My Opinion 2010

2010(平成22)年11月6日

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■私の地元で開かれる「APEC」/11月7日〜14日

夢の実現に20年!

私の20年にわたる「コンベンション・シティ構想」取り組みの総集編ともいえるAPECが横浜で開催されます。やっと夢がかなったという達成感を持ってこの国際会議を見守っています。実は、このAPECの横浜開催については麻生太郎総理(当時)の理解と協力を得て実現に結びついたものなのです。

昔々のお話ですが、1989年「YES89」が開催された年に、横浜の描く「コンベンション・シティ」を目指した壮大な実験が行われました。それは横浜青年会議所が主管した「アスパック」と呼ばれるアジア太平洋会議です。17,000人のJCメンバー・お客様を国内外からお招きし、新横浜のアリーナなどを会場にして一週間開催され、その予算は7億円にもなりました。

コンベンション・シティの目的は、世界各国から会議を誘致して、会議場はもとより宿泊、飲食、観光をはじめさまざまな業種が関わり、会議のインフラを提供することにより莫大な経済効果を得ることです。

当時はホテルも少なく、宿泊できない人のために大桟橋に客船を着け、そこに宿泊してもらうなどさまざまな苦労がありました。横浜に足りないものは何か、その検証の後、みなとみらい21地区を中心に整備が進みました。

そして一昨年2008年に「TICADW(第4回アフリカ開発会議)」と呼ばれる会議がこの横浜で開催され、終了後、施設や設備が十分に整った環境で快適な会議運営ができたと外務省の皆さんから高い評価を得ました。

2008年暮れから横浜市は次の目標として「APEC」に狙いを定め、国会議員の応援団を結成、2009年にはAPEC・PRイベントを桜木町駅前で開くなどざまざまな誘致活動をした結果、同年3月23日に麻生総理の決断で会場は横浜に決定しました。この誘致活動に関与できて光栄に思います。きっと「横浜」の名前は世界各国に浸透し、そのPR効果は次の国際会議誘致に繋がるに違いありません。

私は内閣官房副長官として麻生太郎総理に随行し、各国で開かれた国際会議に参加してきましたが、開催地の最も重要な責任は「安全に会議を運営すること」です。市民の皆さんには会議場周辺の警備や交通規制などでご迷惑かけることになると思いますが、ぜひご理解とご協力をお願いしたいと思います。