安倍晋三幹事長の松本純応援演説(未訂稿)

2003(平成15)年10月22日(水)横浜プリンスホテルにて

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第43回総選挙に向けて

 皆さまこんにちは。ご紹介いただきました自由民主党の新しい幹事長、安倍晋三でございます。

 今日は私の大好きな松本純さんの、この、女性の会に、本当に多くの皆さまご参加いただきまして、横浜じゅうの美女が集まったんではないかと、そんな華やかな雰囲気であります。私からも厚く厚く御礼を申し上げる次第でございます。

 ただいま、松本さんがお話になったように、私が社会部会長を務めております時に、私今、北朝鮮問題の専門家みたいになっておりますが、もともとは厚生委員会に属しておりまして、社会保障を一生懸命勉強してきました。そして私が社会部会長になった時の副部会長が松本純さんでありました。もう松本さんはこの道の専門家ですから、薬剤師として、また医療の現場、また介護の現場をよく知っている方であります。そういう意味で私は本当に松本さんに助けていただきました。これから新しい保険制度を始める。これ本当に難しいことなんです。今まで取っていなかった保険料を取る。あるいは一割負担をですね。介護の対象者の皆さんにお願いをする。こういう新しい制度を始める。本当に難しい時。いろんなアイディアを出していただいて、そしてなんとか本当にスムーズにこの介護保険を始めることができました。これも本当に私は、松本さんに助けていただいたお陰だ、こう思うわけであります。

 しかしその松本さん残念ながら、前回の衆議院選挙苦杯をなめたわけであります。しかしこの3年数ヶ月は私は松本さんにとって決して無駄ではなかった、そんなように思うわけであります。本当に地を這うように、奥さまと一緒に有権者のみなさま、一軒一軒おたずねをしながらいろんなご意見をいただく、正に国民の視線に立って、そして痛みのわかる政治家として私は復活をする、そう思います。実は、私の親父もですね、安倍晋太郎も3回目の選挙で落選しました。私がまだ小学校の時でありました。もう1ヶ月くらい寝たまま起きてこないんですよ。ショックで。どうしちゃったんだろうな。このまま我が家大丈夫なのかな。子どもながらに心配したことを思い出すわけでありますが。私の父の場合は、3年8ヶ月選挙がなかったんでありますね。しかしずっと父が言っているのは、あの時の3年8ヶ月がやっぱり政治家として本物にした。こんな風に父は言っていました。そういう意味で正に、松本さん、本物の政治家になったんだろう、と思うわけであります。

 えー、でもこの話は、私は地元ではしないようにしていまして、安倍晋三も本物の政治家になるために一回休んだ方がいいんじゃないかって、こう言われても大変でございますから、この話は地元ではしないんですが、本当に父は晩年もこの話をしていました。これから本当にいわゆる社会保障の問題、本当に大切な時を迎えます。今年中に私たちは年金の改革案を出したい、こう思っています。そのためにはですね、ぜひとも、ぜひとも、松本純さんに勝っていただかなくてはならない。私はその思いで今日ここにやってきた次第でございます。

  今、私ども一生懸命、改革に向けて汗を流しております。民主党の菅さんは、小泉さんなんかには改革できない、まあこんな悪口を言っております。私は森政権でも、そして小泉政権でも、官房副長官を務めました。なかなかできない経験じゃないかなあと思います。というのも二人は全然違うタイプなんですね。一人が太っているということではないんですよ、みなさん。森さんは本当に気配りの人でありまして、物事を進めていく上でですね、根回しをちゃんとぐーっとやっておいてから、物事を運びますから、すーっとこう党内で、俺は聞いてない、なんて人はいないんです。一方小泉さんはですね、根回しという言葉自体知らないんじゃないかっていう、まあそういう方であります。森さんは本当によく気を遣います。松本さんもおそらく経験があるんではないかなあ、と思います。ある時私が森さんと食事をしておりました。そしたら森さんがこう言うんですね。安倍くん、君、いいネクタイしてるじゃないか。このネクタイですか?安倍くんどうしたんだよ、そのネクタイ。こう森さんが私に聞くものですから、このネクタイ女房にもらったんですかね。と私がこう答えましたら、森さんが、安倍くん違うよ、そのネクタイは俺がやったんだよ。確かにその通りでありまして、私が官房副長官時代に当時の森総理から頂いたものでございました。普通あれぐらい偉くなりますとですね、部下に命じて安倍くん今度誕生日だから何か買ってやるよ、ってな調子だと思います。しかし森さんの場合は、後でお伺いしますと、なんとご自身が買いに行ったということであります。まあこの善し悪しは別なんですけども、まあ普通考えられないような気配りをする方であります。私はそれ以来、森さんから頂いたものにはちゃんと森というマークを入れるようにしています。松本さんも気を付けてくださいよ。

 しかし、小泉さんには小泉さんについては一切そういう心配はいらないんです。小泉さんから何かいただくということはありませんから。しかしですね。小泉さんは、人にもプレゼントしませんが、人からもですね、何にも受け取らないんです。小泉さんに何かですね、お中元お歳暮を贈ったって、送り返すんですよ。私や松本さんがですね、こんなもの食べたいだろうなと思って送っても、直ちに送り返してしまうんです。少しちょっとひどい人だなって思う時もあります。昨年の2月の14日、バレンタインデーの日でありました。高市早苗さん、経済産業副大臣いますよね。彼女はですね、バレンタインデーにチョコレートを贈りました。しかしこれは義理のチョコレート。安っぽいやつです。やはり直ちに送り返されたそうでありますが、問題はですね、それは着払いであったそうであります。もう二度と私は贈らない、とこう言っていました。

 このように変わっている小泉さんだからこそ、今までの自民党のいろんなしがらみとはもう無縁なんですね。しがらみとは無縁です。既得権益とも関係ありません。ですが、こういう人だからこそ、私は、どーんと思い切った改革を行うことができるんだろうと、こう思います。

 しかし乱暴になってはいけませんから、松本さんとか私が、やっぱりこういうことは気を付けた方がいいですよ。中小企業の問題もありますね。例えば社会保障の問題、こういうテーマには痛みにも目を配ってください。こういうことを言わなければいけないわけでありますが、しかしリーダーとしてはですね、小泉さんだからこそ、私は今改革はものすごいスピードで進んでいる、こう思います。

 改革をする。なぜ改革をするか、と言えば、あと5年もすると、日本の人口は減り始めるんですね。しかし、女性の皆さんが子どもを産み育てやすい環境を作る、そのためにいろんな政策を報じています。女性の皆さんが子どもを産んで、出産をしても、仕事で不利にならないように、そうするために、今いろんな努力をしています。子どもを、社会が、国で、子育てを応援をする。そういう仕組みを作るために、いろいろと私ども頑張っているわけであります。しかしそれでもなおかつ、残念ながら当分の間、日本の人口は減り続けるんですね。

 人口が減るっていうことは、税金を払ったり、あるいは年金や医療保険の保険料を払う人の数が減っていくということですね。一方、松本さんたちが一生懸命、頑張って介護保険を創りましたから、元気で長生きができるんですね。だから年金をもらう人の数が増えていくんです。そうすると社会保障の給付は増えていく。じゃあどうしようかという話なんですね。しかし大切な皆さんの年金とか医療、社会保障、こうレベルを落とすわけにはいかない。特に年金、大切ですよね。将来の皆さんの安心です。年金については、どんなに人口の構成が変わろうとも、私たちは皆さんの年収の最低5割はしっかりと保障したい、30年先、50年先、100年先もそうです。そうしていきたいというふうに考えています。そして、年金というのは、この国の保障、信用によってお互いが助け合っていく、自立自助の精神で作っていく、社会連帯なんですね。社会連帯はきっちりと維持をしていく。そして、分担額、払える額で、そして安心できる給付、これが私たち、自由民主党の年金の基本的な考え方です。

 あとどう設定するか、これは民主党、自民党関係ないんです。一番いいものを、設計図が一番いいものを取っていきたい、こう考えています。この年金のレベルを落とさないためにも、ではどうするか、それはですね。他の分野、他の分野の算出を見直していかなければいけない、こういうことなんですね。税金の無駄遣いはないか、削れるものはないか。あるいは、本来、民間がやる仕事を国が税金を使ってやってはいないだろうか。こういう見直しを行っていく、これが小泉改革なんです。

 私たちの改革は目的ではないんです。改革を行って、皆様が心豊かに将来の夢を持って日本人として産まれたことに誇りを持てる社会を作っていく、これが私たちの改革の目的であります。

 民主党は小泉さんの改革は進んでいない、この指摘は全然当たっていません。私たちの改革は本当にすごいスピードで進んでいます。この2年半、例えば、特殊法人というのがありますね。中央の官庁のお役人が天下っている。何千万円を退職金がもらえます。大切な仕事をやっているところもありますが、そうでないところもあります。民間ができることをやっているところもあるんですね。私たちは全部の特殊法人見直しをしました。163もあるんです。全部見直しをしました。道路公団もそうです。その結果、127の特殊法人を廃止をしたり、あるいは、民営化、そして企業の会計を取り入れた独立行政法人というのに変えていったんです。そしてその結果どうなったのか。結果が大切なんですね。その結果私たちは、改革をする前と比べて、一年間で、たった一年間で1兆4千億円もみなさんの税金を節約することに成功したんです。(拍手)どうもありがとうございます。

 もし、この改革を行っていなかったら、10年間で14兆円です。大変なお金を私たちは無駄遣いしていた。これで浮いた私たちは、お金を年金や医療、あるいは中小企業への支援、そしてまた女性の皆さんの社会への参画のためのお金、あるいはまた、皆さんが安心して生活ができるように、今交番におまわりさんのいない交番が増えています。全ての交番にちゃんとおまわりさんを警察官を配置ができるように、あるいは皆さんが、子どもたちお孫さんを安心して、学校に送り出すことができる、そういう安全な社会を作っていくための、コストに費用にあてていきたい、こう思っているわけであります。まだまだ私たちは改革を進めていきたいと思っています。

 公共事業、大切な公共事業もあります。もちろん、生活の基盤を作るために必要なものもあります。しかし必要ないもの、あるいは、同じものを作るんでもですね、税金ですから、自分の懐は痛まないわけでございすから、大盤振る舞いをしてしまう危険性があるんですね。そのために私たちはすべて見直しをして、改革をしました。その結果、改革をする前に比べて今年度予算は18.4%もコストの縮減に成功したわけであります。さらに5年間、今後の5年間、松本さんの力も借りて、われわれは、さらに15%コストの縮減を行っていきたい、こういうふうに考えているわけであります。

 私たちのスピードはこんな風にどんどんどんどんすごいスピードで前に進んでいます。また、だんだんだんだんですね、景気も回復し始めています。失業者の数も減っています。私たちは新しい仕事をどんどんどんどん今作っているんです。また規制緩和、中央の役人が、こうやっちゃいけない、あれはやっちゃいけない、そういう規制をたくさん作っています。私たちはそういう規制をなくすことによって、国民の意欲をまた熱意を、情熱を活力を引き出しているわけであります。2年半の間に1000以上の私たちは規制をなくしたんです。そういう中でだんだんですね、景気回復し始めているんです。今9ヶ月、私たちは先進国の中では一番経済成長しているんです。失業率も5.6%もあった失業率がだんだんだんだん落ちてきました。5.6だったのが5.3になって、5.1に減ってきたんです。更に私たちは改革を進めてこういう失業率も減らしていきたい、景気をもっともっとよくしていきたい。まあこういう風に思っています。やっぱり景気をよくしないと、皆さまのお子さまたちが就職で困ってしまうわけであります。職を失う、そういう人が出てきたら、家族も大変です。そうならないように我々は、改革を進めながら、同時にですね、景気をよくしているんです。

 かつては景気をよくするために、皆さまの税金を何千億円、何兆円使ってやっと一時的に景気を少しよくしました。しかし私たちの景気回復の方法は、規制を緩和する。規制をなくしていく。そしてまた減税をする、ことによって景気を回復している。この景気回復はですから本物なんです。本物の長続きする、力強い景気回復をしている。まあこういうことであります。

 まあ規制緩和の中には新しい商談ができやすいように、今までは一千万なければ株式会社ができなかったんですが、今は一円からでもですね、できるんですよ、皆さん。どうぞ作っていただきたいと思います。今年の2月からスタートしました。もう5000社位はこれで生まれたんです。5000人の社長さんが出た、ということであります。今日いる皆さんがこの株式会社を作っていただいたら、3000社位新しくできるっていうことであります。このように私たちはいろんな知恵や工夫で今景気をだんだんだんだん回復をしているということであります。私たちの改革は現実に前に進んでいます。そして、景気も回復しています。そして、実際に実績を作っている、こういうことであります。

 民主党はですね、野党ですから、気楽にいろんな調子のいいことを言っています。民主党が言っている政権公約、マニフェストという洒落た言葉を使っていますが、それでもいわば政権公約であります。しかしこの政権公約は、私はこの政権公約はかなり無責任だなあ、と思います。例えば、高速道路、無料にする。無料だったらいいんですよね。しかしよく読んでみると、首都高速はですね、どういうわけか、有料なんですよ、有料。首都高速道路は有料なのに、他の高速道路は無料なんですね。私の地元は全部高速道路で無料なりますからいいんですが。この首都圏の皆さんは違うでしょ? 世の中にはただっていうものはないんですね。業者がお金を払うのか、税金で賄うのか、どっちかなんですね。彼らが言っているのは税金で賄おう。こういうことであります。では何人ぐらい一体高速道路を使っているのか、というとですね。全国で人口の8%しか使ってないんですね。じゃあ92%の人たちは、使ってもいないにも関わらず、税金で取られてしまう。

 これじゃあ納得するはずがないんですね。ですから私は彼らの公約というにはまさに一層のこと、絵に描いた餅なんだろうなあ、こう思います。私は食べ物では当然なんですが、甘党ですから、アイスクリームが好きなんです、皆さん。昨日も食べました。しかし、民主党が言っている公約というのはですね、皆さん。ショーウィンドウの中のアイスクリーム、ショーウィンドウの中のアイスクリームですから、皆さん。美味しそうで甘そうだけど食べることはできなんですよ。しかもですね、ロウでできてますから、食べたらお腹壊しますよ、皆さん。

 私たちの改革は現実に前に進んでいる。これが大きな大きな違いなんです。今度の選挙はどちらを取るか、という選挙戦であります。外交問題についても、APECの会合に行って帰って来られます。唯一ちょっとさみしいなって思うのは、各国の首脳はみんな奥さん連れてますから、小泉さんひとりでかわいそうだなって。ま、これほっといてくれ、って言われそうでございますから、あまり言うわけにはいかないわけでありますが。しかし本当に各国の首脳と大きな成果をあげて来られました。コキントウ主席、あるいはブッシュ大統領、そして韓国のノムヒョン大統領、そして東南アジアの人たち、またロシアのプーチン大統領、もう小泉さん2年半やってますから、多くの首脳のみなさんと本当に信頼関係を作っています。そしてこの信頼関係の元にアジアの、そして世界の平和を守っている。北朝鮮の問題もお互いに力を合わせて解決していこう、と、こういうことがまさにまとまったわけでありまして、小泉さんの大きな、私は成果だと思っています。

 そして米国の関係、ブッシュ大統領との間に本当に深い深い信頼関係があります。なんといっても日本とアメリカは同盟関係で結ばれていまして、万が一北朝鮮がミサイルを打ったら日本の国民の命を守るために、アメリカは若者が命をかけて日本を守る。菅さんのようにアメリカの悪口を言っていて、それで済むっていう話ではないんですね。私はそういう人にとても日本を任せるわけにはいかない、こう思っています。

 まだ拉致の問題も終わってはいません。昨年やっと5人の被害者の皆さんが日本の土を踏むことができました。これは小泉さんがピョンヤンに行ったからではありますが、しかし私は一番大きかったことは、やっぱり娘や息子を取り戻すために、20年間生活を犠牲にして頑張ってきた、家族の皆さんの愛情が絆が、私はこの5人の皆さんを日本に取り返すことができた。それにつながったという風に思います。松本純さんも私たち連立与党はこの家族の価値、絆を大切にしていきたい、こういうふうに思っています。

 拉致の問題はまだ終わっていません。この5人の被害者の皆さんの子どもたち、ご主人は北朝鮮に取り残されたままであります。この皆さんを取り返す。これは私たちの大きな責任であります。松本さんも私たちもこの責任は必ず果たしていきたい、このように決意をいたしております。北朝鮮は日本は約束違反をしている。あるいは5人を北朝鮮に戻せ、こんなことをいっています。しかし皆さん、考えていただきたいと思います。よく考えていただきたい。13歳の少女を学校の帰りにさらってしまって、その少女の未来と人生をうばってしまう、そんな国にはですね、そんな国には、約束違反だなんて言う資格はないんですよ。我々ははっきりと詳しいことは証していきたい。こういうふうに思う次第であります。さらに横田めぐみさんたち、北朝鮮によって死亡したあるいは行方不明と言われている人たちであります。私たちは決してこの皆さんのことを忘れてならないんです。決して見捨ててはいけないんです。大切なことは一人の日本人の命もおろそかにしない、ということであります。

 私が幹事長に就任いたしましたときに、菅さんがこう言ったんですね。タカ派毒まんじゅう政権、松本さんはこんな表現は使いませんよね。タカ派とかハト派、これはもうですね、古い古い実は、表現なんです。知性がある人はこんな表現はもう使わないんですね。大切なことは日本人の命を守るために、国益を守るために、どういう外交安全保障政策を持っているかを語るべきなんです。レッテル貼ってそれで良しする政治家はもう無責任であるということを自ら示しているんだろう、こう思うわけであります。今はですね、もうタカ派とかいったってですね、タカ派っていうのはダイエーホークスのファンのことなんですよ、皆さん。

 今から何年も前に大阪で国交(?)を務めていた原欶晁(ただあき)さんという人がある日突然、北朝鮮によって拉致されました。拉致をした実行犯というのは北朝鮮の辛光洙(シン・ガンス)というスパイなんですね。そのスパイが原欶晁さんに成り代わって、怖い話なんです、成り代わって、原欶晁として免許証をとって、パスポートもとったんです。そしてこの人物はこの後、韓国に行ってスパイ活動をしていて捕まってしまいました。私は外務委員会に於いて、この辛光洙というスパイを日本の警察は事情聴取するべきである、と、こう述べました。もしかしたら、横田めぐみさんや有本けいこさんの安否がわかるかもしれないじゃないか。外務省はそのことを韓国の政府に要求するべきである、そう要求しようとしました。その時、民主党は安倍晋三っていうのは強行なことばっかり言ってる。タカ派だ、とこう言って私を非難したんですね。しかし一方、この辛光洙という日本人を拉致をしたスパイを、釈放しなさい、人道上釈放しろ、と言ってですね、韓国の政府に働きかけた政治家がいるんです。署名をして。それは誰でしょうか。それは皆さん、民主党の菅直人代表なんですよ。ちゃんと証拠も残っています。私はこのことを国会で何回も追求しました。だから菅さんは全然拉致問題について触れないじゃないですか。この人はハト派で私がタカ派なら、私はタカ派で構わない、こう思っています。最終的には菅さんが要求した通り、辛光洙は釈放されて北朝鮮に帰っていきました。そしてキムジョンイル委員長から勲章をもらって、今、ゆったりとその後の余生を送っているのであります。そして未だに原欶晁さんは行方不明のままであります。日本人の命を奪ったかもしれない。人生を奪ったこの人物を釈放しろと言った人を皆さん、総理大臣にしていいんですか?

 この選挙は小泉さんを総理大臣にするのか、小泉さんに皆さんの安全を任せるのか、あるいはこの菅直人さんを総理大臣にするのか。それを決める戦いであります。そしてまたこの戦いはやっと出てきた、この改革の芽を伸ばしていくのか、あるいは景気回復の明るい兆しを元に戻してしまうのかどうかを決める戦いであります。そのために私たちはどうしても勝たなければならないわけであります。

 この度は私は49歳で自由民主党の幹事長に就任しました。その一手をとってしても、私は明らかに自民党は大きく変わった、とこういう風に思うわけであります。もう松本純さん、当選すれば直ちに、党でどんどんどんどん活躍をしていただく、そういうオープンな政党にしていきたい、こう思っています。

 私は松本さんと一緒に力を合わせて必ず自由民主党をもっともっと時代にふさわしいスピード感溢れる政党に、新しい自由民主党に変えていきたい、このことをお約束を申し上げたいのでございます。そのためにも、そのためにも、この戦いが大切であります。この戦いに何としてもですね、何としても何としても松本さんに勝っていただかなければなりません。

 しかし非常に厳しい戦いであります。難しい戦いでありますが、私たち自由民主党は横浜で勝たなければ首都圏で勝たなければ国民政党とは言えないんです。国民政党に脱皮するためにどうか皆さんのお力を松本純さんに結集をしていただけますように、お願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただいきます。どうか皆さん、一緒に戦いましょう!頑張りましょう!


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