松本純の海外リポート・外交

2006(平成18)年7月19日(水)〜7月28日(金)

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公務】衆議院議会運営委員会の「欧州各国における議会制度等の調査」

写真で綴る概要報告

欧州各国における議会制度等の調査

 

■調査日時 2006(平成30)年7月19日( 水)〜7月28日(金)(10日間)
■派遣目的 欧州各国における議会制度等の調査のため
派遣国 ポルトガル、スペイン、イタリア、フランス

■調査議員団(衆議院議会運営委員会)参加者

団 長 佐田 玄一郎 衆議院議員 自民党
  田野瀬 良太郎 衆議院議員 自民党
  三井 辨雄 衆議院議員 民主党
  大口 善徳 衆議院議員 公明党
  遠藤 利明 衆議院議員 自民党
  宮沢 洋一 衆議院議員 自民党
  松本 純 衆議院議員 自民党
  中山 泰秀 衆議院議員 自民党
事務局  衆議院 衆議院参事

■派遣日程

日本(成田)→オランダ(アムステルダム経由)→ポルトガル(リスボン)
→スペイン(マドリード)→イタリア(ローマ)→フランス(パリ)→日本(成田)


衆議院議会運営委員会の「欧州各国における議会制度等の調査」のため公務出張

7月19日(水) 日本(成田)→オランダ(アムステルダム)経由→ポルトガル(リスボン)/Hル・メリディアン

●1245〜成田発JL411便→●1745(現地時間)〜アムステルダム着

JL411便にて約12時間のフライトです。アムステルダムでトランジット、ポルトガルのリスボンへ向かいます。

●1905〜アムステルダム発TP661便→●2055〜リスボン着

TP661便に乗り換えて約2時間50分のフライトでようやくリスボンに到着。22時に宿舎のル・メリディアン・パーク・アトランティックに到着しましたが、本日は移動のみ。 明日の日程の確認を終えて、早々に就寝。


7月20日(木) ポルトガル(リスボン)/Hル・メリディアン

●0910〜原大使と打合せ

●移動バス内でも説明

●1030〜ガマ・ポルトガル国会議長への表敬訪問と会談/国会

●1130〜国会議場の視察

●1200〜ポルトガル議院運営委員会との会談

●1230〜ポルトガル議運招待昼食会

●1400〜議員執務室及び事務室視察

●1500〜ベレン地区及びバイシャ地区の視察

●1900〜駐ポルトガル原大使との懇談会/大使公邸


7月21日(金) ポルトガル(リスボン)/Hル・メリディアン

●1000〜オビドス視察

●1300〜ナザレ、シントラ、ロカ岬視察

●2000〜Clube de Fado 夕食会


7月22日(土) ポルトガル(リスボン)→スペイン(マドリード)/Hビジャマグナ

●1030〜リスボン発IB3111便→●1240〜マドリード着

●1600〜プラド美術館等視察


7月23日(日) スペイン(マドリード)/Hビジャマグナ

●1100〜トレド市内カテドラル等視察

●1830〜駐スペイン島内(しまのうち)大使との懇談会/大使公邸


7月24日(月) スペイン(マドリード)→イタリア(ローマ)/エクセードラHローマ

●1230〜バレーロ・スペイン日本友好議員連盟副会長らと会談

写真右が本会議場の雛壇です。議員の各議席にはパソコンがセットされており、大変合理的な審議がなされているように思えますが、突っ込んで話を聞くと全体の議題資料よりも各自の個人資料を確認するために使っているようでした。日本流の本会議ではほとんど要らないと思います。

●1610〜マドリード発IB3678便にて→●1830〜ローマ着


7月25日(火) イタリア(ローマ)/エクセードラHローマ

●1030〜国会議場視察

上院本会議場にて日本から衆議院議員団が視察に来ていることが紹介され、皆さんから大きな拍手を頂戴しました。

●1115〜カプリーリ上院副議長会談

●1200〜ディーニ上院外務委員長会談

●1930〜駐イタリア中村大使との懇談会/大使公邸


7月26日(水) イタリア(ローマ)→フランス(パリ)/ル・グランドHインターコンチネンタル・パリ

●1300〜ローマ発AF1505便→●1510〜パリ着

朝8時30分までにバッグ回収とのことで朝から大慌て。10時30分にホテルを出発し空港へ向かい、昼食は空港でサンドイッチ。13時00分ローマ発AF1505便でパリへ約2時間10分のフライト。今日は移動だけで終わりです。


7月27日(木) フランス(パリ)→日本(成田)/機内泊

●1000〜フランス議会関係者からのヒアリング/下院事務局

フランス国民議会(下院)のカウア立法総局長とレスコ議長事務局課長からフランス国会議員の処遇などについて聴取しました。

●1300〜駐フランス飯村大使との懇談会/大使公邸

在フランス日本国大使館の飯村豊特命全権大使に昼食懇談会にお招きいただきました。これまでの視察の様子について報告すると共に、得た情報を正しく理解するために幅広い意見交換が行われました。

●1905〜パリ発JA406便→成田へ

帰国の途に着きました。JL406便で成田に向かい出発です。所要時間は約12時間。サマータイムなので時差は7時間ということになりますが、帰ると一日損してしまうような気分になります。


7月28日(金) 日本(成田)に無事に到着

▼海外視察の様子は概ね下記の通りですが、議論された詳細については事務局と整理して改めてご報告します。

写真右にあるように赤い矢印線が飛行してきたコースです。長い長い12時間でしたが、機内ではキャビンスーパーバイザーの津島佐智さんに大変お世話になりました。最初に挨拶された一言は、「私は横浜市金沢区在住です。瓦版を拝見していますよ」で、ビックリしました。世の中狭いものですね。お蔭様で機内ではお行儀良くしてきたつもりなのですが、いかがだったでしょうか・・・。

さてさて、今回の視察で感じたことは、どこの国のやり方が最も正しいということができないことでした。各国がそれぞれの歴史伝統にのっとり議会運営をしてきていますので、国民数と比較して日本よりもたくさんの国会議員がいるところもあれば、議員年金の制度が充実しているところもあります。しかし、民主主義にかかるコストについては、国民の理解が無ければ認められないことだけは間違いがありません。我が国の議会制度をさらに合理的に、しかも充実することができるよう努力していきたいと思います。

海外視察の様子は概ね以上の通りですが、議論された詳細については事務局と整理して正式に報告書が提出されます。


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