幹事長室2009

2009(平成21)年12月

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12月23日(水)晴れ 麻生太郎先生に随行

奈良県吉野郡十津川村ふるさと対話集会へ

●0845〜羽田空港発南紀白浜空港へ

JALのビップルームに集合し、08:45発JAL1381便に搭乗し、南紀白浜空港に向かいました。今日は自民党再生のヒントを得るため、「ふるさと対話集会」が奈良県の十津川村で開催されることになりました。人口約4200人の十津川村に派遣されたのは麻生太郎前総理と副幹事長の私(前内閣官房副長官)でした。紀伊半島の真ん中に位置し、広大な面積を有する十津川村の皆さんとお目にかかるのが楽しみです。

●1005〜南紀白浜空港着→●1200〜十津川温泉へ到着(車移動)

南紀白浜空港にお迎えに来ていただいたのは、十津川村の更谷(さらたに)村長さんと十津川村議会の松實(まつみ)議長さんでした。空港から目的地の十津川温泉までは約二時間の車移動でした。ホテル昴に到着し、早速昼食をとりながら更谷村長、松實議長と意見交換がなされました。お食事は山菜を中心にした地元食材のお料理でした。

●1300〜「ふるさと対話集会」/十津川温泉ホテル昴

地元の皆さんとの対話集会が始まりました。麻生太郎先生からの挨拶に引き続き、私からも副幹事長として対話集会参加のお礼のご挨拶を述べました。村の96%を森林で囲まれる十津川村の林業対策や切り立つ山々に、へばり付くように整備されている道路の延長と安全確保対策が大きな課題となっていました。村の中央を走る道路は一本、その国道168号線はまさに「命の道」とも言われるくらい重要な道路です。しかし、落石危険箇所は367箇所にも上り、毎年どこかで落石崩壊事故が起きており、一ヶ月近くも村が分断されてしまうそうです。また、病院に行きたいと言っても移動には通常の所要時間で一時間半もかかってしまうとのこと。麻生先生からは、4200名の村民で林業を伸ばすには専門家としての人材の教育が必要であること、また完成品としての木造家屋など末端の需要喚起をしなければ木材価格は生産コストに見合うだけの価格引き上げにならない、従って単に補助金事業を求めるだけでは将来の夢をつくれないので、総合的な作戦に知恵を出す必要性があるのではないかと村の皆さんに語り掛けました。皆さんからは、その他様々な意見が出され、麻生先生は一つひとつ丁寧にお答えされていました。麻生太郎先生の冒頭の挨拶は動画にしましたのでご覧ください。

●1525〜谷瀬の吊り橋

「谷瀬の吊り橋」に寄りました。村の皆さんはこの吊り橋を誇りにしています。なぜなら、自らの手で作り上げた橋で、村人の生活を守るという心意気を示した大変重要な橋だからだそうです。橋一つ、トンネル一つがなかったならば、大変な労力と時間をかけなければ人・ものが移動できないのです。麻生先生も私も揺れる吊り橋によろよろしてしまいましたが、地元のおばあちゃんはこの吊り橋を自転車でスイスイと渡ってしまうそうです。

●1630〜喫茶懇談会/郷土資料館

郷土資料館に立ち寄りました。お茶をいただいて五條市の吉野晴夫市長、秋本登志嗣県議らとの喫茶懇談会が行われました。課題はここでも道路です。大きな崩落事故があったところを車中から視察しましたが、説明によると、もし別工事の為に整備された迂回路がなかったら、五年間も生活が分断されるところだったとのことでした。資料館の外では、勇壮に馬にまたがった大塔宮護良親王(だいとうのみや・もりなが・しんのう)の像が目を引きます。「元弘元年に元弘の乱が勃発。父帝、後醍醐天皇を助けたが笠置山が陥落すると奈良、十津川、吉野、熊野等を流浪して、諸国に令旨を発し反幕勢力の統合に努めた。」と説明に書かれています。

●1700〜五條市の皆さんにご挨拶

橿原神宮前駅に向かう途中で、五條市の皆さんが集まっている集会所に立ち寄り、短い短い挨拶とふれあいの時間をとることが出来ました。300人を超える皆さんがお集まりでした。

●1824〜橿原神宮前駅発→●1920〜京都駅着→●1932〜京都駅発東京行き→●2153〜東京駅着

橿原神宮前駅に到着すると地元の田野瀬良太郎先生がお迎えてくださいました。時間調整の間、しばし懇談。麻生先生から地元の感想が田野瀬先生に伝えられました。出発時間を迎え橿原神宮前駅で皆さんとお別れ、今日と経由で東京に向かいました。私は新横浜駅で先に新幹線を降り、自宅に向かいました。移動中も時間の許す限り本を読み、食事時間には弁当もぺろりと食べてしまう元気一杯の麻生太郎先生でした。


12月22日(火)晴れ

●0900〜幹事長室会議/党本部幹事長応接室

自民党の信頼回復に、いま何をすべきか、今年最終の正副幹事長による意見交換が行われました。各地では「ふるさと対話集会」が開催される運びですが、全国の皆さんからたくさんの声を聞かせていただきたいと思います。

●1000〜役員連絡会/党本部総裁応接室

今年最終の役員連絡会が党本部の総裁応接室で開催されました。今年一年の取り組みに対し総裁からねぎらいの言葉があり、今後の取り組むべき課題が確認されました。来年は通常国会を主戦場とし「天皇陛下の政治利用問題」「鳩山総理巨額脱税疑惑」などをはじめとする様々な課題を追求することになるでしょう。

●1030〜第77回定期党大会第3回実行委員会/党本部幹事長応接室

来年1月に行われる党大会の内容が詰められました。多くの方からのご意見を頂戴しましたので、それを活かして今までと違う党大会にしていきたいと考えています。


12月19日(土)晴れ

●1800〜前閣僚懇談会/都内

前閣僚懇談会が都内のホテルで開催されました。国家の発展、国民の安心安全確保、社会の秩序維持に腐心してきた前政権の皆さんは、政権交代の責任を強く感じています。しかし、現政権の取り組みには大変心配しており、鳩山総理、小沢幹事長の政治資金に関する疑問を司直の手に委ねたとしても、特に我が国の経済、日米 安保、そして天皇陛下の政治利用などの問題についてたくさんの意見交換がなされました。


12月17日(木)曇り

●1600〜政権構想会議・第二次勧告説明会/901

政権構想会議から第二次勧告がなされ、さらに各議員から意見が述べられました。これを受けて来月の党大会で発表する党の新綱領などがつめられることになります。


12月16日(水)曇り

●1100〜党大会実行委員会/党本部ブロック第5会議室

来年一月の党大会の準備を進めました。

幹事長室に戻ってくると青森の江渡聡徳副幹事長と林幹雄筆頭副幹事長が今後の活動について勉強しておられました。


12月15日(火)曇り晴れ

●0800〜選対意見交換会/リバ4

来年の参議院選挙に向けた勉強会が開催されました。明日の日本、自民党の再生に向けて真剣な議論がなされました。

●0940〜幹事長室で情報交換

役員連絡会の開催時間まで幹事長室で情報交換する役員の皆さんです。

●1000〜役員連絡会/党本部総裁応接室

谷垣総裁、大島幹事長から各種課題についてその取り組みが報告されました。天皇陛下の政治利用についての我が党の見解を総裁談話として昨日発表したこと、鳩山、二階両議員から提出されていた党役職等の辞表については本日受理されたこと、いまだに民主党は党首討論の開催申し入れについて回答を示さないこと、経済政策の取りまとめのこと、憲法改正推進本部の動きいついて、ふるさと大佐習会実施について、政権構想会議の第二次勧告案について、などなどが報告されました。

●1230〜イチョウの葉っぱも落ちました・・・/国会裏

あっという間にイチョウの葉っぱが落ちました。いよいよ本格的な冬を迎えることになります。皆さんには健康にご留意いただきお風邪などひきませぬよう・・・。


12月9日(水)雨曇り

※テレビのニュースを見ていて思い出した言葉は、「マッチポンプ」。

思い出したのは「マッチポンプ」。これを広辞苑を見ると「(和製語。マッチで火をつける一方、ポンプで消火する意)意図的に自分で問題を起こしておいて自分でもみ消すこと。また、そうして不当な利益を得る人。1966年の政界の不祥事で広まる。」と書かれていました。


12月4日(金)晴れ曇り 第137回臨時国会閉会

●第173回臨時国会閉会・・・国会は少数意見無視!

第173回臨時国会が自民党が出席することができないまま閉会しました。今回の臨時国会は、国会運営のこれまで歴史的に積み重ねられてきた常識がことごとく壊されてしまったといって過言でない思います。その国会運営に関する問題の本質、国会軽視という意味が、報道では一般的に伝わりにくいことが残念でした。党首討論などを通じて国民の皆さんに政権の考え方を積極的に示す必要があったのではないでしょうか。
本日、自民党国会対策委員会からは下記の考えが示されました。

 (平成21年9月16日の)新政権発足後、長期間にわたり国会を開こうとしない鳩山内閣に対し、自民・公明・みんなの党は10月8日に「臨時国会召集要求書」を携え、衆院議長並びに官邸に申し入れを行った。鳩山総理は、米国の国連総会等の場で温室効果ガス削減について言及するなど、国の基本方針と日本の将来に関わる極めて重要な政策を独断で国際公約しておきながら一向に国会を開かず、またマニフェストに盛り込んだ財源無き目玉政策や自身にまつわる政治献金疑惑について説明もしようとしなかった。国民が総理の所信表明と説明責任を強く望むなか、内閣の反応は鈍く、臨時国会が召集されたのは10月26日であった。

 36日間の会期幅につき、当初より我々は「法案審議に十分な会期とは言えない」と主張した。しかし政府与党は、あらかじめ外交日程や宮中行事があると知っていながら12件の閣法、3件の条約、2件の承認案件を提出し、時間的制約の中で自縄自縛に陥った。政権交代後の初めての論戦国会であるにもかかわらず、与党は議事運営で無理を重ね、かつて自分たちが非難してきた「多数の横暴」と「権力の乱用」を繰り返すに至った。以下に概況を記す。《第173回臨時国会概況

●1000〜役員連絡会/党本部総裁応接室

第173回臨時国会の閉会を迎え、自民党は役員連絡会が午前10時から開催されました。国会不正常な事態に対しての具体的な対応が幹事長より示されました。谷垣総裁からは国益・国民生活の視点からも、@経済対策(デフレ・円高・雇用)、A普天間、日米安保問題、B政治と金(鳩山総理・小沢幹事長)についてしっかり追求していかなければならないと挨拶がなされました。また川崎国対委員長からは、院内に鳩山総理巨額脱税疑惑追求対策本部が設置されたことが報告されました。年末年始に向けて活発な党活動が展開されることになります。

●1100〜政策要望にもしっかり対応!/幹事長室

自民党の政策要望等の受付、対応、処理の方針が明確に示されました。

政権交代により与党民主党が、自治体や業界等の要望・陳情について、民主党幹事長室での受付に一本化したことが波紋を呼んでいます。民主主義は「広く国民の声をすくい上げ、行政運営に公正に反映させていくことに価値がある」のであり、これを歪め、特定政党の影響力拡大のために利用するようなことは厳に慎まなければなりません。自民党はこのような観点から、オープンに国民各界・各層の声に耳を傾け、国民との信頼を深めつつ、政府に政策実現等を強く求めていきたいと考えています。各種団体・企業等へは組織運動本部団体総局・政調会等が対応していきます。地方議員・首長・自治体等へもこれまで通り、党・自民党所属国会議員が窓口になり対応していきます。

 


12月3日(木)雨曇り

●1400〜政権構想会議公開意見交換会/901

党本部の9階の会議室が現職議員、前議員らでビッシリ埋まりました。司会者は河野太郎議員です。伊吹文明議長のまとまられた討議メモをたたき台に自民党再生に向けた熱心な意見交換が続きました。二時間にも及ぼうかという長時間の議論で、56名の議員から意見が出されました。また驚いたことに森元総理がはじめから終わりまでずっと皆さんの話に耳を傾けておられました。そして最後に、「ポスターにしても自由民主にしても自民党が変わったということが伝わってこない。もっと変えることに自信を持って挑戦すること。また勝利した選挙区の勝因を深く探るべき」との趣旨の具体的な意見を述べられました。


12月1日(火)晴れ 松本純と友好団体忘年会

●今日の国会・・・

国会議事堂の裏側の銀杏並木も黄色く色づき落ち葉が気になる季節になりました。国会の正常化のために提案した自民党の考えを全て拒否した与党民主党は、強引に国会運営を続けています。まさに国会軽視に驚きを隠せません。こんなことなら国会は不要になってしまいますね。

●0930〜役員連絡会/院内総裁室

谷垣総裁の下、役員連絡会が開催されました。国会の状況について川崎国対委員長らから説明がなされ、今後の対応について協議されました。また、谷垣総裁の写真を掲載した自民党のカレンダーが完成しお披露目となりました。

●1000〜幹事長室会議/院内幹事長室

今後の国会対応について大島幹事長から指示が出されました。国会は正常化されておらず、委員会や本会議に出席することは出来ませんが、取り組むべき課題は山積、一つひとつ丁寧に対応していかなければなりません。

●1030〜第77回定期党大会第1回実行委員会/院内幹事長室

新年一月に実施される自民党の党大会の内容について協議されました。林筆頭副幹事長から課題が示され、これから数回にわたる実行委員会で詰めていくことになります。


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