壊家屋も散見され、倒壊は免れたものの壁がはがれ落ちたり、壁が崩れたりという建物が多く見られるなど、震災の生々しい爪痕を視察して、地震被害の大きさを実感しました。町の中心地の視察では、麻生総理に対する同行記者の皆さんによる取材も行われました。
また、その後、コッピートに向かう途上に、日本が再建をお手伝いすることとなっている体育館の建設現場を短時間視察しました。ここは、もともとは複合スポーツ施設として活用されていたようですが、今回の震災で損壊してしまったため、日本の優れた耐震技術を活用して、耐震性の高い、避難所としても活用できるような体育館を建築することとなりました。ラクイラ地震で被害に遭われた方々のお役に立つことができれば、と心から思いました。
この一連の視察を終えた後、総理は車列でG8サミットの会場となる、財務警察幹部学校に到着しました。
●1200頃〜総理勉強会/サミット会場宿舎棟内
総理は会場到着後、早速、勉強会に入りました。この後すぐのG8首脳によるワーキング・ランチから、サミットの本番が始まります。
今日は、サミットの重要な議題である世界経済、気候変動、政治問題などについて次々に話し合われることになっていますので、比較的短い時間ではありましたが、集中した、緊張感の高い打ち合わせとなりました。
勉強会が終了してから、議長国であるイタリア側から総理への呼び込みが行われましたので、勉強会に居合わせた皆で、会議の成功と総理の活躍をお祈りしながら、総理をお見送りしました。総理は、元気いっぱいの表情で、意気揚々と会議場に向かわれました。
●午後〜サミット会場視察
総理をお見送りした後、私たちも昼食をとりに行きました。今回のG8サミットでは、各国の代表団は、1カ所に決められたブッフェ形式の食事会場で食事をとることになっていて、1日24時間、好きなときに食事をとることができるようになっています。
食事の後、サミットの首脳会談が行われている建物の内にある、日本政府代表団の最前線基地である「シェルパ・オフィス」に向かいました。ここでは、狭い代表団ブースの中で、多くの日本政府のスタッフが、麻生総理を補佐するシェルパ(各国首脳の個人代表)と連絡を取りながら、議事進行をフォローし、総理をチームで支えています。ちょうど、気候変動問題を議論している最中でしたので、代表団ブースの中は、とても緊迫した雰囲気でした。
また、その後、首脳会議場の建物を視察して、今度は、各国の同行記者団が作業をしているプレス・ビレッジを視察しました。ここでは、世界各国からサミットの議論を報道するために、非常に多くの記者の方たちが、慌ただしく作業を行っていました。
また、その合間には、G8サミットでの議論がどのように進んでいるかについて、宿舎棟内の私の部屋で、断続的に説明を受けながら、イタリア政府が準備してくれている映像チャンネルで、サミットでの動きを把握するよう努めました。会合全体の映像までは放映されませんでしたが、冒頭の議長挨拶などは英語通訳付きで流されたりしていますので、大きな流れを把握するのには役立ちました。
●2410〜記者ブリーフ/サミット会場宿舎棟内〜2445
麻生総理が、午後の会合を終えて、一度宿舎棟に戻られましたが、総理の今日の仕事はまだ終わりません。21時過ぎから、G8ワーキング・ディナーで、政治問題に関する議論が行われる予定です。この政治問題セッションでは、北朝鮮問題やイラン問題などが話し合われる予定ですので、少しの空き時間も無駄にせず、総理は事前の勉強会で対応ぶりなどについて最終的な打ち合わせを繰り返していました。また、ワーキング・ディナーの会場では、ディナーの前後にアメリカのオバマ大統領との首脳会談もありますので、合間の時間も総理は大忙しです。
そして、このワーキング・ディナーが終わった後、短時間の打ち合わせを経て、私から、同行記者団の皆さんに、ワーキング・ディナーでの議論の内容や様子などについて、説明(記者ブリーフ)を行いました。同行記者の皆さんは、ローマから100km以上離れたラクイラには十分な宿泊施設もないことから、ローマに残って作業をされていますので、今回は、テレビ通信システムを使っての記者ブリーフとなりました。若干、音声や映像のやりとりに時間差が発生したりして、いつもと勝手が違う状況でしたが、日本でも関心の高い北朝鮮問題などを含む政治問題の議論の説明ですので、気合いを入れて、丁寧に説明するように心がけました。既に午前0時も過ぎての記者ブリーフでしたが、記者の皆さんは疲れも見せず、非常に積極的に多くの質問をされていて、関心の高さが伺えました。
7月7日(火)
●1000〜朝食会兼打ち合わせ/宿舎内
昨夜は深夜の到着だったこともあって、今朝は少し遅めの朝食になりました。今日以降、ローマ法王への謁見、イタリア首相との首脳会談、さらにはラクイラに移動してからのG8サミットなど、とても慌ただしい日程が続きますので、朝食時間も、文字通り寸暇を惜しんで今後の日程に関する打ち合わせを行いました。 また、その後も、今日以降の日程に関する打ち合わせや勉強会を断続的に行い、綿密な準備を進めました。
●1230〜ローマ法王 ベネディクト16世謁見→ベルトーネ法王庁総理との会談/ローマ法王庁
ローマでの最初の公式日程は、バチカン市国内にある法王庁でのローマ法王への謁見から始まりました。
総理車列で車通りの多いローマの石畳の道を駆け抜けて、最後は、バチカンのサン・ピエトロ広場の中を車列で横切って、法王庁に入りました。サン・ピエトロ広場には以前も訪れたことがありましたが、いつもとても多くの観光客の皆さんが訪れている場所ですので、この広場を車列で突っ切るのは初体験で、びっくりしました。
ローマ法王・ベネディクト16世台下への謁見は、総理お一人で行われましたが、その後、法王台下にご紹介いただき、握手を交わさせていただくという名誉を得ました。全世界で11億とも言われるキリスト教徒の頂点におられる法王台下とお会いできて、中・高とキリスト教系の学校に通っていた私としては大感激の体験でした。
また、その後、ベルトーネ法王庁総理との会談が40分ほど行われました。日・バチカンの二国間の友好関係の強化のみならず、農業や教育といった分野でのアフリカ開発への支援のあり方などの国際問題についても、意見交換が行われました。
●1400過ぎ〜昼食、勉強会
その後、ローマ市内の宿舎近くのレストランで、短い時間でしたが、おいしい昼食をいただきました。まだまだ日程は始まったばかりで、今日だけでもあと2件の公式な日程をこなさねばなりませんので、昼食時間も、イタリア駐在の安藤大使などから現地情勢を伺いながら、打ち合わせを兼ねたものとなりました。
また、昼食後に徒歩で宿舎に戻ってからも、交流行事や日伊首脳会談の準備のための勉強会などを精力的に行いました。
●2000〜日イタリア交流行事/ティベリーナ島
20時からは、ローマ市内を流れるテベレ川の中州に位置するティベリーナ島で開催されている日伊交流行事「Japanitaly」に麻生総理が参加されました。この行事は、日本文化紹介の活発化についてのイタリア側からの要請を受けて、毎年行われる「イゾラ・デル・チネマ」という国際映画祭の機会に合わせて開催されているものです。日本の映画、食、ポップカルチャーを主に紹介しているとのことでした。
この行事に麻生総理夫妻が参加され、大観衆の前で、麻生総理からの挨拶が行われました。麻生総理が上られたステージには、イタリアのドラマなどで活躍されている市川純さんという女優さんも登場され、流ちょうなイタリア語で総理の紹介をするなど、会場を盛り上げていました。
この時期のローマの20時はまだ明るくて日差しも強く、とても暑い中での行事となりましたが、会場は大盛況でした。
●2040〜日伊首脳夕食会/キージ宮(イタリア首相府)
文化行事の終了が少し延びたため、若干予定より遅れてティベリーナ島を出発して、大急ぎでイタリア首相府(キージ宮)に向かいました。今日最後の公式行事となる、ベルルスコーニ・イタリア首相との首脳会談です。
首脳会談は、まず少人数での懇談を行い、そこで日本のラクイラ地震復興に関する支援について麻生総理からベルルスコーニ首相に説明が行われました。
その後、両首脳による共同記者発表が行われ、ベルルスコーニ首相から、日本の震災復興支援に対する感謝が述べられました。ベルルスコーニ首相は、この前の懇談での説明使用した復興支援の一環で建設される予定の「紙のコンサート・ホール」(日本人建築家が考案した、紙を素材にした建築技術を使って建てられるものだそうです)の模型をわざわざ会見場に運び込ませて、日本からの支援を力強く紹介してくださいました。
続いて、夕食をとりながらの日伊首脳会談が行われました。
この会談では、日本・イタリア両国の経済に関する意見交換や環境対策、地震対策などについて意見交換が行われると共に、イラン、北朝鮮、アフガニスタンといった地域情勢についても意見が交わされました。
7月6日(月)曇り
●0930〜繰り上げ閣議/官邸閣議室
●1000〜IT戦略本部/官邸4階大会議室
閣議終了後の記者会見で、河村建夫官房長官から下記の通り説明がなされました。
○閣議の概要について
「閣議の概要から申し上げます。一般案件といたしまして、「北朝鮮の核関連、弾道ミサイル関連又はその他の大量破壊兵器関連の計画又は活動に貢献し得る資産の移転等の防止措置」について、ほか18件及び人事案件が決定をされました。「資産の移転等の防止措置」につきましては、後程申し上げます。次に、大臣発言といたしまして、外務大臣から、「北朝鮮の核関連等」について、ご発言がございました。」
○IT戦略本部の開催について
「次に、本日閣議後に、IT戦略本部が開催をされました。国民主役の「デジタル安心・活力社会」の実現を目指し、2015年のデジタル社会の将来ビジョンを実現するための戦略として、「i−Japan戦略2015」が決定をされました。」
○新型インフルエンザ等対策室の設置について
「次に、「新型インフルエンザ等対策室」の設置について申し上げます。今般の新型インフルエンザの経験を踏まえますと、強毒性の鳥インフルエンザ由来の、新たな新型インフルエンザの発生等に備え、対策を一層強化する必要があると考えられます。このために、関係省庁からスタッフを集め、7月13日付けで、内閣官房に専従の対策室を設置することといたしました。新型インフルエンザ対策につきましては、これまでも、内閣官房の各部門が、関係省庁との協力をして行なってきておりますが、その中核に専任の内閣審議官を長とする専従の室を据えることによって、体制を強化するものであります。対策室は、まず新たな新型インフルエンザの発生に備えた対策を集中的に推進するとともに、もう一点、この秋冬に予想されます今般の新型インフルエンザの流行に向けた対応を行なってまいると、こういうことであります。」
○資産の移転等防止措置について
「もう一件、申し上げます。国連決議1874の実施に係ります「資産の移転等の防止措置」についてでございます。本年6月12日に、北朝鮮による核実験を契機に国連安保理決議1874号が全会一致で採択をされました。この決議の中で、北朝鮮の核、弾道ミサイル又はその他の大量破壊兵器に関連する計画又は活動に貢献し得る資産の移転等を防止することが要請されました。この決議を受けまして、本日の閣議におきまして、国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与するために、この要請を実施することとし、北朝鮮の核、弾道ミサイル又はその他の大量破壊兵器に関連する計画又は活動に貢献し得る活動に寄与する目的で行なう資産の移転等を防止する措置を講じることについて、了解をいたしたところであります。また、これに加えまして、金融面の措置といたしましては、金融機関等に対して、外為法に基づく確認義務等の履行の徹底を要請するとともに、北朝鮮に関連する資産の移転等について特段の注意を払い、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく本人確認義務等の履行及び「疑わしい取引」の届出の徹底を要請することといたしました。さらに、同決議が要請する北朝鮮の拡散上機微な核活動及び核兵器運搬システムの開発に資する分野の専門教育・訓練の防止につきましても、既存の国内法令・制度等の厳格な運用により実施していく考えであります。次に、北朝鮮の核問題は、我が国の安全に対する重要な脅威であり、北東アジア及び国際社会の平和と安全を著しく害するものであり、断じて容認できず、断固たる対応をとる必要があります。北朝鮮は、4日にも、弾道ミサイルを日本海に発射し、挑発行為を続けております。我が国といたしましては、北朝鮮に対して、関連する国連安保理決議等の完全な履行を要求するとともに、この機会に改めて、日朝平壌宣言に則って、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて具体的な行動をとるように、強く求めてまいります。以上であります。」
●1100頃〜総理打ち合わせ/総理会議室
今夜からの総理のイタリア訪問・G8サミット出席に向けた打ち合わせが、関係省庁の責任者の方々を含めて行われました。
●1200〜政府自民協議/院内幹事長会議室
今後の取り組みについて協議されました。
●1400〜衆・参与党国対/院内第21控室
国会で審議すべき法案について協議されました。
●1500〜メルマガ編集会議/官邸副長官室
議論の結果、次号のメルマガは、総理のイタリア訪問中に皆さんに届けられるものとなりますので、より現地の臨場感が伝わるようなものにしよう、という方向性が決まりました。原稿の詳しい内容については、出張先でさらに検討していきます。
●1630〜自民党総合政策研究所申し入れ/官邸副長官室
自民党の総合政策研究所の研究員の皆さんが官邸に来られて、8日からのG8サミットにおける日本の対応ぶりに関する申し入れをしていかれました。北朝鮮問題や気候変動問題に関し、どのような対応ぶりとすべきかについて、研究所で真剣に検討された内容を真剣に拝聴しました。いただいた提案も参考にしながら、サミットでは日本としてしっかり対応してきたいと思います。
●1755〜総理ぶら下がり/官邸4階大会議室
G8サミット出発前に行われた麻生総理へのぶら下がり取材に侍立しました。総理の海外出張直前の取材でもありますので、記者の皆さんからは、来るイタリアでのG8サミットについても質問がありました。
●1900〜羽田空港発→ローマ(フィウミチーノ空港)着〜0015(現地時間)
慌ただしい1日を過ごしたところですが、8日からイタリアのラクイラという場所で開催される先進国首脳会議(G8サミット)への出席する麻生総理に随行して、海外出張に出発します。総理のぶら下がり取材に侍立したのち、総理公邸前から、総理車列に加わって羽田空港に向かいました。今日はあいにくの雨模様でしたが、空港出発時には雨はあがり、少し日が差してきました。総理の「晴れ男」ぶりは健在です。
羽田空港からローマのフィウミチーノ空港までは12時間強の長いフライトでした。今回は、天皇皇后両陛下が、カナダ、ハワイご訪問のために政府専用機をご使用になられているので、総理一行は、民間チャーター機での移動になりました。いつもと少し勝手が違う旅路でしたが、機内のサービスもとても細やかで、快適な旅でした。また、スタッフの皆さんは、いつもどおり、機内で精力的に準備作業を続けていました。
ローマ到着は現地時間の7日0時15分頃。真夜中の到着でした。その後、30分ほど総理車列でローマ市内に移動して、スペイン広場やポポロ広場のほど近くにある、ローマでの宿舎「ホテル・デ・ロッシー」に入りました。
7月3日(金)曇り
●0805〜安保会議/官邸総理会議室
安保会議の内容は閣議後記者会見で河村建夫官房長官から下記の通り報告されました。
●0830〜閣議/官邸4F閣議室
閣議の様子は、閣議後記者会見で河村建夫官房長官から下記の通り報告されました。
○閣議の概要について
「閣議の概要から申し上げます。一般案件といたしまして、「記念貨幣の発行」について、ほか30件及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言といたしまして、外務大臣、防衛大臣と私(官房長官)から「『補給支援特措法に基づく補給支援活動に関する実施計画の変更』及び『イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置の結果』」について、財務大臣から「天皇陛下御在位20年記念貨幣の発行」について、小渕大臣から「青少年白書」について、麻生総理から「海外出張不在中の臨時代理」についての発言がございました。閣僚懇談会においては、財務大臣から「予算執行調査」について、ご発言がございました。」
○安全保障会議について
「次に、本日閣議前に、安全保障会議が開催され、お手元の資料にありますように、補給支援特措法に基づき補給支援活動を実施している海上自衛隊部隊の派遣期間を来年1月15日まで延長する実施計画の変更、及び、イラク特措法に基づく対応措置の結果の取りまとめについて決定されました。これらについては、国会に報告をいたします。政府としては、今後とも国際社会と協力いたしまして世界の平和と安定に役割を果たしていきたいと思います。」
○次期IAEA(原子力国際機関)事務局長選挙について
「次に、次期IAEA、原子力国際機関、の事務局長選挙について、我が国の天野大使が次期IAEA事務局長選出に必要な理事国35か国の有効投票の3分の2以上の支持を得ることが出来ました。今後、現地時間、本日3日の理事会で行なわれます任命を待つ必要がございますし、また、任命後も9月のIAEA総会で任命が承認される必要がございますが、今回の投票によりまして、天野大使が国際社会の幅広い支持を得ることが出来ましたこと、国際的なプレゼンスを高めることが出来たこと、大変喜ばしく思っております。」
●0910〜国対正副/院内第22控室
大島理森国対委員長から倫選特で政治資金規正法についての委員会審議を進めるなど、重要法案の審議の対応について指示がありました。各担当副委員長からは委員会の進捗状況などについて報告がなされました。
●1245〜代議士会/院内第14控室→●1300〜衆院本会議/本会議場
代議士会では渡辺博道議院運営委員会理事から今日の本会議の議事の流れについて説明がなされ了承されました。その後、本会議場に移動し下記の案件が審議されました。
@水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法案(環境委員長提出)→起立採決→賛成多数・可決
A美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律案(環境委員長提出)→異議なし採決・可決
●1610〜番懇/官邸3F南会議室
私を担当する番記者の皆さんとの定期的な懇談会が官邸3Fの南会議室で開催されました。今日も特に質問はなく、静かな番懇でした。
●1810〜総理サミット打合せ/官邸総理会議室
来週月曜日からラクイラサミット(イタリア)に出張する麻生総理に首席随員として随行する私も含め、サミットで議論する案件について確認がなされました。
7月2日(木)曇り
●0910〜国対正副/院内第22控室
大島理森国対委員長は、「民主党は企業・団体からの政治献金を禁止させ、政治資金は個人献金のみにすべきとの法案を提出している。しかしその法案審議に民主党は応じようとしない。」と、民主党の姿勢に疑問を投げかけました。また貨物検査法や臓器移植法など重要案件についてしっかり進めて行きたいと、今後の動きについて説明がなされました。
●1245〜代議士会/院内第22控室→●1300〜衆院本会議/本会議場
代議士会で細田博之幹事長から、「委員会や本会議に出席する時間以外は地元に戻り選挙準備を怠りなく進めるよう」との趣旨の発言がありました。また議運理事からは今日の本会議の議事内容について報告があり、了承されました。本会議では下記の案件について審議されました。
@外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮からの貨物につき輸入承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件(内閣提出、承認第3号)→異議なし採決→承認
A外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮を仕向地とする貨物につき輸出承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件(内閣提出、承認第4号)→異議なし採決→承認
B国立国会図書館法の一部を改正する法律案(議院運営委員長提出)→異議なし採決→可決
●1815〜社会保障スタッフ室解散式/内閣府
社会保障改革推進本部の提案とりまとめが終了した社会保障スタッフ室が解散することになりました。今日はそのスタッフの皆さんの解散式にお邪魔しました。各役所から出向してきた若手スタッフの皆さんには、それぞれ「これからのニッポンの在るべき姿」に大きな夢を持っていて、勇気のわく大変楽しい時間を過ごしました。
7月1日(水)雨曇り 閣僚二名補充
●0910〜国対正副/院内第22控室
今最大の問題は政治献金、特に個人献金のあり方に対して制度がいかにあるべきか明確にする必要があるとの考えが大島理森国対委員長から示されました。
●1030〜東京入国管理局横浜支局新庁舎落成式典/東京入国管理局横浜支局
東京入国管理局横浜支局新庁舎が落成し、その式典が現地で開催されました。私もお招きいただきご挨拶の機会をいただきました。また大変心配された周辺地域の皆さんとの関わりについては、地元代表者の皆さんとの熱心な話し合いを繰り返す中で相互理解が進み円満に開設することができたと伺いました。地元の役員の皆様のご尽力に感謝しなければなりません。また、既に6月1日から業務はスタートしており、終了後行われた新庁舎視察からも順調に滑り出している様子を確認しました。
●1400〜国民栄誉賞表彰式・森光子氏/官邸2F大ホール
森光子さんが国民栄誉賞を受けられ、その表彰式が官邸の二階大ホールで開かれました。永年にわたる女優活動、特に「放浪記」は1961年の初演から数え48年かけて舞台回数は2000回を超える偉業を成し遂げられました。東宝現代劇特別公演(第16回芸術祭主催・林芙美子作品)の「放浪記」初演ポスターがプリントされたクリアファイルをお土産に頂戴しましたが、そこには「平日5時半、日曜・祭日12時・5時、土曜12時半・5時半」からの公演予定時間と料金は全指定席七〇〇円・五〇〇円好評前売り中、と記されていました。懇談の席で、「私は日本が大好き。百年に一度の不況と皆がシュンとしているのが悲しい・・・」と総理に、お体大切に元気に頑張って欲しい旨の激励が伝えられました。
●1525〜地球温暖化四大臣会合/官邸副長官室
間もなくイタリア・サミットに向かいますが、そこで議論になる地球温暖化問題で取り組むべき課題について関係閣僚により確認の会合が開催されました。
●1600〜経済財政諮問会議/官邸4F大会議室
いよいよ平成22年度の予算に関する議論がスタートしますが、その根本になるのがいわゆる「骨太方針2009」と今回取りまとめられたシーリング案です。その内容について審議され、了承されましたので、閣議にかけることになりました。
●1630〜臨時閣議/官邸4F閣議室
臨時閣議終了後、記者会見で河村建夫官房長官より下記の報告がなされました。
○臨時閣議の概要について
「臨時閣議の概要を申し上げます。一般案件といたしまして、「平成22年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針」について、ほか1件が決定をされました。次に、大臣発言といたしまして、財務大臣から「平成22年度予算概算要求に当たっての基本的方針」について、関連して、総務大臣と麻生総理からご発言がございました。平成22年度概算要求基準につきましては、「基本方針2009」に則るとともに与党の申入れを踏まえ、無駄の排除など歳出改革を継続しつつ、安心・安全を確保するために社会保障の必要な修復をするなど安心と活力の両立を目指して現下の経済社会状況への必要な対応等を行うことといたしました。具体的には、年金・医療等について、自然増1兆900億円を認めた上で、無理のない範囲で節約に努め、節約できた分は社会保障に充当することとしております。また、公共事業関係費・その他経費につきましては、「基本方針2006」を踏まえ、無駄の排除などこれまでの歳出改革を継続する一方、現下の経済社会状況への必要な対応を行うため、3,500億円の「経済危機対応等特別措置」を新設、経済危機克服、安心社会の実現、成長力の強化等に重点配分することにいたしました。これらの結果、22年度予算の概算要求基準額は、21年度当初予算額約51.7兆円と比べて9,400億円程度増え、約52.7兆円となる見込みであります。詳細については、財務省にお問合せをいただきたいと思います。また、総務大臣から「平成22年度以降の定員管理」について、ご発言がございました。」
○地球温暖化問題の国際戦略に関する関係大臣の会合について
「次に、本日15時25分から、地球温暖化問題の国際戦略に関する関係大臣の会合を行いました。具体的なやりとりにつきましては、コメントは差し控えさせていただきますが、8日から開催されますラクイラ・サミットの際の気候変動問題の対応について、意見交換を行いました。会合は今後も必要に応じ、開催いたします。」
○海外経済協力会議について
「また、本日16時40分から「第23回海外経済協力会議」を開催し、世界と我が国の食料安全保障に関する海外経済協力について議論が行われました。会議では、農業分野ODAの今後の一層の重視、民間企業の海外農業投資への動きを支援、G8ラクイラ・サミットにおいて我が国としてイニシアティブを発揮することについて一致をいたしました。詳細につきましては、お配りしてある資料をご覧をいただきたいと思います。」
○森光子氏に対する国民栄誉賞の表彰式について
「次に、本日午後、村上美津さん、芸名 森光子さんに対する国民栄誉賞の表彰式を官邸にて行ない、麻生総理から村上美津さん、森光子さんに対して表彰状等を授与いたしました。以前にもご報告申し上げましたとおり、村上さんは永年にわたり芸能分野で多彩な活躍を繰り広げ、特に舞台「放浪記」において2000回に及ぶ主演を務められ、国民に希望と潤いを与えられました。こうしたことから同氏に対する、森光子さんに対する国民栄誉賞となった次第でございます。改めて、森光子さんに心から祝意を表する次第であります。」
○閣僚の人事について
「次に、私(官房長官)の方から閣僚の人事について申し上げます。明日付けで閣僚の補充を行なうことといたしました。経済財政政策担当大臣に林芳正参議院議員、国家公安委員長、沖縄及び北方対策、防災担当大臣に林幹雄衆議院議員をそれぞれ発令することといたします。明日、認証式を行なうことといたします。以上でございます。」
●1640〜ODA会議/官邸
我が国の農業政策と世界との関わりを確認しました。