議院運営委員会・国会対策委員会2006-08

2006(平成18)年8月

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8月29日(火)晴れ

●1400〜議運庶務小委/議長応接室

来年平成19年度の予算編成が始まりました。概算要求といって来年はどのような歳出が必要か夢がたくさん盛り込まれた数字が、各省から提出され、年末まで議論されます。国会の予算案については、議院運営委員会から提出されることになりますので、その内容について議院運営委員会庶務小委員会が開催され審議されました。18年度要求額は653億5200万円でしたが、今回は672億300万円。議員会館整備費、議員宿舎整備費、情報化推進関係経費、職員人件費(団塊世代退職金)などの費用が増加しています。基本的には小委員会で了承されました。


8月21日(月)晴れ

●1200〜大勇会臨時会/事務所

今日は午後2時から麻生太郎の総裁選立候補決意表明と政策発表が行われます。先立って開かれた大勇会の臨時会では冒頭記者さんらが入り、麻生太郎から所信の一端が述べられました。そして今日の段取り、これからの課題、選対事務所の体制などについて話し合われました。

●1400〜麻生太郎総裁選挙立候補決意表明及び政策発表記者会見/自民党901号室

記者会見はご覧お通りの満員御礼の盛況ぶり、マスコミの総裁選に対する関心の高さを改めて感じました。私が司会を務め麻生太郎立候補予定者から決意表明と政策発表が15分ほどで行われました。そしてその後45分間にわたり記者さんからの質疑に丁寧に麻生太郎は回答しました。会場は熱気のせいか大変暑い状況でしたが、大変意義ある記者会見になったと思います。


8月15日(火)

●1530〜河野洋平議長に報告/議長公邸

日本オーストラリア友好議員連盟会長の河野洋平議長に訪豪の報告に伺いました。お土産はマカデミアンナッツです。ハワイが原産地かと思っていたのですが、マカデミアンナッツはオーストラリアが原産地とのことを聞いてお土産にしました。


8月6日(日)〜13日(日)

第11回日豪若手政治家交流プログラム

8月6日(日)〜13日(日)に行われる「第11回日豪若手政治家交流訪豪プログラム」(財団法人日本国際交流センター主催)の訪豪代表団に自民党メンバー枠で私も参加することになりました。 8月3日には自民3名、公明1名、民主1名、無所属1名の代表団とオーストラリア大使館のマクレーン大使・ミラー政務担当公使、日本国際交流センターの田中均シニアフェロー・伊藤兵馬プログラムオフィサー、外務省の浅利秀樹アジア大洋州局大洋州局長ら関係者が集合し、結団式が行われ、両国の関係やプログラムについて説明がなされました。 東アジアの経済交流、安全保障などがテーマになると思います。また真冬なのでオーバーコートを持っての出発になります。

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日豪若手政治家交流プログラム

第11回訪豪代表団

2006(平成18)年8月6日(日)〜13日(日)

主催
(財)日本国際交流センター、オーストラリア政治交流会議

≪参加者≫

岸田 文雄 衆議院議院(自民党) 団長

遠藤 利明 衆議院議院(自民党)

松本  純 衆議院議院(自民党)

澤  雄二 参議院議員(公明党)

細野 豪志 衆議院議院(民主党)

松下 新平 参議院議員(無所属)

伊藤 兵馬 事務局(財団法人日本国際交流センター 政策研究、政治・議会交流主幹、プログラムオフィサー)

≪目的≫

8月3日(木)に第11回訪豪代表団の結団式が行われました。参加者のほかに在日豪州大使館のマレー・マクレーン駐日大使、ブルース・ミラー政務担当公使、キャサリン・ウォレス政務担当一等書記官、外務省の浅利秀樹アジア大洋州局大洋州課長、そして主催者の(財)日本国際交流センターの田中均シニア・フェロー、伊藤兵馬プログラムオフィサーが出席しました。
両国の最大の課題は経済と安全保障といってよいようですが、田中均氏は「何よりも友好を育むことが大切。それは今後の両国の発展につながる。豪州を好きになっていただきたい」と挨拶されました。
よって、今回は議会関係者ばかりではなく、経済関係、研究機関、地域ボランティアなど幅広い層とも交流し意見交換を行い、かつ直接オーストラリアに触れてくることが目的となります。

≪日程≫

8月6日(日) ≪日豪若手政治家交流プログラム@≫

●21:10〜成田空港出発

20:00に成田日本航空Tカウンターに集合し、21:10日本航空771便にて出発。 細野議員は現地で合流。9時間あまりのフライトになりますので、体調には注意していかなければなりません。控室では一杯のビールで改めて結団式を行い飛行機に乗り込みました。

8月7日(月) ≪日豪若手政治家交流プログラムA≫

●07:35(現地時間)〜シドニー空港到着

早朝の到着です。シドニーのフォーシーズンズ・ホテルにチェックインし、さっそく始まる勉強会の準備を開始しました。ホテルを出て会場に向かいましたが、そのそばの公園で白く輝くオペラハウスとツーショット。

●12:30〜ニュー・サウス・ウェールズ州議会関係者との昼食懇談会/ワーフ・レストラン

メリディス・バーグマン州上院議長、グラハム・ジェシェケ州自由党幹事長、ロス・カメロンマクワリー銀行コンサルタント、ラッセル・グローブ州下院総務部長、眞鍋寛在シドニー日本国総領事館首席領事らと懇談会が開かれました。オーストラリアの政治体制は立憲君主制・連邦議会制度(6州、2特別地域により構成)になっています。6州のうちの一つニュー・サウス・ウェールズ州の上院議長は女性のバーグマンさんで、連邦財務大臣と戦って議会の予算を守ったとの勇ましい活動状況がまず説明されました。引き続き日本では女性議員がどれほどいるのか、と問われるほど女性の社会進出に関心が高いようでした。連邦政府は保守党政権、州政府は労働党政権でねじれ現象で困ることはないかと思ったが、連邦政府に対する不満を地方で労働党が吸収する形になっており、うまくいっているようです。逆に日本で政権交代が起こらないことに不思議さを感じていました。

●15:00〜シドニー市内視察

ロックス地区は1788年にイギリス・アイルランド人が入植した最も歴史の古いところだそうです。BONDI Beach は大変風が強かったのですが美しいところでした。

●19:00〜夕食懇談会/ジョーダンズ・シーフード・レストラン

ワーフのジョーダンズ・シーフード・レストランで海の幸を頬張りました。海老や蟹や貝類がきれいにデコレーションされてテーブルに運ばれてきました。見ているだけでも楽しい店の演出でした。レストランの前はもちろん海で、遠くに浮かぶヨットのライトアップとその奥に広がるビル群の灯りが見事にマッチしています。

8月8日(火) ≪日豪若手政治家交流プログラムB≫

●09:30〜ニュー・サウス・ウェールズ州議会見学

ニュー・サウス・ウェールズ州の議事堂を見学しました。ラッセル・グローブ州下院総務部長の説明で、下院議場、上院議場、議員食堂、プレスルームなどを視察しました。

これは議会を守る「メイス」といわれる棍棒です。当時宗教色が強かったため、暴漢から議会を守るのにも刀や斧などの武器を使用することができませんでした。そこで知恵を出して準備したものがこの棍棒です。武器らしくない棍棒で議会の秩序を守ることの意味を含めて、現在は象徴的に開会時の議場中央のテーブルに置かれます。

●11:00〜マクワリー銀行関係者による豪州経済に関するブリーフィング/マクワリー銀行

ロス・カメロンコンサルタント、ニコラス・ムーア投資部門長、リチャード・ギブス首席経済研究員0マクワリー銀行は日本のいわゆるPFIのような公共部門への投資を得意としている銀行です。日本への投資実績もあり、箱根ターンパイクもこの銀行が投資しているそうです。PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)を活用することにより政府の財政に貢献できると力強く語っていました。

●12:30〜豪日交流基金主催昼食懇談会

ジョック・マグレガー豪日交流基金評議員、エレイン・ワード豪日交流基金エグゼクティブ・ディレクター、ゲイル・ミルン豪日FTAタスクホース代表らのお招きで、キングスリーズ・ステーキ・アンド・クラブ・ハウスで昼食懇談会に出席しました。

●15:40〜シドニー空港出発→●16:35〜キャンベラ着

15:00にシドニー空港に到着し慌しい搭乗手続きを済ませ、 カンタス航空771便 でキャンベラに向けて出発しました。1時間も飛行しないのに食事のサービスが出てきました。さっき食事をしたばかりなので、果物と野菜とパンひとかけらとコーヒーをご馳走になりました。情報ではキャンベラの今朝明け方はマイナス6℃、昼間16℃とのことでした。しかし、キャンベラに到着すると我慢できないほどの寒さではなく、コート無しでホテルに入りました。首都といわれるにふさわしく森とそのところどころに政府機関と各国大使館がたっている静かなところです。ホテルは以前議員宿舎だったハイアット・ホテル・キャンベラです。

●18:30〜上田秀明駐豪州特命全権大使主催レセプション及び大使館職員による日豪関係に関するブリーフィング/在豪州日本大使公邸

日本大使公邸に招かれ夕食と共に日豪関係について外務省のブリーフィングを受けました。基本的には日米関係の米が豪に入れ替わったような大変良い関係にあるそうです。

8月9日(水) ≪日豪若手政治家交流プログラムC≫

●09:30〜国民党の政策に関するブリーフィング

ルーク・ハーツァイカー連邦下院議員、アンドリュー・ホール党幹事長からの国民党政策についてブリーフィング。

●11:00〜自由党の政権に関するブリーフィング

会議の始まる前にミカエル・キーナン連邦下院議員が挨拶に駆けつけました。ブルース・エドワーズ党国際局長より自由党政策についてブリーフィング。

●12:30〜ガリー・ネアン特別国務大臣(政治交流事業担当)主催昼食会/議員食堂

●14:00〜連邦上下院クエスチョン・タイム見学及び連邦議事堂視察

●16:00〜上下院議長表敬訪問/連邦議会内

●19:00〜オーストラリア政治交流会議設立25周年記念夕食会/オールド・パーラメント・ハウス

8月10日(木) ≪日豪若手政治家交流プログラムD≫

●09:00〜労働党の政策に関するブリーフィング/連邦議会内

●10:30〜ジョン・ハワード首相付首席政策顧問トニー・ナット氏との懇談/連邦議会内

●オーストラリア国立大学に向かう途中で

●13:00〜オーストラリア国立大学豪日リサーチセンター関係者との昼食懇談会/テアトロ・ヴィヴァルディズ・レストラン

●15:00〜豪州における選挙システムに関するブリーフィング

ホワイトボードを使って投開票の仕組みの説明を受けますが、何度聞いても意味が分からない。なかなか複雑な仕組みですが、死票を極力少なくしようとする知恵によるしすてむだそうです。

●17:45〜キャンベラ空港出発

カンタス航空958便にてブリスベンに向け出発 するため移動開始になりました。空港に向かう途中で野生のカンガルーに出くわしました。広い草原にたくさんのカンガルーが飛び回っていましたよ。

8月11日(金) ≪日豪若手政治家交流プログラムE≫

ブリスベンは良い天気、しかもキャンベラに比べると温かくて過ごしやすい気候でした。

●10:00〜西山肇ブリスベン総領事主催モーニング・ティー/ブリスベン総領事公邸

●11:50〜王室ブリスベン・ショー(農業・酪農ショー)視察

●15:30〜マルーラバへバスにて出発

●19:00〜フィオナ・シンプソン(クイーンズランド州議会議員)主催夕食会/フォース・フロア・レストラン

8月12日(土) ≪日豪若手政治家交流プログラムF≫

マルーラバの海岸、早起きして水平線から日の出を楽しみました。リゾートホテルのようでベランダからしばらくの間ボーっとしていました。

●08:00〜マルーチドア市会議員主催朝食懇談会/マルーチドア・サーフ・クラブ

海難救助のボランティア団体の活動について学ぶ機会を得ました。日本の下田と友好交流が続いているようで、毎年相互に指導者の質向上のために研修を行っているとのことでした。メンバーの皆さんは真っ黒に日焼けしておらず、色白くきれいな肌をしていますね、と聞いたら「今は冬、お休みの期間だから日焼けは治まっている」と笑いながら応えていました。説明の後、 ライフ・セービングデモンストレーションを見学しました。

●11:00〜オーストラリア国立動物園視察

せっかくオーストラリアまで来たのですからコアラやカンガルーに会いたい、とのことから短い時間でしたがオーストラリア国立動物園を視察しました。

赤ちゃんを抱えたお母さんコアラが耳を掻くと、赤ちゃんコアラは必死にしがみついていました。

●17:15〜ブリスベン空港出発

日程を全て消化し、明日の帰国のためシドニーまで戻らなければなりません。 カンタス航空545便にてシドニーに向け出発し、無事に宿舎に入りました。

●20:00〜第11回訪豪議員団打ち上げ

さて今夜は団長招待の打ち上げです。宿舎から徒歩で行ける中華レストランで夕食をとりました。

8月13日(日) ≪日豪若手政治家交流プログラムG≫

●09:35〜シドニー空港出発

早朝あわただしく荷造りしてシドニー空港へ向かいました。英国で液体爆弾を使う航空機テロ犯人が未然に逮捕されたとのことからセキュリティ・チェックが今までよりも厳しくなり搭乗手続きに時間がかかりそうだと心配していましたが、それほど手間もかからずロビーに入ることができました。搭乗手続きの際、空港カウンター前で、なんと私が本町小学校PTA会長時代にお世話になった役員の一人、部屋貴子さんが目の前にいるではありませんか。ビックリしました。

日本航空772便で成田に向け出発。18:05成田空港に到着。すべて無事終了しました。


8月4日(金)晴れ

●1445〜河野洋平議長面談/議長公邸

6日からオーストラリアを訪問しますが、オーストラリア議連の会長でもある河野洋平議長に訪問の報告に行ってきました。今年の1月に議長も訪問する予定だったのですが、調整がつかずあきらめた経緯があり残念に思っていたようです。オーストラリア議会議長への言付けを預かりました。


8月3日(木)晴れ

●0800〜第11回日豪若手政治家交流訪豪プログラム結団式/ホテルオークラ

8月6日(日)〜13日(日)に行われる「第11回日豪若手政治家交流訪豪プログラム」(財団法人日本国際交流センター主催)の訪豪代表団に自民党メンバー枠で私も参加することになりました。今日は自民3名、公明1名、民主1名、無所属1名の代表団とオーストラリア大使館のマクレーン大使・ミラー政務担当公使、日本国際交流センターの田中均シニアフェロー・伊藤兵馬プログラムオフィサー、外務省の浅利秀樹アジア大洋州局大洋州局長ら関係者が集合し、結団式が行われ、両国の関係やプログラムについて説明がなされました。


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