My Opinion 2009

2009(平成21)年8月15日

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「ばらまき」より、ニッポンの明日へ「投資」を!

日本は麻生内閣の4次にわたる緊急対策で経済危機を脱しつつありますが、課題はそれを安定した成長軌道に乗せ、その先に目指すべき日本の姿をしっかりと示すことではないでしょうか。

キーワードは「太陽光・エコカー・グリーン家電」です。これらは待ったなしの地球温暖化対策の切り札ですが、日本の経済成長を支える最大の武器でもあります。日本はその技術で世界をリードしています。この得意分野の産業に行政と民間が足並みをそろえて集中的に投資することが、「新たな成長戦略」の柱となるのです。

「太陽光発電を2020年までに今の20倍にする」、「2020年には新車の2台に1台はハイブリッド車や電気自動車にする」。グリーン(省エネ)家電への買い替えとあわせて、「低炭素革命」と呼ばれますが、この目標が達成できれば、その時点で新たに約50兆円の市場と140万人の雇用が創出できると試算されています。

成長戦略のもうひとつの柱は、「健康長寿社会」の実現です。「現在130万人の介護職員を3年間で30万人増やす」、「介護施設を集中的に整備する」。さらに地域医療を隣りの市町村と協力し、病院・開業医・介護施設が一体となってひとつのサービスを提供する仕組みに転換させることが地域医療の再生、さらに雇用の創出につながります。

松本純は薬剤師として、横浜市会議員、衆議院議員の20年間、一貫して「社会保障」を最大のテーマとして取り組んできました。医療・年金・介護・福祉など社会保障制度の揺らぎが国民の皆さまの底知れぬ不安を招いている今こそ、「社会保障の専門家・松本純」が求められていると思います。その経験と知識を発揮する必死の働き時です。

このお盆、久し振りに家族そろって過ごされたお宅は多かったと思います。家族のきずなと笑顔こそが日本の底力です。その笑顔を消さないために、日本を成長させ、国民のくらしを守るのは、「『ばらまき』政策」なのか、「ニッポンの明日への『投資』を進める政策」なのか―を、この大切な8月にじっくりと考えていただきたいと思います。

麻生太郎総裁は8月30日に投票が行われる今回の総選挙は、「日本を守り、国民の皆さまのくらしに責任をもてる政策」とは何か―を選ぶ「政策選択選挙」だと主張していますが、私もまったく同じ考えです。

日本の「新たな成長」と「安心の社会」のために

日本は今、経済危機からの脱却に向かって力強く歩き始めています。今後の課題は、それを継続的な、安定的な成長の軌道に乗せることです。そのために必要なのは、目指すべき日本の明日に向けた成長戦略、真に「日本を守る責任力」を備えた政策です。 下記の課題には早急に取り組んでいかなければなりません。

(1) 「経済成長」を図り、活力と安心が両立する社会をつくること。
(2) 全世代・全生涯に「安心」をもたらす社会保障制度を確立すること。
(3) 公務員制度改革、地方分権で「政治への信頼」を取り戻すこと。
 

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