内閣官房副長官

2009(平成21)年9月

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皆さん、ご支援ありがとうございました。

9月16日に麻生内閣は総辞職し、私の内閣官房副長官の役目も終了しました。

お国のため、国民のため、私の全てをささげ、微力を尽くしてまいりました。

自分の立場を超えることなく、しかし手抜きをすることもなく、懸命に麻生総理をお支えすることが私の仕事でした。

ちょっと寂しい感じもしますが、無事に仕事を成し遂げた達成感は一生忘れないでしょう。

厳しい選挙の結果を受けて、我々は野党の立場になりますが、信ずるもの「汗する人が報われる日本をつくる」という私の考えを形にするために、さらに精進を重ね、再び「日本の底力」を発揮できるよう、皆さんと共に頑張ってまいりたいと思います。

本当にありがとうございました。

松本 純

松本純内閣官房副長官の一年を振り返って


9月17日(木)晴れ

●1300〜退任ご挨拶の記帳/皇居・各宮邸

天皇陛下、皇后陛下をはじめ各宮家の皆様に退任のご挨拶に伺いました。それぞれの玄関に記帳簿が置かれていて、「退任ご挨拶 前内閣官房副長官 松本純」と筆で記入していきます。皇居のほか7箇所、計8箇所をご訪問し、就任時と同様、退任のご挨拶を全て済ませることができました。


9月16日(水)曇り 特別国会召集  麻生内閣総辞職

●0900〜臨時閣議/官邸4F閣議室

麻生内閣最終の閣議が開かれました。総辞職の閣議書に全閣僚から署名がなされ、総辞職が決定しました。そして、最後に麻生総理から閣僚に対しお礼の挨拶がありました。

●1240〜特別国会・初登院/国会中央玄関

総選挙終了後、初めて開かれる国会が「特別国会」です。召集に応じる初登院は国会の正面の中央口から入場します。名刺を提出し、出席板の自分の名前のボタンを押して点灯させます。その後、当選証書を見せて、衆議院職員から議員バッジを胸につけてもらいます。

●1000〜総理記者会見/官邸1F会見室

麻生総理から最後の記者会見が行われました。官房長官と共に副長官も侍立します。

●1100〜内閣官房正副長官の職員への挨拶/官邸2F大ホール

河村官房長官に続き、松本、浅野、漆間各官房副長官からお別れのあいさつがなされました。私からは「約一年にわたりお世話になり感謝。日本の経済対策、危機管理、毎週発行したメルマガなど官邸職員の皆さんと全力で取り組むことができたことを誇りに思う。それぞれに立場は違っても我が国、日本国の為に、国民の為にこれからも力を尽くしていこう」とお別れの挨拶を述べました。

●1230〜官邸退出/官邸3F玄関ホール

いよいよお世話になった官邸とお別れです。皆さんに送られて官邸を退出しました。私の副長官室担当の松本さんから花束をプレゼントしていただきました。皆さん、ほんとうにありがとうございました。

●1245〜代議士会/院内3F第24控室→●1300〜衆院本会議/本会議場

本会議前の代議士会の会場が2階から3階に移動しました。当然、今までより狭い部屋になりましたが、皆さん意気軒昂です。今日の議事の説明が江渡聡徳さんからありました。
本会議は議長・副議長の選挙、首班指名などが行われて、二時間ほどの本会議が終了しました。

●1450〜総理退任挨拶回り同行/院内総裁室発

本会議終了後、直ちに前内閣として衆参議長、各党へのお礼挨拶回りを終えて、全ての仕事が終了しました。


9月15日(火)雨曇り

●1000〜閣議/官邸4F閣議室

閣議後の記者会見で河村官房長官より閣議の概要について下記の通り述べられました。
「閣議の概要を申し上げます。人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、文部科学大臣から「H−UBロケットの打ち上げ成功」について、ご発言がございました。」

●1100〜最終事務処理/官邸副長官室

いよいよ実質的な最終日を迎えました。約一年間お世話になった内閣官房副長官室のスタッフの皆さんと共に副長官室内の書類の整理、忘れ物の確認を行いました。慌しかった一年を振り返りながら、改めて我が国の経済がしっかり立ち直って欲しいと強く思いました。


9月14日(月)晴れ

●1130〜元気な横浜づくり/官邸副長官室

横浜元町商店街の若手の皆さんが来訪され、これからの元気な横浜づくりについて意見交換が行われました。

●1300〜事務処理/官邸副長官室

午後は16日のスムーズな政権交代のための麻生・鳩山会談が行われるなど、最終の事務処理が進められています。


9月11日(金)晴れ

●1000〜閣議/官邸4F閣議室

今日も閣議が開かれ、その様子は河村官房長官から下記の通り記者会見で報告されました。その後、私は副長官室で資料の整理など事務処理を進めました。
○閣議の概要について
「閣議の概要を申し上げます。一般案件として、「国会(特別会)の召集」について、ほか1件及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、野田宇宙開発担当大臣から「H−UBロケットの打ち上げ」について、厚生労働大臣から「100歳の高齢者に対する祝状及び記念品の贈呈」について、麻生総理から「海外出張不在中の事務代理」について、ご発言がございました。次に、本日、閣議決定されました人事について申し上げます。谷公士人事院総裁から、「5年間かけて実施してきた給与構造改革も一区切りついたので、本年の勧告を国会及び内閣に提出したのを機に職を辞したい」との申出がありましたので、本日付でこれを認めることにいたしました。谷氏には、平成16年4月から人事官として、また、平成18年4月からは人事院総裁として、5年5か月間にわたって国家公務員制度の充実発展にご尽力いただいたものであります。後任の人事官につきましては、国会の同意も必要でございますから、新内閣において選任をいただきたいと考えておるところでございます。」
○H−UBロケット試験機による宇宙ステーション補給機技術実証機の打上げについて
「次に、H−UBロケット試験機による宇宙ステーション補給機技術実証機の打上げが成功したと報告を受けたところであります。今回は、今年6月の宇宙基本計画の策定後、初めてのロケット打上げであり、H−UAロケットの能力を補強した大型のH−UBロケットの打上げに成功したことは、我が国の宇宙開発利用が世界に伍して着実に進んでいること、その証でありまして大変うれしく思います。また、国際宇宙ステーションへの物資補給という重要な任務を担っております宇宙ステーション補給機につきましても、無事に国際宇宙ステーションの結合がなされまして、所期の目標が達成出来るよう期待をいたしております。」

●1830〜松本副長官室懇談会/都内

私の副長官室のスタッフの皆さんと、これまでの活動の総括を行いました。


9月9日(水)晴れ

●1100〜事務処理/官邸副長官室

磯子事務所で朝のミーティングを終了し、官邸へ向かいました。事務処理を終えて再び地元へ戻りました。


9月8日(火)曇り晴れ

●1000〜閣議/官邸4F閣議室

閣議終了後、記者会見で河村官房長官から下記の通り閣議の様子が報告されました。
「閣議の概要を申し上げます。国会提出案件といたしまして、「平成20年度予算使用の状況を国会及び国民に報告すること」について、ほか1件及び政令・人事案件が決定をされました。次に、大臣発言といたしまして、野田大臣から「自殺予防週間の実施」について、文部科学大臣から「国立大学法人人事」についてのご発言がございました。」

●1800〜月例経済報告関係閣僚会議/官邸4F大会議室

月例経済報告は「景気は、失業率が過去最高水準となるなど厳しい状況にあるものの、このところ持ち直しの動きが見られる。」との説明がなされました。


9月7日(月)曇り

官邸では16日まで内閣官房副長官としての仕事が続きます。役所からの説明を受けました。

●1200〜政府自民協議/党本部総裁応接室

官邸の仕事がひと段落し、自民党本部に向かいました。政府自民協議が行われ、明日以降の党・国会の動きについて確認がなされました。


9月4日(金)曇り

●1000〜閣議/官邸4F閣議室

閣議終了後、記者会見にて河村官房長官から下記の通り報告がなされました。
○閣議の概要について
「閣議の概要を申し上げます。政令及び人事案件が決定をされました。次に、大臣発言といたしまして、私(官房長官)の方から「正仁親王同妃両殿下のフランス国及びドイツ国御旅行」について、報告を申し上げました。」

●1705〜科学技術会議/官邸4F大会議室

日本の将来に向けて重要な科学技術研究に対するテーマを公募し、最終的に30件に絞り込む重要な会議でした。いずれも明日の日本に対する「投資」としては有意義なテーマばかりでした。たくさんの応募の中から30件を選考するには大変ご苦労されたことだと思います。


9月1日(火)晴れ

●0730〜防災服に着替え/官邸副長官室

●0805〜総合防災訓練/官邸

総合防災訓練が行われました。官邸から緊急参集がかかり、地下のセンターで概要と取り組み方針が示され、その後4階の大会議室で各府省の取り組みが改めて確認されました。

●0905〜閣議/官邸4F閣議室

閣議終了後、河村官房長官から下記のとおり記者会見が行われました。
○閣議の概要について
 閣議の概要から申し上げます。一般案件といたしまして、「ポーランド国駐箚特命全権大使は楠本祐一に交付すべき信任状につき認証を仰ぐこと等」について、ほか1件及び政令・人事案件が決定をされました。
 次に、大臣発言といたしまして、総務大臣から「労働力調査結果等」について、厚生労働大臣から「有効求人倍率」について、ご発言がございました。また、麻生総理から、「本日、消費者庁関連3法が施行され、消費者庁と消費者委員会が発足したことを受け、野田大臣に消費者を担当する内閣府の特命担当大臣をお願いする」旨のご発言がありました。野田大臣からは、「全力で取り組む所存である」旨のご発言がございました。なお、野田大臣には閣議後に辞令交付が行なわれたとこであります。
○消費者庁および消費者委員会の発足について
 次に、消費者庁及び消費者委員会の発足に関連し、本日付で、内閣府消費者庁設立準備顧問の内田俊一を消費者庁長官に充てる人事を発令するとともに、消費者委員会委員につきましても、9名の方を任命いたしました。本日午後、第1回の消費者委員会が開催される予定であります。消費者庁は、消費者団体をはじめ関係団体の長年の思い・活動が結実したものであり、麻生内閣としてもその創設に向けて全力で取り組んできたところであります。いよいよ本日からスタートすることになりましたが、国民の皆様の期待にしっかりと応えて、我が国の行政の在り方を消費者・生活者重視に大きく転換していくための突破口となるよう、十分に機能させていきたいと考えておるところであります。

●1030〜メルマガ編集会議/官邸副長官室

メルマガ編集会議も選挙の結果を受けていよいよ最終回になりました。

●1200〜同級生が鈴木シェフとお友達だった/官邸副長官室

本町小学校、聖光学院同級生の北川洋さんが、なんと官邸シェフの鈴木さんと友人だったのです。

●1400〜番懇/官邸3F南会議室

松本純内閣官房副長官番記者懇談会が開催されました。特に私から報告する事項も無く、短時間で終了しました。