松本純の海外リポート・外交 |
2018(平成30)年7月28日(土)〜8月6日(月) |
【公務】衆議院欧州政治経済事情等調査議員団・団長として海外出張
写真で綴る概要報告
衆議院欧州政治経済事情等調査 |
■調査日時 | 平成30年7月29日(日)〜平成30年8月6日(月)(9日間) | ||
■派遣目的 | 欧州各国における政治経済事情等調査のため | ||
■派遣国 | オーストリア共和国、ルーマニア及びイタリア共和国 | ||
■調査議員団(衆議院議会外交2班)参加者 |
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団 長 | 松本 純 | 衆議院議員 | 自民党 |
団 員 | 山内 康一 | 衆議院議員 | 立憲民主党 |
団 員 | 奥野 総一郎 | 衆議院議員 | 国民民主党 |
団 員 | 岸 信夫 | 衆議院議員 | 自民党 |
団 員 | 御法川 信英 | 衆議院議員 | 自民党 |
団 員 | 大塚 高司 | 衆議院議員 | 自民党 |
団 員 | 井上 貴博 | 衆議院議員 | 自民党 |
事務局 | 梶田 秀 | 衆議院参事 | |
事務局 | 石川 真一 | 衆議院参事 | |
事務局 | 野元 義文 | 外務事務官 |
■派遣日程
派遣日程 |
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7月29日(日) | |
0:10 | 東京(羽田空港)発(NH203便) |
5:20 | フランクフルト着 |
10:00 | フランクフルト発(OS128便) |
11:20 | ウィーン着 |
18:00 |
小井沼駐オーストリア大使より現地情勢等ブリーフィング |
<ウィーン泊> | |
7月30日(月) | |
11:00 | 天野国際原子力機関(IAEA)事務局長との意見交換 |
14:30 | 墺日友好議連(グロースバウアー議員、ドロツダ議員)との意見交換 |
15:15 | 国会(ホーフブルク内)視察 |
17:50 | ウィーン発(RO344便) |
20:20 | ブカレスト着 |
21:30 | 石井駐ルーマニア大使より現地情勢等ブリーフィング |
<ブカレスト泊> | |
7月31日(火) | |
11:00 | デヴェセル基地視察(ルーマニア軍及び米軍関係者との意見交換) |
14:30 | デヴェセル町長との面会 |
19:30 | 対日友好議連ポップ会長主催夕食会 |
<ブカレスト泊> | |
8月1日(水) | |
9:00 | 議会宮殿視察 |
10:10 | ルーマニア国防省次官との意見交換 |
11:45 | 駐ルーマニア米国大使との意見交換 |
14:20 | ブカレスト発(LH1419便) |
15:45 | フランクフルト着 |
17:25 | フランクフルト発(LH276便) |
18:35 | ミラノ着 |
19:30 | 雨宮在ミラノ総領事より現地情勢等ブリーフィング |
<ミラノ泊> | |
8月2日(木) | |
10:30 |
ボッラーテ刑務所視察 |
<ミラノ泊> | |
8月3日(金) | |
10:00 |
ボルギ下院議員との意見交換 |
<ミラノ泊> | |
8月4日(土) | |
12:30 | 日本語教育国際研究大会(ヴェネツィア)での挨拶、懇談 |
18:25 | ヴェネツィア発(LH329便) |
19:50 | フランクフルト着 |
<フランクフルト泊> | |
8月5日(日) | |
12:10 |
フランクフルト発(NH204便) |
<機中泊> | |
8月6日(月) | |
6:35 |
東京(羽田空港)着 |
2018年7月28日(土)晴れ 欧州視察@日本
●2310(日本時間)〜(国会)集合/羽田空港
国会対策委員長代理班の海外視察がスタートします。参加国会議員が羽田空港に集合し結団式が行われました。
参加者は松本純衆議院議員(団長・自民党)、山内康一衆議院議員(立憲民主党)、奥野総一郎衆議院議員(国民民主党)、岸信夫衆議院議員(自民党)、御法川信英衆議院議員(自民党)、大塚高司衆議院議員(自民党)、井上貴博衆議院議員(自民党)、以上国会議員7名
と事務方3名です。
7月29日(日)晴れ 欧州出張A日本→ドイツ(フランクフルト)→オーストリア(ウイーン)
●0010(日本時間)〜NH203便でフランクフルトへ出発/羽田空港
●0530(以下現地時間)〜無事到着しましたがトランジットで時間調整/フランクフルト国際空港
●1000頃〜オーストリアに向け出発/フランクフルト国際空港
オーストリア航空OS128便にてウイーン国際空港に向かいました。
●1124〜オーストラリアに到着/ウイーン国際空港
1時間半ほどでウイーン国際空港に着き、小井沼駐オーストリア大使のお出迎えをいただきました。
●市内へ向けバス移動
●1205〜ランチミーティーング/エスターハージ・シュトウーベル
●1335〜ベルヴェデーレ宮殿(上宮美術館)
●1800〜小井沼駐オーストリア大使によるブリーフ兼夕食会〜2000/フィグルス
●ウイーン宿舎:パーク・ハイアット・ヴィエナ
7月30日(月)晴れ 欧州出張Bオーストリア(ウイーン)→ルーマニア(ブカレスト)
●0945〜IAEAに向け出発
●1100〜天野IAEA事務局長との面会/IAEA
天野国際原子力機関(IAEA)事務局長との意見交換
日 時 | 平成30年7月30日(月) 11:00〜12:00 |
場 所 | 国際原子力機関本部 |
相手方 |
天野 之弥
国際原子力機関事務局長 市川 とみ子 事務局長特別補佐官 |
会談概要 | 天野事務局長 本日は、IAEAに関する最近の問題、北朝鮮をめぐる問題、また原子力の平和利用についてお話ししたい。(詳細は部外秘) |
●1215〜ランチミーティング/カフェ・セントラル
●1330〜日本大使館へ徒歩移動/モーツァルト活動の地
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●1430〜オーストリア・日本友好議連との意見交換/日本大使館
マリア・グロースバウアー(Maria GROSSBAUER)国民議会議員、トーマス・ドロツダ(Thomas DROZDA)国民議会議員と面会し有意義な意見交換が行われました。
墺日友好議連との意見交換
日 時 | 平成30年7月30日(月) 14:30〜15:00 |
場 所 | 在オーストリア日本国大使館 |
相手方 | マリア・グロースバウアー国民議会議員 トーマス・ドロツダ国民議会議員 |
会談概要 | グロースバウアー議員 国民党では、文化、平等性、国民投票の担当をしている。日本とは、個人的に長い付き合いがある。また、父はウィーン・フィルの奏者として、100回以上訪日しており、浜松、東京、長野は特に身近に感じている。自分自身は1度しか訪日していないが、3週間にわたり滞在できた。またサントリーと協力し基金を設立し(ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金)、東日本大震災の被災地での音楽活動を支援してきた。このように文化活動を通じて、国同士のつながりが深まり、今後も続いていくことを期待している。
ドロツダ議員 |
●1515〜ホーフブルク(国会)内視察
国会(ホーフブルク内)視察
日 時 | 平成30年7月30日(月) 15:15〜16:00 |
場 所 | 国会(ホーフブルク内) |
訪問概要 | 国会議事堂が修繕のため閉鎖されているため、宮殿内の仮移転中の施設を視察した。 |
●1610〜ウイーン国際空港へ向けバス移動
●1750〜タロム航空RO344便でブカレスト国際空港に向け出発/ウイーン国際空港
●2020〜ブカレスト国際空港に到着
●2050〜市内宿舎へ移動/バス移動
●2130〜石井駐ルーマニア大使によるブリーフ兼夕食/Roberto’s(アテネ・パラス・ヒルトン・ブカレスト内)
●ブカレスト宿舎:アテネ・パラス・ヒルトン・ブカレスト
7月31日(火)晴れスコール 欧州出張Cルーマニア
●0800〜デヴェセルへバス移動出発(所要3時間)/宿舎ホテル
●1100〜イージス・アショア基地視察/デヴェセル
▼全体会議:基地全体はNATOの一員としてルーマニア軍が管轄します。
ルーマニア軍関係者との意見交換
日 時 | 平成30年7月31日(火) 11:00〜11:45 |
場 所 | 第99デヴェセル軍事基地(ルーマニア軍管理) |
相手方 | ラズヴァン・ブラテュルク第99軍事基地司令(ルーマニア陸軍大佐)他 |
会談概要 | 第99デヴェセル軍事基地の概要・任務 デヴェセル基地においては、ルーマニア側代表たる第99軍事基地司令(ルーマニア軍大佐)と、米側代表たる米海軍支援施設(NSF: naval support facility)司令官(米海軍大佐)とが協力して任務を遂行している。 第99軍事基地の主たる任務は、NSFの外側の警備、米軍とルーマニア政府との間の連絡調整、基地に対する後方支援・補給であり、緊急時における内務省、緊急事態対処庁といった警察機関との連携も担当する。(詳細は部外秘) |
▼イージス・アショアを直接運用する米軍の施設を見学
▼基地内で日常の食事を試食
▼米軍から運用について説明を受ける。
海軍支援施設関係者との意見交換
日 時 | 平成30年7月31日(火) 12:45〜13:30 |
場 所 | 海軍支援施設(NSF:Naval Support Facility) |
相手方 | チャールズ・ワシントン海軍支援施設司令官(米海軍大佐) |
会談概要 |
NSFの施設概要・任務 NSFは、イージス・アショア運用部隊が活動する環境を整えるのが任務であり、施設の警備、維持管理、物資の補給、隊員の生活、食事、福利厚生、士気の維持に責任を有している。(詳細は部外秘) |
●1430〜デヴェセル町長との面談
デヴェセル町長との意見交換
日 時 | 平成30年7月31日(火) 14:45〜15:30 |
場 所 | デヴェセル町集会施設 |
相手方 | イオン・アリマン デヴェセル町長 ペーテル・シルヴィウ・ナークス オルト県知事 ヴィルジル・デルレアヌ オルト県議会副議長 他 |
会談概要 |
米軍に対する地元感情 まず、デヴェセル町の歴史に触れた上でお答えすると、デヴェセルには1955年からルーマニア空軍基地があり、基地とともに過ごしてきた歴史があったので、イージス・アショアが来るという話が持ち上がった時には、ポジティブにとらえ、関心が高く、利益もあると考えていた。2011年に設置が決定し、2013年に起工し、現在運用を開始してから2年目であるがなんの問題もない。設置にあたって、住民から否定的な意見は一つも出なかった。2012年6月ごろから、町議会議員とともに、関係者を訪問し、どのような施設であるかを説明していった。工事が始まり、2013年から2015年の間に町民約800人が工事に雇用された。これにより、町の税収はあがり、各家庭にも利益があった。結論として、アショアの建設には賛成している。(詳細は部外秘) |
●1530〜三時間かけて宿舎へ〜1830
●1930〜対日友好議連会長主催夕食会/ディプロマティック・クラブ
お招きいただき感謝です。ジョルジアン・ポップ ルーマニア・日本友好議員連盟会長、フロリン・ヨルダケ 下院副議長、ヴィオレル・イリエ ルーマニア・日本友好議員連盟副会長(議会関係大臣)ほか多くの国会議員との懇談が盛り上がりました。
対日友好議連ホップ会長主催夕食会
日 時 | 平成30年7月31日(火) 19:30〜21:30 |
場 所 | ディプロマティック・クラブ |
相手方 | ジョルジアン・ポップ友好議連会長 フロリン・ヨルダケ下院副議長 ヨアナ・ブラン青年・スポーツ相 ヴィオレル・イリエ議会関係相 エウジェン・プルヴレスク上院議員 ティネル・ギョルゲ下院議員 ルチアン・スタンチウ=ヴィズィテウ下院議員 タチアナ・ヨシペル在京ルーマニア大使 |
主なやり取り | ポップ会長 日本の国会議員が大勢でルーマニアを訪問してくださり光栄である。本年1月の安倍総理の訪問の機会に、両国間における戦略的パートナーシップを進めていくことで合意したと承知しており、両国の議員交流もこれまでの政治・経済・文化の分野のみならず、安全保障分野も含めてより一層深化させたい。また、今月に署名された日EU・EPAにより、この文脈でも、日本との関係がより一層強化されることも歓迎している。今後もルーマニアを再訪していただき、議員間の対話を深めていくことを希望している。今回の訪問におけるご関心のイージス・アショアの導入については、ルーマニアとしてはメリットばかりであった。
松本純団長 (詳細は部外秘) |
●ブカレスト宿舎:アテネ・パラス・ヒルトン・ブカレスト
8月1日(水)晴れ 欧州出張Dルーマニア→イタリア
●0900〜ルーマニア議会宮殿視察
議会宮殿視察
日 時 | 平成30年8月1日(水) 9:00〜10:00 |
場 所 | 議会宮殿 |
訪問概要 |
・ルーマニア議会が入る同建物は、「議会宮殿」(Palatul Parlamentului)と呼ばれており、下院(代議院)と上院(元老院)の両院が使用している。 ・チャウシェスク大統領時代の1983年に着工したが、チャウシェスク自身はその完成を見ることなく失脚した。 ・地上12階、地下4階、地上部分の床面積(33万平方メートル)に及ぶ世界最大級の巨大建造物。 ・内部は、ルーマニア議会が使用するほか、最大7か国の同時通訳設備を持つ会議場、コンサートホール、展示場、宴会場等の機能を有する。 |
●1010〜ルーマニア国防省次官との面会/国防省
ルーマニア国防省次官との意見交換
日 時 | 平成30年8月1日(水)10:10〜11:00 |
場 所 | ルーマニア国防省 |
相手方 | ミルシャ・ドゥシャ国防次官 |
会談概要 |
日・ルーマニア関係 1月に安倍総理大臣がルーマニアを訪問された際、日・ルーマニア二国間関係を強化していくことが合意された。2013年から日・ルーマニア間にはパートナーシップがあったが、このパートナーシップを戦略的パートナーシップとしていくこととなった。日本の防衛省とルーマニア国防省の間ではそのような関係を規定する文書はまだ存在していないが、世界の安全保障環境は常に変化しており、NATOはヨーロッパの現在の状況に適応しようと懸命である。おそらく日・ルーマニアで共同して調査すれば、日・ルーマニア間の軍事面での協力、共同の活動は発展する余地があると考える。ルーマニアにとっては、ロシアのクリミア併合により、安全保障環境は思わしくなく、中近東、北アフリカの状況も懸念があるし、特にテロリズムという全世界的な問題もある。日本がおかれた安全保障環境についてもある程度理解しているし、ルーマニアとして日本とNATOのパートナーシップを高く評価している。また、アフガニスタンでのテロとの闘い、日EU経済連携協定(EPA)も高く評価している。 現在の日・ルーマニア間のパートナーシップを戦略的パートナーシップにしていこうという首脳間の合意があるが、国防省の間でもそうした協力が可能と考える。(詳細は部外秘) |
●1145〜在ルーマニア米国大使との面会/在ルーマニア米国大使館
在ルーマニア米国大使との意見交換
日 時 | 平成30年8月1日(水) 11:45〜12:45 |
場 所 | 在ルーマニア米国大使館 |
相手方 | ハンス・クレム駐ルーマニア米国大使 |
会談概要 |
米・ルーマニア間関係 米は現在、ルーマニアとの非常に強いパートナーシップを享受している。ルーマニアにとっては3つの重要な国際的な取り組みがある。第1はNATOの加盟国としての取り組み、第2はEU加盟国としての取り組みである。NATOやEU加盟国としての役割を果たすための取り組みはルーマニア政府に大きな変革をもたらしており、自国のみならず、NATO防衛のコミットメントを果たそうとしている。第3は米とルーマニアとの戦略的パートナーシップの強化である。先日ヨハネス大統領がこれら3つの重要な点について言及した際、リストの一番最初にあげられたのが、米ルーマニア間の戦略的パートナーシップであったことは、ルーマニアがいかに米国との関係を重視しているかを表す証左であると理解。デヴェセルにおけるイージス・アショアの設置においてルーマニア政府が示してくれた熱意は、このパートナーシップの具体的な一例である。(詳細は部外秘) |
●1245〜ブカレスト国際空港へ向け出発/米国大使館
●1305〜ブカレスト国際空港到着・昼食
●1420〜ルフトハンザLH1419便でフランクフルトへ向け出発/ブカレスト国際空港
●1545〜フランクフルト国際空港到着・トランジット時間調整/フランクフルト国際空港
●1725〜LH276便でミラノ・リナーテ空港へ向け出発/フランクフルト国際空港
●1835〜ミラノ・リナーテ空港到着
●ミラノ市内へバス移動
●1930〜雨宮ミラノ総領事からブリーフ・夕食会/Boeucc
●終了後宿舎へ
●ミラノ宿舎:パラッツォ・パリ―ジ・ミラノ
8月2日(木)晴れ 欧州出張Eイタリア
●0850〜宿舎発
●0940〜ボッラーテ刑務所視察
ボッラーテ刑務所視察
日 時 | 平成30年8月2日(木) 10:30〜12:00 |
場 所 | ボッラーテ刑務所 |
相手方 |
マッシモ・パリージ所長 ビアンキ教育担当官 |
会談概要 |
パリージ所長 ここは刑務所として、刑の確定した人を収容している。 1,230人の受刑者のうち、女性は135名いる。現在の建物は2001年に建築され、受刑者の社会復帰を決意を持って成し遂げようとしているものである。完成して17年経つが、重罪の受刑者もいたりするので、方法論について一様には言えないものの、先に述べた方針や哲学に基づいて運営を行っている。
ビアンキ教育担当官 |
●1330〜ランチミーティング/Savini
●1530〜ワイン流通/TIP
●1700〜スーパーマーケット視察/EATALY
欧州に入ってから連日35℃を超える日が続いています。アイスクリームがうまい。
●1930〜夕食ミーティング/MANDARIN ORIENTAL MILAN
●2220〜本格的ピザが食べたいと/Kaimano
サッカーの本田選手が通う店だそうです。しかし皆さんよく食べる。
●ミラノ宿舎:パラッツォ・パリ―ジ・ミラノ
8月3日(金)晴れ 欧州出張Fイタリア
●1000〜エンリコ・ボルギ下院議員との面会/ミラノ総領事館
エンリコ・ボルギ下院議員は前立法期・伊日議連関係議員(民主党)です。
ボルギ下院議員との意見交換
日 時 | 平成30年8月3日(金) 10:00〜11:00 |
場 所 | 在イタリア日本国大使館 |
相手方 | エンリコ・ボルギ下院議員 |
会談概要 |
ボルギ議員 現党首であり、前農業政策大臣であるマウリツィオ・マルティーナや現会派長であり前インフラ運輸大臣であるグラツィアーノ・デルリオにも本日のこの会合を報告したところ、よろしくお伝え願いたいとの言葉を預かっている。 わが民主党は5年の期間に3人の首相を輩出した。3月の選挙の結果野党となったが、未だ主要な政党の1つである。 私自身は、前議会期から日本イタリア友好議連のメンバーであると同時に、下院では防衛委員会のメンバーでもあり、また会派次長という立場にもある。 わが党はG7の経済交流を深めていくことに重きを置いており、日EU・EPAについて歓迎したい。イタリアは天然資源に乏しい国であるが、人的資源は豊富である。日伊関係については、すでに強固な関係が貿易・文化を中心に築かれてきているところである。 2018年3月8日の総選挙を経て成立した新政権は過去25年にわたり築かれてきた伝統的な枠組みを覆すものであった。これまでは中道左派の民主党のほか、中道右派のいずれかが政権を取ってきたが、現政権の五つ星運動は、ラディカルな抗議を主たる活動とするもので、自らはポピュリスト政党であるとしている。党の中でも過激な立場があり、政治経済だけでなく外交、組織の考え方も様々にある。中にはNATOからの離脱を主張する向きもある。また、現在の政権は、北部同盟との契約、連立によるものである。(詳細は部外秘) |
●終了後〜日本ミラノ総領事館のスタッフの皆さんに激励挨拶
●1200〜ランチミーティング/Giannino
●1330〜新都心視察
●1410〜宿舎にて時間調整・出発時間ですよ!
●1450〜ミラノ大聖堂ほか視察
●1930〜ディナーミーティング/Don Lisander
●ミラノ宿舎:パラッツォ・パリ―ジ・ミラノ
8月4日(土)晴れ 欧州出張Gイタリア→ドイツ(フランクフルト)
●0830〜ヴェネツィアに向けバス移動出発(所要3時間)/
パラッツォ・パリ―ジ・ミラノ
●1130〜
ヴェネツィア市内に到着
▼市内視察組と
日本語教育国際研究大会参加組に分かれて活動
▼水上タクシーでヴェネツィア大学へ
●1230〜日本語教育国際研究大会/
ヴェネツィア大学
▼
日本語教育国際研究大会・大会式典で挨拶
日本語教育国際研究大会(ヴェネツィア)での挨拶・懇談
日 時 | 平成30年8月4日(土) 12:30〜13:00 |
場 所 | ヴェネツィア・カフォスカリ大学 サン・ジオベ・キャンパス |
相手方 | 日本語教育国際研究大会参加者約150名 |
訪問概要 |
日本語教育国際研究大会は、日本語教育分野の学会・研究会・教師会などの団体と公益社団法人日本語教育学会が組織する「日本語教育グローバル・ネットワーク」により、各国で開催されている(近年では2年に一度開催)。今次大会は「平和への対話」をテーマとし、全世界から約600人の教師が参加した。 なお、ヴェネツィア・カフォスカリ大学は1868年に創立され、日本語・日本研究教授15人,日本研究非常勤教師5人,日本語母国語教師10人を擁し、日本語・日本研究専攻学生数1375人、第2外国語としての日本語履修生470人が在籍している。また、日本の大学・教育機関との協定は33件に及び我が国へも215人の留学者を送り出している。 本議員団は、当大会に参加し、日本語教育に携わる日本人及び外国人関係者に対し、祝辞を述べ、その後、意見交換を行った。 (参加者から寄せられた関心事項等) ・海外における日本語教育の課題 ・日本語教育の普及に向けた財政支援 ・日本語を学ぶ外国人留学生に対する支援の在り方 |
▼日本語教育国際研究大会・ランチセッション
▼
ヴェネツィア市内へ移動
●1345〜昼食打ち合わせ/SESTNTE
▼サン・マルコ寺院など視察
▼調査団合流
●1600〜
ヴェネツィア空港へ向けバス移動/ヴェネツィア市内
●1700〜ヴェネツィア空港到着
●1825〜ルフトハンザLH329便でフランクフルトへ/ヴェネツィア空港
●1950〜フランクフルト国際空港到着
●フランクフルト宿舎:シェラトン・フランクフルト・エアポート
8月5日(日)晴れ 欧州出張Hドイツ(フランクフルト)→日本へ
●0930〜宿舎
出発/シェラトン・フランクフルト・エアポート
●1040〜フランクフルト国際空港到着→●1210〜フランクフルト国際空港発NH204便で日本へ向かう
●宿舎:機内泊
8月6日(月)晴れ 欧州出張I日本帰国
●0635(日本時間)〜日本帰国/羽田空港
7月28日から8月6日まで、衆議院から派遣される「衆議院欧州政治経済事情等調査議員団」の団長として、欧州3カ国(オーストリア、ルーマニア、イタリア)の三か国を歴訪し、各国の有力議員の方々と親交を深めてまいりました。オーストリアでは、マリア・グロースバウアー(Maria GROSSBAUER)国民議会議員トーマス・ドロツダ(Thomas DROZDA)国 民議会議員 ルーマニアでは、ジョルジアン・ポップ ルーマニア・日本友好議員連盟会長、フロリン・ヨルダケ下院副議長 ヴィオレル・イリエ ルーマニア・日本友好議員連盟副会長(議会関係大臣)等、イタリアでは、エンリコ・ボルギ 下院議員と会談を行い、各国の事情と日本との関係強化について話し合ってきました。特にルーマニアは、今年1月の安倍総理訪問により、これまでにない日本との関係強化を望んでいるとの声をいただき、日EU経済連携協定(EPA)に対する高い評価をいただきました。日本ではほとんど報じられていませんが、日本からの訪問をルーマニア最大の放送局が特集を組み放映するほどでした。改めて国際社会における日本の役割の重さと責任を痛感しました。
この報告は概要報告で、詳細報告はまとまり次第国会へ提出することとなります。