松本純の備忘録(メモ)・リポート

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 安倍晋三前首相 大いに語る
202198()11:30/1-302
YouTube公開中 下記メモは発言のまま書き起こし (敬称略)

(前編) 政策 https://www.youtube.com/watch?v=T0Db25zXPXs

安倍晋三前首相 大いに語る (前編)

(安倍)どうもお世話様です。

(松本)どうも今日はお忙しいところありがとうございます。

(松本)今日はすみません。お忙しいところ激励に(来て)いただいて恐縮です。

(安倍)どうぞ宜しくお願いします。大変な、離党されて苦労も多いことだと思います。自民党の仲間たちはですね、やはり、いつも純ちゃんと呼んでいるので純ちゃんと今日は呼ばせてもらいたいんですが、純ちゃんが党で果たしてきた役割、政府で頑張ってきた成果、多くの人たちが評価をしていて、是非自民党としてね、頑張ってもらいたいと、みんなそう思ってますから、ここは大変苦しい戦い、選挙になると思いますが、是非本当に歯を喰いしばって頑張っていると思いますが、勝ち抜いていただきたいと期待しています。

(松本)はい、ありがとうございます。実際には地元を歩いている時間が多くなりまして、色んな意見をいただくんですけども、特にやっぱりコロナのことについては皆さん非常に神経質になっていて、横浜などは若い方々が、ワクチンをいつ打ってもらえるのか、というその予約が取りにくいというようなことでも問題が起きてますね。
これからどんな対応をして、国民の皆さんが安全で安心でいられるかということを早く醸し出していかないといけないと思いますね。

(安倍)多くの国民の皆様はですね、いったいいつまでこの状況が続くのか、本当に不安な気持ちの中で我慢をしておられる。その皆さんの気持ちにですね、私たちは正面から向き合わなければいけないんだろうなあと思いますね。で私たちはどのようにこの今の状況に終止符を打つか、明確に示していく必要がある。それはやっぱりワクチンと特効薬なんだろうなあと思いますね。
松本さんは厚生行政、医療分野、専門家としてずっと活躍をしてこられましたし、こうしたパンデミックにも早くから警鐘を鳴らし、やっぱり国産ワクチン、これをしっかりと確保すべきだ、とこうおっしゃってましたよね。

(松本)はい、そうですね。大変重要で、日本人、この国民の命を外国に委ねなければならないということがもうまさに悔しくてしょうがないことで、研究開発の能力は十分ありながら、そのシステムが出来てないために、実は結構歴史があって、サーズ、マーズ、新型インフル、こういったことで過去繰り返しやってました。
たまたまパンデミックにならなかったということなんですが、なってみたら弱いところが全部出てきまして、まず司令塔ですね、予算を持ってこうしろということが指示が出せるような体制を組むことと、それから日頃の産・学・官の連携をしっかり取ること、また地方自治体との連携というのは大変大事で、いかに上手にワクチンを届けることができるかなど、これ想定してなかったことをやらなきゃなんないということで今混乱してます。

(安倍)今回、私も78ケ月政権を担ってましたから、その時の反省も込めてですね、今回菅総理、相当頑張ってですね、100万回、一日100万回無理だと言われたんですが、総理のリーダーシップでですね、100万回突破して、多い時は160万回と言いましたね。
しかしそれが当初の予想よりも打ち手も確保して、会場も確保して、ガーンと進みそうになったんで、実は量自体のですね、供給が間に合わないということで、大変国民の皆様にもご迷惑をおかけした。
なぜそういうことが起こったかということはですね、それはやっぱり国産ワクチンではなくて、同時に例えば海外のファイザー製、モデルナ製であったとしてもですね、日本で生産できていないということが問題なんですね。(そうです。)ですから日本で生産する。これは相当の思い切った予算の投入をしてでもですね、それをやらなければいけない。
先般新ワクチン戦略ができて、それをやっていこうということが6月の末に決まりました。あまりですね報道されていないんで、御存じない方も多いかもしれませんが。
と同時にお薬も段々いいものができてきましたね。薬事承認までの期間を短くしなければなりませんし、こういう時ですからね。
そして特効薬があればみんな安心できますから、早くそういう状況を一日も早く作って、そのためにもですね、是非、松本さんにも今までの経験やですね、知識を活かして頑張ってもらいたいなあと思います。

(松本)はい、全力で、もう自分のライフワークとして、この課題には取り組みたいと思ってます。
まああと、その後ですね、経済がどうなるのかということでの心配もされていらっしゃる方も多くいますよね。
そうするとwithコロナなのか、コロナゼロでやっていくのか、という判断はなかなか今は難しいと思うんですが、経済はこの人流をはじめとして、モノやヒトが動くことができるような環境がまずできて、少しでも元の暮らしや生業ということに戻れれば、少し安心してもらえるんじゃないかと思うんですがね。

(安倍)そうですね、経済においてもそうなんですね、やはり大切なのはこのワクチンとですね、そして特効薬をしっかりと開発、生産、そして皆さんに使っていただける医療体制、整備をしてですね、この状況に終止符を打っていく、ということと同時にですね、経済相当の打撃を受けました。そして皆さん本当に我慢して大変だったと思います。
政治における経済分野においての最大の責任はですね、雇用を守っていくということだと思います。そのために昨年、第一次政権においてはですね、事業規模で230兆円を超えて、政府財政支出120兆円を超えていくですね、大規模な経済対策をやって、先進国の中でも失業率を大変低く抑えています。
でも長く続くことによってですね、大変厳しくなってるなと思います。ですからここはですね、思い切った財政出動が私は大切だと思っています。昨年は57兆円国債を出して、それは全部日本銀行に買ってもらいました、最終的にですね、最終的に。ですから政府、日本銀行でもう一回ドンと行く。それは孫子の代にツケを回すと批判する人がいますが、それは間違ってます。全部、日本銀行に実は背負ってもらって、日本銀行は政府の子会社でもありますから、連結決算上は債務でも実はないんですね。でインフレになったり、金利が上がったら問題です。でもそんなことは起こってませんから。今はやっぱり雇用を守る。就職を控えた高校生、大学生の皆さんにとって、就職氷河期のような時代を絶対に作ってはならない。人材が活用できない、国家の大損失ですからね。ですからそのためにもですね、今度はしっかりと、思い切った、大胆な、異次元のですね、財政政策を進めていきたいと思います。
そのためにもこの選挙、純ちゃんも含めみんなで勝ち抜かなければならないのだろうなあと思いますね。

(後編) 復活 https://www.youtube.com/watch?v=l62rvgM5NWQ

安倍晋三前首相 大いに語る (後編)

(安倍)松本さんには、安倍政権においてですね、国家公安委員長、そして防災担当大臣、領土担当大臣等々務めていただきました。あの時は、防災大臣というのはですね、本当になかなか24時間ゆっくりできない、厳しい役割だと思います。いつ何か、本当に今急に豪雨が襲うっていうこともありますから。
であの時確か糸魚川で大きな火災が発生した。これは火事ですので、これ失火から始まった火事なんですが、これをいわば災害と認定するかどうかというのが議論になりましたよね。

(松本)そうですね。この風が非常に強かったということから、災害認定に結び付いていったんですが、あの大規模な火災が起きて、地元の方達はどうしていいか分からなかったと思いますが、あそこで安倍総理にご決断いただいたというのは非常に大きかったと思います。

(安倍)新潟、しかも雪も降ってるという、冬だったですよね、で寒い中まさに家を失って、財産も失って放り出されてしまった。で災害にちゃんと認定していけばですね、生活も支援もできますし、その後の再建も支援できると。そういう中から当時の松本大臣が強く主張され、そういう判断をした。これは間違ってなかったと思いますし、大変迅速にそういう判断、松本さん頑張ってやっていただいたなあと思います。そういう松本さんのですね、実績も皆さん評価していただきたいなあと思います。

(松本)何よりも自由民主党がその責任を果たしていただきたいと強く思ってますが、その根幹というのは、7400ある支部が全国津々浦々に自民党はあって、皆さんの声を隅々まで拾い上げていくということができて、それを一つに集約できるという力を持っているのが、責任政党としての大きな力なんだと思います。これからも自民党を頼っていただいて、そして自民党と共に生活し、生業を大事にしながら生きていく、また汗するものが報われるという、そんな社会を作っていけたらなということを強く思っております。

(安倍)2009年、我々政権を失いました。あの時、麻生総理の官房副長官として、大変なご苦労があったと思います。
私は2006年、2007年、大変若い、戦後最年少という中において総理に就任しました。しかしやはり経験不足、覚悟不足もあったのかなあと今思います。一年で政権は幕を閉じ、私も体調を崩したということもあったんですが、突然の総理の辞職で大変国民の皆様にはご迷惑をおかけしました。
その中で迎えた2009年の総選挙、自民党にも厳しかったですし、私にも逆風だった。私の人生で最大の、あの時は挫折だったんですね。地元の皆さんからも、いやあ晋三さんに期待してたんだけど、あんな形で終わって残念だよ、とこう言われました。中にはもう安倍さん支持できないよ、という方もいらっしゃった。政権放り出してなんだよ、と随分怒られました。
その中で私も初心にかえって、私が政治家を志したあの時の想いを、もう一度自分なりに思い返しながらですね、地域や日本のためにもう一回仕事をさせてもらいたい、もう一回チャンスを与えて下さい、一軒一軒戸を叩いて皆さんにお願いをして、お詫びもして回りました。その中で、そこまで言うんだったら晋三さん頑張れよ、という人たちも段々出てきてくれたんですね。結果として多くの皆さんの支持をいただき、立派に当選することができたんです。
実は2009年に取った得票数というのはですね、その後私自民党総裁として3回選挙をやってるんだけど、その時よりも多いんですね。ですからそれはやっぱり皆さんに気持ちを伝えることができた。
で松本さんもその想いで本当に頑張っておられると思います。苦しい中、なかなかコロナで会合や訪問もしにくいという中でですね、本当に頑張っておられて、でも先般、松本さんの古い支持者の方から、松本さんをずっと応援してきて、松本さんにもその期待に応えてくれて、この前の出来事は本当に残念で、私も応援していこうという気持ちが揺らいだんだけど、でも今の松本さんのあの姿、厳しい批判を浴びても、その中でやっぱり地域を良くしていこうという情熱を再びこの自分の中にもう一度引き戻してですね、そして地域の皆さんの声を素直に受け入れて、それを糧に頑張っていくというあの姿勢を見て、もう一回じゃあ純ちゃん頑張ってもらおうという気持ちになったよ、という風に言われていました。
ですから是非ですね、私、本当に苦しい戦いだと思いますが、これを乗り越えて、で私はこれを乗り越えられたらですね、私もあの挫折が政治家人生の大切な糧になったと思ってます。ですから松本さんもですね、頑張っていただきたいと思います。応援してます。自民党の仲間もみんな待ってます。

(松本)ありがとうございます。この激励を糧に、あと僅かな時間ですが全力で取り組んでいきたいと思います。本当に今日はありがとうございました。

以上

 


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