幹事長室2010

2010(平成22)年2月

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2月28日(日)雨 終日津波警報

●1630〜チリ大地震津波対策本部設置/党本部総裁応接室

緊急招集がかかり、在京の役員らが党本部に集合。直ちにこの度のチリ大地震による津波対策本部が設置され状況の把握と今後の対応が協議されました。1960年のチリ地震の状況に似ており、第二波、第三波の津波が前より高い潮位を示す可能性があることから警報の解除がなかなか出来ない状況にあることやチリの被害が予想より小さく生き埋めなどが少ないのは、これまで何度か地震災害にあったことから耐震対策が進んでいたことによるという特徴がありました。我が国も支援体制をとるもののチリからの具体的な支援要請を待つことになっているそうです。


2月26日(金)曇り雨

●0900〜予算委員会(見込み)/院内第1委員室、 ●0940〜厚生労働委員会(見込み)/院内第16委員室

昨日の三回にわたる本会議で、審議に復帰するきっかけは出来ました。論戦を通じて「政治とカネ」「マニフェスト違反」などの問題点をさらに明らかにしていかなければなりません。厚生労働委員会はセットされず、予算委員会は当初午前9時開会見込みとのことでしたが、国会に到着すると午後1時開会に表記が変わっていました。また、さらに開会時間は遅れ、午後3時以降の開会となり、その間、幹事長室、国会対策委員会室など情報取りに走り回りました。予算委員会の集中審議は動き出しましたので、私は議員会館の事務所でその様子を確認しました。


2月25日(木)晴れ 未だにゼロ回答

●0830〜臨時役員連絡会/党本部幹事長室

党本部で臨時役員連絡会が開催されました。与党民主党国対も衆議院議長も六項目に対する回答はゼロ回答です。それに抗議して三日間が過ぎましたが解決には至りません。まったく納得できない状況にありますが、このまま国会を放置することは出来ません。そこで緊急役員連絡会が招集され、今後の対応について協議されました。この責任の所在を明確にすることで国会の正常化に向けて取り組んでいくことになりました。

●1300〜本会議・待機

議長職権でセットされた13:00開会の今日の本会議は予定時間通り進みません。まず14:00ころ自民党代議士会が開催され、今後の動きについて報告がありました。そして本会議は14:10に第一回目が開催され、議院運営委員長の解任決議案の採決、17:00から第二回目の本会議で衆議院議長の不信任、いずれも否決されましたが、議員数から言えば当然の結果。そして18:20から三回目の本会議が開催され高校無償化法案の趣旨説明質疑が行われました。


2月24日(水)晴れ曇り 与党はまだゼロ回答

●0900〜予算委員会・不対応/院内第1委員室

●1000〜厚生労働委員会・不対応/分館第16委員室

与党国対や衆議院議長に対しての働きかけを継続するも、いまだに「ゼロ回答」です。大島幹事長は、これまで国対委員長として、与野党の国会審議が議会制民主主義に基づいて平等公平に行われるよう心を砕いてきました。野党に対しても十分な審議時間をとる、また長きにわたる経験によりつくり上げられてきた国会ルールを大切にする考えで、国会秩序を保ってきました。もし数だけで強行に押し切るならば、立法府の存在意義は薄れ、政府の提案は即成立になってしまい、少数の意見を尊重する本来の国会審議の意味はなくなります。特に今回は、予算本体が決着する前に予算関連法案を上程するなど、これまでに無い与党対応がなされており、これを許すならば、将来に禍根を残す国会運営になってしまうと、大島国対委員長は危惧しています。この国会運営のあり方、国会秩序維持については、国民の皆さんには伝わりにくく、どのように理解していただくか悩んでいます。与党国対が野党の要求に対して一日も早く「適切な回答」を出すよう期待しています。


2月23日(火)晴れ 強引な国会運営

●0930〜役員連絡会/院内総裁室

今日も民主政権の強引な国会運営に反発し、予算委員会、本会議を欠席せざるを得ません。盛んに議運・国対の責任者による調整が進められていますが、一方的な民主党の考えに変化はありません。昨日付けで横路衆議院議長に申し入れた「国会運営に関する申し入れ」は次のような内容です。

衆議院議長 横路孝弘 殿

国会運営に関する申し入れ

一、石川知裕衆議院議員の証人喚問と、辞職勧告決議案の直近の本会議における採決を行うこと

一、予算委員会等で我々が要求し、鳩山総理もその必要性を認めている、真相解明の為の総理の秘書ら関係者の証人喚問、参考人招致を早期に実現させること

一、総理も説明責任を認めている小沢民主党幹事長の証人喚問、参考人招致を早期実現させること

一、公共事業の箇所付け情報漏えい問題に関して官房長官が言明した事実関係の精査結果の早期公表と、国土交通省政務三役等の処分を行うこと

一、与党が提案している「子ども手当支給法案」「高校無償化法案」の本会議趣旨説明の提案撤回と、衆議院での本予算審議中は予算関連法案(歳出関連)の趣旨説明質疑を行わない旨の確約、および重要広範議案としての審議を行うこと

一、予算委員会で公聴会日程が委員長職権で強行に決定されたのは遺憾である。公聴会実施後の十分な審議時間(昨年並み約四十時間以上)を確保すること

     平成22年2月22日

自由民主党・改革クラブ

川崎二郎
公明党 漆原良夫
日本共産党 こくた恵二
みんなの党 山内康一

 

●1000〜幹事長室会議/院内幹事長室

幹事長室では、役員連絡会の方針決定に従い、今後の対応について検討がなされました。


2月22日(月)晴れ ゼロ回答に抗議

●0900〜予算委員会〜1700/衆院第1委員室

予算委員会で要求し続けている国会喚問や石川議員辞職勧告決議案採決などについて「ゼロ回答」の与党に対し抗議するため、予算審議などに出席しない方針を決定しました。本来審議に応じて議論することが大切だと思いますが、予算を上げるために強引に日程消化しようとする与党のやり方に猛反発しているのです。


2月21日(日)晴れ 長崎県知事選勝利!

※長崎県知事選挙投票結果

候補者 推薦・支持政党 得票数
中村 法道 [自・公] 316,603
橋本 剛 (民・社・国) 222,565
大仁田 厚   98,200
押渕 礼子   30,902
深町 孝郎 (共) 21,291
山田 正彦   6,634
松下 満幸   2,889

元長崎県副知事、長崎大卒の中村法道(かなむら・ほうどう)氏が当選を果たしました。


2月19日(金)晴れ

●1200〜幹事長室会議/党本部幹事長応接室

異常な国会運営に対する状況判断と対応について意見交換が行われました。長きにわたって国会運営に携わってきた大島幹事長は、政府と国会のあり方について現在の民主政権の対応に大いに不満があります。予算審議に入る前の前提条件に民主党がまったく回答しないことについて、野党自民党としての態度を明確にしていかなければなりません。来週月曜日から本格的な闘いがスタートします。


2月18日(木)雪曇り

●1245〜代議士会/衆院第24控室→●1300〜本会議/本会議場

予算委員会の運営について「委員長職権での委員会開催」に対する抗議から、鹿野道彦予算委員長(民主)に対する解任決議案を提出しました。しかし与党3党の反対多数で否決。投票総数448、賛成135、反対313と、数のパワーに押し切られました。


2月17日(水)曇り

●0900〜予算委員会応援/衆院第1委員室

幹事長室から連絡が入り、至急衆院予算委員会の応援に入るよう指示がありました。現場に入ると委員会は止まった状態。自民党が質問している時間帯のはずが、菅大臣は休憩時間のよう。民主党の委員長職権で委員会日程が決定されたり、採決が行われたり、国会審議は正常化されているとは言い難い状況にあります。

●1500〜国会基本政策委員会/参院第1委員室

QT(クエッション・タイム)とも言われる党首討論が新政権下で初めて開催されました。政府の姿勢を示すべき良いチャンスなのですが、なぜかこれまで開催されませんでした。討論のほとんどは「政治とカネ」の問題で、まだまだ説明が足りません。これからも追求していくことになるでしょう。

●1830〜政務懇談会/都内

麻生太郎前総理、河村前官房長官らとの政務懇談会が開催されお招きいただきました。さまざまな情報交換が行われました。


2月16日(火)曇り晴れ 長崎県出張

●1000〜現地調査/長崎市内

ちょうど「ランタン・フェスティバル」が開催されており、夜になると幻想的な提灯の灯りが魅力的です。元気な街づくりに取り組んでいる地元の皆さんの情熱を感じました。

長崎市内各地を回り、知事選挙の情勢について調査をしてきましたが、街頭遊説が1箇所、選挙カーとのすれ違いが2回と、大変静かな知事選挙になっている様子でした。

●1520〜JAL1850便で羽田空港へ/長崎空港

計画していた現地調査を終了し、長崎空港から羽田に向かいました。長崎はお天気が良かったのですが、東京は冷たい雨が降っていました。

●1830〜政務懇談会/都内

参議院選挙に向けた意見交換会が行われました。


2月15日(月)雨 長崎県出張

●0825〜JR特急みどり3号で佐世保駅へ向かう/博多駅

福岡から長崎に電車移動です。車内では長崎知事選の状況について現地担当者から説明を受け、大変厳しい情勢について受け止めました。

●1025〜現地調査/佐世保市内

現地での調査を終えて、車で佐世保から長崎に移動しました。各地で大変お世話になった皆さんに感謝申し上げます。

●1700〜現地調査/長崎市内

長崎市に到着し、各地の様子を拝見した後、現地の役員の皆さんと懇談会が開催され、意見交換を行いました。


2月12日(金)雨曇り 集中審議

●0900〜予算委員会・集中審議(1500までTV入り)〜1700/院内第1委員室

朝9時開会の予算委員会・集中審議が予定通り開会されるか、事故はないか、フォロー要員として現場の当番。無事に動き出したことを確認して院内の幹事長室へ移動・待機。こんな裏方が毎回数人幹事長室や国対副委員長室に待機しています。

与謝野先生が鳩山総理に噛み付いた!

金色のネクタイで颯爽と登場した鳩山総理に与謝野先生が噛み付きました。いつもはあまり感情を出さない、また人の話をしっかり受け止める与謝野先生が怒りました。私は初めてそんな与謝野先生を見ました。質疑、発言内容についていちいち語りませんが、鳩山総理の答弁に納得することは出来ませんでした。


2月9日(火)晴れ曇り

●0900〜予算委員会応援〜1700/院内幹事長室

予算委員会がきちんと進行しているか、何か問題は出ていないか、などを確認するための幹事長室予算委員会午前中当番が江渡聡徳先生と私の二人です。午前中は今日も順調に動き出しているようでしたので、国対の部屋に移動して院内テレビで様子を拝見。

国対の控室には担当の国対メンバーが張り付き、院内テレビで予算委員会の動きを注視します。

●0930〜役員連絡会/院内総裁室

役員連絡会が9時半からスタートし、各種課題への取り組み方法が示されました。

●1000〜幹事長室会議/院内幹事長室

その後、幹事長室で各種課題について説明がなされ、今後の国会日程や長崎県知事選の対応などについて説明がなされました。

いつも笑顔のお二人です。


2月8日(月)晴れ

●1200〜予算委員会応援/1-209

今日は予算委員会が開会されていますので、幹事長室責任者の一人として国会に向かいました。テレビで予算委員会の流れを確認しながら控室で待機しましたが、熱心な質疑は特に問題は無く、今日の予算委員会は終了しました。


2月4日(木)晴れ 石川代議士ら起訴

●1800頃〜小沢一郎幹事長(民主)の元会計事務担当の石川知裕衆議院議員ら起訴/東京地検特捜部

東京地検特捜部は「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反で元会計事務担当の石川知裕衆院議員と後任の会計事務担当元私設秘書の池田光智容氏を起訴し、元会計責任者公設第1秘書の大久保隆規容疑者(公判中)を追起訴しました。また小沢一郎幹事長は、嫌疑不十分で不起訴処分となりました。

●1830〜幹事長室懇談会/都内

幹事長室の懇談会が開催されました。東京地検特捜部の「政治と金」事件に対する動きを受け、これからの予算委員会の対応などについて意見交換が行われました。


2月2日(火)晴れ

●0830〜二年ぶりに雪積もる/国会議事堂

二年ぶりに雪が積もりました。横浜では1センチだったそうで、車の移動に影響はありませんでした。今日は衆議院本会議が予定されており、国会対応についての打合せが早い時間からスタートしました。

●0930〜自民党役員連絡会/院内総裁室

自民党役員連絡会が開催されました。国会の審議される案件は、平成22年度予算と「政治と金」の問題についてです。今後の対応などについて確認がなされました。

●1000〜幹事長室会議/院内幹事長室

役員連絡会に続き、幹事長室会議が開催され、国会の対応と参議院選挙の準備状況の報告などを受けました。毎日真剣な議論が続きます。

●1345〜代議士会/院内第24控室→●1400〜衆院本会議/本会議場

今日の本会議の議事について高木議運理事より説明がなされ了承されました。本会議では、公明党、共産党、社民党、みんなの党から鳩山総理の施政方針演説などに対して質疑が行われました。


2月1日(月)曇り雨雪

●1245〜代議士会/院内第24控室→●1300〜衆院本会議/本会議場

政府四演説に対する代表質問が今日から始まります。代議士会で今日の議事の流れが説明され了承されました。そして本会議が開催され、野党自民党の谷垣総裁と石原伸晃先生からの質疑が行われました。
河野洋平前衆院議長は与党自民党から強行採決せざるを得ない場面で本会議開会ベルを早く押して欲しいと要求があっても、最後まであきらめず与野党双方の歩み寄りを求めて来ました。その河野衆院議長の姿勢は与野党から高く評価され、いつしか議長入場の際には議員全員が起立してお迎えするようになりました。
しかし、最近その動きに変化が出ています。昨年の臨時国会以来、強引な与党民主党の本会議開催要求を現衆院議長が十分な与野党調整を行わず受け入れてしまう、と野党自民党は受け止めています。そのため、本会議開会時に起立して議長を迎える、あるいは閉会時に起立して議長を見送る、といった礼を拒否する議員が出始めたのです。
少数意見を尊重するべき議会運営にも民主党の強引な手法がとられ、まさに「国会軽視」状態。臨時国会では、それに反発して野党側としても審議拒否が行われました。「国会秩序」が失われつつあることが心配です。


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