内閣官房副長官

2009(平成21)年2月

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2月27日(金)雨雪

●0700〜総理打合せ/総理室

今日の日程、予算委員会などについて打合せが行われました。

●0830〜閣議/院内閣議室

閣議終了後、河村官房長官から下記について記者会見で発表されました。
「閣議の概要を申し上げます。一般案件として、「スリランカ国特命全権大使外1名の接受」について、ほか20件及び法令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、環境大臣から「中央環境審議会の報告」について、総務大臣から「労働力調査結果等」について、厚生労働大臣から「有効求人倍率」について、麻生総理から「海外出張不在中の臨時代理」について、ご発言がございました。」

●0900〜予算委員会/院内第1委員室

衆議院予算委員会の締めくくり総括質疑が行われました。その後、平成21年度予算や関連法案について採決が行われ、ひとつの通過点を超えることができました。直ちに本日の本会議に上程され審議される運びです。

●0910〜国対正副/院内第22控室

大変緊張した一日を迎えています。大島委員長のご挨拶にも力が入っていました。挨拶に引き続き各担当者から現状の報告がなされ、それぞれの役目の委員会に散りました。

●0930〜党役員連絡会/院内総裁室

役員連絡会後、細田幹事長から内容について下記の通り記者発表がなされました。
−役員連絡会の内容説明−
《細田博之幹事長発言》
「本日の午後、衆議院本会議において、来年度予算、関連の税制、国税、地方税両法案を参議院に送付できることになった。国対を中心にご尽力いただいたことに感謝申し上げる。引き続き、参議院において、現在懸案となっている第二次補正予算関連法案、今日送付される本予算、関連法案の成立に向けて宜しくお願いしたい」と発言した。
《山谷えり子女性局長報告》
女性局キャラバン隊について、「明日2月28日(土)から街頭演説会等を北海道、新潟県、佐賀県でスタートする」との報告があった。

●1200〜来客/官邸副長官室

地元の青年会議所の仲間が地元経済について説明してくれました。大変厳しい経済環境で苦戦している様子を聞かせていただきました。しかし、貸し渋り対策については功を奏しているようで、利用者が多いとのことでした。少しでもお役に立ててうれしく思いました。

●1445〜代議士会/院内第14控室→●1500〜衆院本会議/衆院本会議場

衆議院本会議が午後三時から開会されました。予算委員会や各委員会の審議状況、採決の結果が各委員長から報告され、予算本体については記名投票、その他二法案については起立採決が行われ、いずれも可決されました。

▼平成21年度予算衆議院通過にあたっての幹事長談話(平成21年2月27日自由民主党)

本日、平成21年度予算及び関連法案が衆議院を通過しました。
本予算は2次にわたる20年度補正予算とあわせ、総額75兆円規模の緊急経済対策の3段目のロケットであり、1兆円の減税や雇用対策、少子化対策を始めとする社会保障全般の充実など、国民が安心して生活できるための政策が盛り込まれております。憲法規定の30日ルールにより、年度内成立に見通しが立ったことは、与党として国民に対する当面の責任を果たすことができたと思います。
今後、審議は参議院に移りますが、予算を新年度から速やかに執行するためには、関連法案の成立が不可欠です。国民生活と経済を守り、1日も早く不況から脱出するためにも、現在審議中の2次補正予算関連法案の早期成立とあわせて、速やかな審議と議決を野党に強く求めたいと思います。予算の年度内成立を目指し、景気を回復させ、「安心して暮らせる日本」、「活力ある日本」を取り戻すために、さらに全力で取り組む決意です。

●1700〜番懇/官邸3F南会議室

私を担当する各社番記者の皆さんとの定例懇談会です。この予算衆議院通過の後の平成21年度の補正予算についての考えを質されましたが、総理が繰り返して発言している通り、現時点での検討はなされていません。まずは本予算をしっかり成立させていくことです。

●1730〜日程打合せ/官邸副長官室

来週の日程について副長官室の皆さんと打合せが行われました。

●1900〜政務懇談会/都内

都内の料理屋さんで衆議院予算に関連してご苦労いただいた国対副委員長の皆さんとお疲れさん会を兼ねた意見交換会を開催しました。皆さんからは新たなアイディアがどんどん出てきました。いかに早く景気を回復し、国民の皆さんに将来に対する安心を持っていただけるか、切れ目なく学んでいきたいと思います。後半、麻生総理が突然立ち寄られ、びっくりしました。皆さんと有意義な意見交換が行われました。本当に総理はタフですね。


2月26日(木)曇り雨

●0745〜総理打合せ/総理室

予算委員会はじめ今日の予定についての準備・打合せに入りました。

●0900〜衆院予算委員会/院内第1委員室

予算委員会ではロシア、アメリカ両首脳とそれぞれ行われた首脳会談の様子などについて麻生総理より報告がなされ、質疑に入りました。

●0910〜国対正副/院内第22控室

大島国対委員長の挨拶はきわめて短く、予算等の法案審議に対し、緩まず緊張して取り組むよう激励がなされました。

●1530〜衆院議運理事会/理事会室

今日も議運理事会に出席することになりました。冒頭に閣僚の海外出張や追加法案についてご説明申し上げ、了承されました。


2月25日(水)

●2205(日本時間)〜羽田空港着

約14時間のフライトで、羽田空港に到着しました。時差もあり、帰国したらすでに日本は25日の午後10時過ぎになっていました。

▼感想

今回も、先日のサハリンやスイスのダボスへの出張と同じように、非常に忙しい総理のスケジュールを縫って、短時間での海外出張となりました。
今回の日米首脳会談では、冒頭、オバマ大統領より「(日本は)アフガニスタンなどの様々な課題について偉大なパートナーであり続けている」、「日米同盟は東アジアの安全保障の『礎石』だ」などと、日米同盟の重要性について、とても力強い発言があり、麻生総理との間で、日米同盟を一層強化していくことで一致しました。また、金融・世界経済問題や北朝鮮問題、アフガニスタン・パキスタンなどの世界規模の課題について、非常に率直で中身の濃い意見交換が行われました。
麻生総理は、首脳会談後に行われたぶら下がりインタビューで述べられているとおり、今回の首脳会談で、オバマ大統領について、「いろいろな問題を率直に話し合える、信頼できるリーダー」、「一緒に手を携えてやっていける、そういう信頼に足る指導者」という印象をもたれたようです。
日米同盟は、東アジア地域にとどまらず、世界の平和と安定のために非常に重要な役割を担っている二国間関係です。経済面でも、世界第1位と第2位の国として、今、世界が直面している金融問題などにおいて大きな役割が期待されています。このように重要な日米同盟関係を、「外交の麻生」ともいわれる麻生総理の下、日米首脳の間の強い信頼関係を通じて、一層強化していくことが重要です。
私も、官房副長官として、引き続き、日米関係の強化といった外交案件はもちろん、国内外のさまざまな課題について、これらの課題に正面から取り組んでいる麻生政権を支えて「強くて明るい日本」を築いていけるよう、地元・横浜をはじめとする皆さんのご理解とご支援を賜わりながら、全身全霊で取り組んでいきます。


2月24日(火)

●0900頃〜打合せ兼朝食会〜打合せ/宿舎

今日の日米首脳会談に備え、はじめは朝食をとりながら少人数で、その後は、同行している関係省庁の皆さんと、会談での対応ぶりなどについて、最終的な打合せを行いました。

●1030過ぎ〜日米首脳会談〜1150/ホワイトハウス

打合せ終了後、宿舎を出発して、ホワイトハウスに向かいました。ホワイトハウス内にある大統領執務室(オーヴァル・オフィスと呼ばれる)で、非常に限られた人数による日米首脳会談が行われました。
会談に先立って、執務室に入る際、オバマ大統領から、日本側代表団の一人一人が握手を求められました。オバマ大統領は、一人一人としっかり目を合わせながら握手をされ、とても誠実なお人柄だという印象を強く持ちました。
会談では、日米関係、金融・世界経済、北朝鮮問題、気候変動・エネルギー、アフガニスタン・パキスタンといった世界規模の課題について意見交換が行われました。日米同盟の一層の強化、世界経済の回復に向けた一層の取り組み、北朝鮮問題に関する協力など、多くの分野で、日米協力が確認されました。
会談には、先日、日本をはじめとするアジア歴訪を終えられたばかりのクリントン国務長官なども同席されていました。

●1200〜有識者との昼食懇談会〜1300/宿舎

首脳会談を終え、宿舎に戻って間もなく、総理と米国の有識者との昼食会に参加しました。アメリカ側の出席者は、ハムレCSIS所長、アーミテージ元国務副長官、ブレジンスキー元大統領補佐官、スコウクロフト元大統領補佐官という、アメリカのこれまでの政権で外交・安全保障分野の最前線で活躍してこられた方々でした。
昼食をとりながら、こうした有識者の方々との間で、約1時間、金融・世界経済、気候変動・エネルギー、アジア太平洋地域の諸課題などについて、非常に活発な意見交換が行われました。

●1320〜総理ぶら下がりインタビュー/宿舎

昼食懇談会の後は、総理訪米に同行されている記者団の皆さんによる、ぶら下がりインタビューが宿舎内で行われました。記者の方々からは、今回の日米首脳会談の中身とオバマ大統領の印象、首脳会談での経済問題、北朝鮮問題、アフガニスタンなどに関するやりとりについて質問がありました。

●1400〜記者ブリーフ/ワシントン・プラザ・ホテル

ぶら下がりインタビューの後、総理は、アーリントン国立墓地を訪問し、無名戦士の墓やイラク・アフガニスタンにおける殉職者のお墓に献花を行われました。
私は、同行記者団の皆さんに、日米首脳会談の結果の詳細についてご説明する(記者ブリーフ)という重要な役目がありましたので、この献花には参加せず、同行記者団の宿舎であるワシントン・プラザ・ホテルに向かいました。
このホテルは、昨年11月の世界金融サミットの際に記者ブリーフ会場になっていた場所で、3か月ぶりにまた同じ場所で記者の皆さんにブリーフィングをすることとなりました。
日・米という非常に重要な同盟国間の、米国大統領就任後初の直接会談ということで、記者の皆さんの関心も高かったようで、非常に詳細な質問を多数いただきました。とても緊張感の高いブリーフィングで、私も緊張しながら、正確な説明を心がけました。

●1525〜ワシントン・ポスト紙による総理インタビュー/宿舎

記者ブリーフ終了後、宿舎で総理と合流しました。総理は、このすぐ後、ワシントン・ポスト紙のインタビューを受けられました。日米首脳会談でのやりとりやオバマ大統領の印象などについて質疑が行われました。

●1600〜イノウエ上院議員夫妻による総理表敬〜1620/宿舎

その後、ダニエル・イノウエ上院議員と、その夫人であるアイリーン・ヒラノ全米日系人博物館執行顧問が、宿舎に総理を訪ねてこられました。イノウエ議員も、ヒラノ顧問も、総理とは旧知の間柄で、とても和やかな雰囲気の中で日米関係などについて意見交換が行われました。
私自身も、イノウエ議員ご夫妻とは、かねてから懇意にしていただいており、久しぶりにご夫妻にお会いすることができ、たいへんうれしく、またとても勉強になる意見交換でした。

●1800〜アンドリュース空軍基地発

滞在時間24時間未満というとても短い日程で、ワシントンから、政府専用機で帰国の途に着きました。
帰りの機内では、帰国後の日程などに備えて、打合せやいろいろな作業が行われ、さながら「移動官邸」のようになっていましたが、離陸して数時間後、オーロラが我々を迎えてくれました。機内から窓越しに見える幻想的なオーロラに、しばし癒された気持になりました。


2月23日(月)

●0910〜国対正副/院内第22控室

●1200〜政府与党協議会/院内常任委員長室

●1410〜日韓電話首脳会談〜1430/総理執務室

麻生総理と韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領との電話での首脳会談に同席しました。日韓の両首脳は、非常に頻繁に会談を行ってきており、非常に緊密な首脳同士の関係を築いてきています。今回の電話会談では、総理より、韓国で開催される麗水(ヨス)万博への日本の公式参加について、明24日の閣議での決定に先立って、李大統領に報告しました。また、日韓両国が引き続き未来志向の「成熟したパートナーシップ関係」を強化していくことについて、両首脳の間で一致しました。
短時間でしたが、非常に内容の濃い会談であったと思います。北朝鮮問題などのさまざまな国際社会の懸案への対応に関し、日米韓3カ国の緊密な連携が特に重要になってきている中、今日からの総理訪米に先立って、李大統領との間で意見交換を行ったことには、大きな意義があったと思います。

●1500〜メルマガ編集会議/官邸副長官室

●2030〜羽田空港発→アンドリュース空軍基地着〜1910(米国東部時間)

支部大会でのご挨拶を終えた後、会場にお越しいただいた皆さんとゆっくりとお話しする間もなく、大変恐縮ではありましたが、官邸からの出発時間が迫っていたため、官邸にとんぼ返りしました。
20時過ぎに総理公邸前を総理車列で出発し、羽田空港から米国・ワシントンに向けて出発しました。往きは12時間30分あまりの飛行時間で、打合せなどで時間を有効に活用しました。東京とワシントンには時差が14時間あり、到着は、現地時間で同じ日の夜7時過ぎでした。

●2000〜打合せ兼夕食会〜2130/駐米大使公邸

アンドリュース空軍基地到着後、直接、ワシントン市内の駐米大使公邸に向かい、明日の日程などの打合せを兼ねた夕食会に参加しました。藤崎駐米大使のお心遣いで、明日の非常に重要な日米首脳会談に向けて、非常によい打合せができました。
夕食会終了後、宿舎であるマンダリン・オリエンタル・ホテルに移動しました。


2月20日(金)雨曇り

●0830〜閣議/院内閣議室

閣議終了後、記者会見にて河村官房長官から下記の通り報告されました。
「一般案件として、「ブルネイ国特命全権 大使等の接受」について、ほか16件及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、麻生総理から「内閣総理大臣の臨時代理の指定」について、ご発言がございました。」

●0910〜国対正副/院内第22控室

平成二十一年度当初予算案、関連法案などの成立を目指して与野党の調整の状況について報告がなされ、今後の取り組みについて大島国対委員長から考え方が示されました。緊張感漂う国対正副会議でした。

●0940〜自民党国会対策委員会/院内第24控室

国会対策委員全体の会議が開催されました。私からは国会同意人事案件についてご説明しご了解を頂きました。

●1100〜衆院議運理事会/衆院議運理事会室

衆議院の議院運営委員会理事会に出席し、冒頭私から23日から25日までの麻生総理大臣のワシントン海外出張についてご説明し、ご了承を頂きました。オバマ米国大統領から招待される日米首脳会談に出席するものです。

●1215〜代議士会/院内第14控室→●1230〜衆院本会議/衆院本会議場

本会議では国会同意人事が採決され、その後議長室にお邪魔しました。先着のお客様がたくさんいらっしゃいましたので受付でお茶をご馳走になりました。河野議長のスタッフの皆さん、浮田楽々子さん、戸川留美さん、甲賀一雄秘書さんです。

事務処理のため官邸の副長官室に戻ると現地のニューヨーク・タイムスが届けられていました。その国際面にはクリントン国務長官が訪日されたときの写真が大きく掲載されており、「日本滞在中に日米同盟の重要性を再確認した」とありました。

●1500〜番懇/官邸3F南会議室

番記者の皆さんとの定例懇談会が開かれました。たくさんのご質問を頂きましたが、「総理が公邸に入り一ヶ月、どんな様子か?」との質問を受け、早いものだなあと改めて感じました。その間、夜の外出が減っているように思われるとのことでしたが、まずは引越しすれば身の回りの不便を解消することに時間がとられるでしょうし、会合も公邸で開催されることが多くなりますので、当然夜の外出が減っているのだと思います。総理は応接間の暖炉もお気に入りの様子です。


2月19日(木)晴れ

●0745〜総理打合せ/総理室

今日の予算委員会の質疑応答や日程についての打合せが行われました。

●0910〜国対正副/院内第22控室

大島国対委員長の挨拶に続き、衆院、参院の国会運営状況について協議されました。

●0930(0900)〜衆院予算委員会/院内第1委員室

午前9時から正午までの三時間、予算委員会の集中審議が行われました。

●1050〜来客面会/官邸副長官室

上田薬剤師会の皆さんと社会保障制度について意見交換を行いました。私からは世界に冠たる社会保障制度の堅持が重要でその安定した制度運営についての考えをご説明しました。

●1300〜衆院予算委員会分科会/院内第1委員室

予算委員会は野党と足並みがそろわないまま分科会がスタートしました。内閣府の予算説明を行う河村官房長官とともに分科会に出席しました。

●1445〜来客面会/官邸副長官室

日本薬剤師会の皆さんがお見えになりました。上田薬剤師会の皆さんと同様に社会保障制度のあり方について意見交換を行いました。

●1730〜経済財政諮問会議/官邸2F小ホール

与謝野大臣の司会で経済財政諮問会議が行われました。

●1800〜月例経済報告関係閣僚会議/官邸4F大会議室

河村官房長官の進行で月例経済報告関係閣僚会議が開催されました。大変厳しいわが国の経済の様子、また各国の経済指標についての説明がなされました。


2月18日(水)晴れ 麻生総理のサハリン訪問・日露首脳会談に随行

※0700(地元)〜第24回早朝駅頭演説会/山手駅

スタッフによる「まちかど政治瓦版」2月号の広報活動が行われました。本日の「まちかど政治瓦版」の配布枚数は、本日199枚/累計2522枚(古正40/604、原76/438、斎藤37/534、関口46/401、森-/545)でした。

●0705(日本時間)〜羽田空港発→ユジノサハリンスク国際空港〜1020(現地時間、以下現地時間)

麻生総理に同行して、サハリンを訪問します。今回も、これまで同様、多忙な国内スケジュールの中、日帰りの強行日程での訪問となります。早朝、麻生総理とともに、車列で総理公邸を出発し、羽田空港へ。羽田からユジノサハリンスクまでは2時間弱のフライトです。事前の天気予報は雪ということでしたが、サハリンに着いてみると、空は真っ青に晴れていました。少し前には猛吹雪だった、という話も聞いていたので、心配していましたが、「晴れ男」の麻生総理に似合う晴天でした。気温はなんとマイナス26度。現地の関係者に聞いたところでは、ここ数日の中でも一番の寒さだそうです。今年に入ってから、韓国、ダボス(スイス)と、寒い土地への総理出張への同行が続いてきましたが、今回はさらに上をいく寒さです。寒さに負けないように、充実した総理訪問となるように、私もがんばりたいと思いました。

●1055〜宿舎(パシフィック・プラザ・ホテル)着

現地での案内役としてお手伝いいただいた在ロシア日本国大使館の北川剛史さんと宿舎のロビーで。

●1135〜日露首脳会談〜1315/サハリン州行政府

ユジノサハリンスクに到着後、麻生総理は、宿舎での短い休憩時間をおいて、早速、メドヴェージェフ大統領との会談に臨みました。人数を絞った少人数での首脳会談の後、私も首脳会談の席に加わりました。会談は予定時間を超えて、1時間半以上に及ぶものとなりました。総理とメドヴェージェフ大統領とは、すでに昨年のペルーでのAPEC、今年1月の電話会談と、頻繁に意見交換を行ってきていますが、今回も、これまで同様、非常に率直な意見交換が行われました。会談内容は盛りだくさんで書ききれませんが、北方領土問題、極東・東シベリアでの効力、今後の政治対話の進め方など、幅広い分野について、つっこんだ意見交換が行われました。

●1320頃〜総理ぶら下がり記者会見/行政府

また、首脳会談終了後、総理は、同行記者の皆さんのぶら下がり取材を受けられました。

●1420〜記者ブリーフィング〜1500過ぎ/日本センター

日露首脳会談終了後、麻生総理は、ユジノサハリンスクの南方にあるプリゴロドノエにある液化天然ガス・プラント「サハリンU」の稼働式典に参加されました。私は、日露首脳会談の成果について同行記者の皆さんに政府を代表したご説明するという重要な役目がありますので、この式典には残念ながら参加できませんでしたが、「サハリンU」は、日本の天然ガス輸入量の7.2%の液化天然ガスを日本に輸出することになる、エネルギー政策上とても重要なプロジェクトです。記者の皆さんへの説明(ブリーフィング)は、会談が長時間であったこと、また我が国にとっても非常に重要な日露関係に関わることから、記者の皆さんからは非常に多くのご質問をいただきました。正確に会談の様子をお伝えできるように、精一杯がんばりました。

●1730過ぎ〜ユジノサハリンスク国際空港発→羽田空港〜1825(日本時間)

記者ブリーフの後は、早くも帰国のためにユジノ・サハリンスクの空港へ移動です。麻生総理とは空港で合流しました。出発時間は少し遅れてしまいましたが、非常に順調なフライトでした。

▼感想

今回の麻生総理のサハリン訪問は、6時間強という非常に短い滞在時間でしたが、非常に密度の濃い訪問になりました。
メドヴェージェフ大統領との日露首脳会談も、予定時間を超えて、非常に率直で実りの多い会談となりました。日本とロシアとは、これまでも国際社会の諸課題への取り組みなどについて、緊密な意見交換や協力を行ってきていますが、今後は、さらに、アジア太平洋地域における日露協力が重要になってくると考えられます。5月に予定されるプーチン首相の訪日や、今後予定される様々な国際会議などの機会を通じて、今後いっそう、対話が進んでいくことを期待しています。


2月17日(火)晴れ 中川財務相辞任

●0830〜閣議/院内閣議室

閣議終了後、河村官房長記者会見でその様子が下記の通り報告されました。
「一般案件として、「日本国とスイス連邦 との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定の署名等」について、ほか19件及び法律・人事案件が決定されました。日本とスイスの経済連携協定については、19日(木)に、中曽根外務大臣とドリス・ロイタード・スイス連邦副大統領兼経済大臣との間で署名が行われる予定です。本協定により、両国間の貿易や投資の 自由化・円滑化が推進され、幅広い分野において互恵的な経済連携が深化し、両国経済の一段の活性化が期待されます。次に、大臣発言として、財務大臣から「7か国財務大臣・中央銀行総裁会議等」について、ご発言がございました。閣僚懇談会においては、野田大臣、厚生労働大臣、佐藤大臣から「現下の経済情勢を踏まえた自殺対策の推進」について、官房長官から「当面の経済対応」について、ご発言がございました。」

●0910〜国対正副/院内第22控室

緊張した国会の状況について報告がなされ、今後の対応について協議されました。

●1300〜衆院予算委員会/院内第1委員室

野党の出席を得られず、予算委員会は混乱しました。

●1630〜番懇/官邸2F幹部食堂

中川財務大臣の辞意表明を受けて番記者の皆さんの質問が集中しました。また2月24日に日米首脳会談がセットされ麻生・オバマ会談が実現したことについても質問がありました。

●1700〜メルマガ編集会議/官邸副長官室

今週のメルマガについて詳細な確認がなされました。

●1830〜総理ぶら下がり取材/官邸

明日出発するサハリン訪問・日露首脳会談について報告するぶら下がり取材が行われましたが、その前に中川財務大臣の辞意表明についての質問が多くなされました。

●2000〜米国務長官総理夕食会/官邸

日本を訪問されたヒラリー・クリントン国務長官ご一行との夕食会が官邸で開催されました。


2月16日(月)晴れ

●0850〜国対正副/院内第22控室

今朝の国対正副は午前9時前に開会されました。大変緊張した国会の進め方について大島国対委員長から指示が出され、各種委員会の今日の動きが報告されました。

●1000〜総理打合せ/官邸総理室

米国国務長官として就任後初外遊に真っ先に日本を選択されたのは初めてのことだそうです。それだけオバマ政権を代表するクリントン国務長官が日本を最も大事な同盟国と受け止めていることの表れと、わが国は受け止めています。日本滞在期間中の日程などについて説明がなされました。

●1200〜政府自民協議会/院内幹事長会議室

政府と自民党の幹部による打合せ会が開かれました。現在取り組んでいるすべての課題について報告・協議され、今後の取り組み課題の整理がなされました。

●1400〜衆参与党国対/院内第21控室

衆参両院の国対幹部による打合せが行われ、現状の確認と今後の国会運営対応について打合せが行われました。

●1700〜党役員会/院内総裁室

役員会の様子については細田幹事長から下記の通り記者会見で発表されました。
役員会後 細田幹事長記者会見(平成21年2月16日(月)17:27〜17:37 於:院内平河クラブ会見場)
−役員会の内容説明−
《麻生太郎総裁発言》
「経済指標が出された。平成20年10〜12月の実質GDP成長率は前期比年率換算12.7%減という過去にないほどの大きな下がり方であり、経済全体への影響がある。原因は設備投資と外需の減少によるものである。今の第2次補正予算関連法案、来年度本予算と本予算関連法案を早急に成立させ、切れ目なくスピディーに実施することが最大の景気対策である」
「米国のクリントン国務長官が来日される。また、ロシアのメドベージェフ大統領とも会談をする予定である。今後、日本国の国益のためにしっかりとした会談を持ちたい」との発言があった。
《細田博之幹事長発言》
「平成20年10〜12月実質GDP成長率前期比年率換算12.7%減という数字を受けて、75兆円規模に上る一次・二次補正予算、来年度予算を早期に実行する必要がある。そのためには、早期に関連法案等も含めて成立させる必要がある。そのために政府与党一糸乱れぬことなく全力で取り組んでいくべきである」
政府が景気に対して何らかの大きな貢献をすることがあるとすれば、これは税制であり、予算である。そういう具体的政策なので、そこには雇用も中小企業対策、地方対策など様々な事業が含まれている。これをやらずして、ただ巨視傍観しているような今日の野党の状況、委員会の状況では、「景気、景気」とお経を唱えているだけで、全く何の意味もない。早く通して実施するしかない。それを前倒ししてさらにどんどん予算を使い切って、かつ必要があれば、そのときに考えれば良い話であって、準備が必要だが、まず目先にある決まった確定した予算すら通らないような、かつ実行できないような状況は、だらしない状況であると思う。それは、国会自身の審議がだらしないのであって、野党は1日も早く通すべきである。アメリカの議会においては、景気対策は、野党は全員反対であるけれども、速やかに通した。反対だけれども通して、今回については、さらに実績が出てくる訳だから、足らざるところは補っていけば良いということである。
《大島理森国対委員長・鈴木政二参議院国対委員長発言》
「予算、関連法案の成立に向けて、さらに努力をしていきたい」との発言があった。


2月13日(金)晴れ

●0900〜閣議/院内閣議室

閣議終了後の記者会見で、河村官房長官から下記の通り閣議の様子が報告されました。
「一般案件として、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針の変更」について、ほか30件及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、環境大臣から「環境物品等調達の基本 方針変更」について、総務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣から「原子力の防災業務に関する行政評価・監視」について、麻生総理から「海外出張不在中の臨時代理等」について、ご発言がございました。」

●0910〜国対正副/院内第22控室

国会の運営は与野党の協議がなかなか整わず大変ご苦労いただいている様子です。各種予算関係案件いついて、早期に成立を期す大島国対委員長からは国会対策委員会の一致結束と強い意志の必要が訴えられました。

●1115〜衆院議運理事会/衆院議運理事会室

私は衆院議院運営委員会理事会に出席し、冒頭、国会同意人事案提出の説明と麻生総理の海外出張についてのご了承をいただきました。国会同意人事については8機関16名について、海外出張については2月18日に日帰りで「サハリンULNG生産施設稼動式典」への出席及び日露首脳会談のためにロシアに出張する案件です。

●1200〜政務官会議・挨拶/官邸2F小ホール

各府省の大臣政務官の会議が官邸で開催されました。私もお招きいただき、冒頭にご挨拶の機会を得ました。予算の成立を期して一致結束されたいという国会対策委員会の思いを政務官の皆さんにもお伝えしました。

●1300〜日本消防協会定例表彰式・総理挨拶代理/日本消防会館ニッショーホール

全国から集まった日本消防協会各地区消防団の代表の皆さんに対する定例表彰式が開催され、私は麻生総理の代理として、総理からお預かりした祝辞を代読させていただきました。私たちが枕を高く安心して休むことができるのは日ごろから訓練を重ねている消防団の皆さんの献身的なご尽力の賜物です。感謝申し上げました。

●1530〜番懇/官邸3F南会議室

定例の番記者の皆さんとの懇談会を開きました。今日の質問の中で「麻生総理はお元気か?」との問いがありました。総理はマスコミや野党の批判がまったく聞こえないというような無神経ではありません。真摯にそのご意見を受け止めつつ、しかし日本一、日本の 森羅万象を考えなければならない立場の責任を果たすべく全力で諸課題の解決に取り組んでいます。当然真剣勝負の毎日ですから、厳しい表情が多く、時には疲れているように見えるかもしれませんが、ご本人は気力、体力は充実しておりお元気そのものです。記者さんには「総理は我々よりお元気!」とお答えしました。

●1635〜「世界らん展日本大賞2009」・総理挨拶代理/東京ドーム

麻生総理の代理で出席し祝辞を代読しました。
「世界らん展日本大賞2009」は今回で19回目の開催で、国内はもとより世界22の国・地域から蘭愛好家から、約10万株の作品が出品されました。来場者は国内外から40万人を越える方々を迎えることが予想され、まさに世界最大級のらん展です。「蘭、と暮らす。美しい蘭と、美しい人生を。」という今回のテーマは、蘭と身近な触れ合いを通じて、一人ひとりが美しい地球環境を守り育てていくことの大切さを意識していこうというメッセージが感じられます。皆さんもぜひご覧になってみてください。


2月12日(木)晴れ

●0910〜国対正副/院内第22控室

大島国対委員長から、今週はいよいよ審議のまとめに向けた重要な調整に入ったが、今日の野党の動きが理解しにくく緊張した一日になると檄が飛ばされました。衆参議運の動きや各委員会の動きが報告され、対応が協議されました。

●1100〜衆院議運理事会/衆院議運理事会室

衆院の議運理事会に出席し、冒頭に閣僚の海外出張等の説明をしご了承をいただきました。私は役目が終わると退出するのですが、議院運営委員会理事会では与野党の理事さんにより本会議の進め方について協議が続けられます。

●1115〜横浜市がAPEC首脳会議誘致で陳情/官邸副長官室

以前に広島市が2010年に日本で開催されるAPEC首脳会議の開催地として名乗りを上げ、理解を求めるために官邸にお見えになりましたが、今日は同様の趣旨で横浜市が陳情に来られました。開催地決定はそれぞれの都市の受け入れ状況について調査が行われており、間もなく決定されることになります。各都市ともそれぞれの特徴を主張し、大変厳しい誘致合戦が繰り広げられています。

●1245〜代議士会/院内第14控室→●1300〜衆院本会議/本会議場

12時30分から再開された衆院議運理事会で本会議は予定通り開催されることになりました。代議士会で今日の議事の流れが了承され、本会議に入りました。案件は元議員上田哲君への弔詞贈呈報告に続き、中川財務大臣から財源確保法案、税制改正法案の趣旨説明がなされ質疑に入りました。この質疑が終了した後、鳩山総務大臣から平成21年度地方財政計画、地方税法案、地方交付税法案について趣旨説明が行われ質疑がなされました。

●1730〜社会保障改革推進懇談会/内閣府別館

社会保障国民会議に引き続き、社会保障改革推進懇談会を私が担当することになりました。第1回会合にあたり私から、昨年末麻生総理のリーダーシップの下、持続可能な社会保障制度の構築を実現するために「中期プログラム」が閣議決定されましたが、そのまとめにご尽力いただいた吉川座長をはじめとする委員皆様に対し感謝を述べ、社会保障改革推進懇談会を設置し中期プログラムのフォローアップをお願いしました。

●1820〜地球温暖化問題に関する懇談会/官邸2F小ホール

地球温暖化問題に関する懇談会で今年の6月までに地球温暖化に対する具体的な対応をまとめることになりました。それに向けて今日はメンバーからそれぞれの視点からご意見をいただきさらに検討を重ねていくことになりました。


2月11日(水)曇り

●終日〜事務処理/宿舎

12日からの国会の動きに伴い、総理の対応が異なります。どのような流れになっても対応できるよう、今日は宿舎待機。


2月10日(火)晴れ

●0910〜国対正副/院内第22控室

毎朝午前9時10分

国会運営の要となっているのが国会対策委員会正副委員長会議(国対正副)です。毎朝午前9時10分から開会され、各種委員会の動きの報告がなされ、国会で取り上げるべき法案等の選択や与野党の話し合いの状況について説明がなされます。まさに国会運営の司令塔がこの国対正副で、その代表が大島理森国対委員長です。今日も檄がとばされました。

●0930〜閣議/院内閣議室

党の役員連絡会と同時刻に閣議が開かれました。
閣議の概要については河村官房長官から次のように記者会見で述べられました。
▼閣議の概要
一般案件として、「スリナム国駐箚特命全権大使岩田達明に交付すべき信任状等につき認証を仰ぐこと」について、ほか7件及び法令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、厚生労働大臣から「日本年金機構の人事」について、麻生総理から「海外出張不在中の臨時代理」について、ご発言がございました。
▼不発弾等に関する新たな安全対策について
次に、不発弾等に関する新たな安全対策について申し上げます。
糸満市における不発弾爆発事故を受け、総理からのご指示もあり、佐藤大臣の下、国としてなし得る対応についてこれまで真摯に検討してまいりましたが、本日、閣議前に佐藤大臣から総理と私に説明があり、総理も了解したところであります。詳しくは、佐藤大臣から発表しますが、今回の安全対策のポイントは二つあります。第一に、沖縄になお多くの不発弾等が埋没しているという特殊事情に鑑み、国としてお見舞いの気持ちを表わすため、金銭的な対応をするとともに、今後、万が一の事故が起きた際の支援すべき対応策をルール化すること、第二に、事前探査の原則ルール化など、事故の未然防止に向けた磁気探査の徹底を図ることとしました。また、これらの取組に充てるため、沖縄県に約10億円程度の規模の「沖縄県不発弾等対策安全基金」を創設することとしました。いずれにしても、政府としても、不発弾等対策は極めて重要な課題と認識しております。今後とも、不発弾等の対策を、特に安全対策の面に力を入れて、引き続き着実に推進してまいりたいと考えております。
総理からは、特に沖縄の皆さんが、戦後60年、まだこんなことでいろいろ心配をされていることについては、これを払拭する必要があるということで、まず基金を作って、お見舞い等の対応はちゃんとするが、それ以前に、事故が起きないようにすることが一番大事なんだから、磁気探査を徹底的にやると。これは、公共事業はもう、事前の義務付けも必要だし、それから民間事業についても、できるだけ探査を入れるということ。特に、開発計画等出てきたら、早く探査が入るような形をとるようにという指示もありましたので、そういう方向で対応したいと考えております。

●0930〜役員連絡会/院内総裁室

役員連絡会後に細田幹事長記者会見(平成21年2月10日(火)10:30〜10:44 於:院内平河クラブ会見場)が行われ下記について説明がなされました。
−役員連絡会の内容説明−
《細田博之幹事長発言》
昨日の役員会における麻生総裁の発言を紹介した。
「参議院で第二次補正予算関連法案の審議がようやくスタートしたので、宜しくお願いしたい」
「週末、石川、福井へ地方遊説に行き、地方の皆さん方から『とにかく早く景気対策を実施してほしい。特に定額給付金を早く出してほしい』という声が多かった」
「郵政民営化については、長い議論をして民営化を決定した以上、国営化に戻すことはない。3年見直し条項が平成21年3月となっているので、それに合わせて見直すだけであり、その目的は経営の効率化と利便性の追求である。私はこの2点しか言っていない」との発言があった。
「民主党と国民新党が昨年12月25日に合意した郵政事業の抜本見直しは、4分社化体制を見直し、郵政3事業が一体的に提供できるように再編成すること、国が十分な比率の株式を保有し、100%株式売却条項は削除することなど、実質の公社の姿を維持する、株式会社にするけれども国の管理・監督の下の企業とするものである。それこそ、民意を問うた先の総選挙の方針と真っ向から対立するものである」
「今後については、本予算も含めて早期成立に向けて、政府与党一致して緊張感を持って臨みたい。地方6団体からも早期の予算の実施、景気対策の実施の強い要請があった。それを地方6団体も強く主張してほしい。本日の新聞にも一部出ていたが、世論調査をすると景気対策になっていないという認識があるようだが、75兆円という最大限の景気対策をやっているので、予算の中身が十分認識されるように、今後とも我々としては広報活動をやっていきたい」と発言した。
《大島理森国対委員長・鈴木政二参議院国対委員長発言》
「12日(木)から国税、地方税の審議を始めることが決定された。第二次補正予算の関連法案も動き出したが、まだいろいろなやり取りがあって、出口が見えない」
「オリンピック招致決議について、民主党側がまとまらず、この点についてはできるだけ早期にまとめたい」との発言があった。

●1115〜メルマガ編集会議/官邸副長官室

今日のメルマガ編集会議もあらゆる角度からの議論が行われ、全体の構成や個々の原稿に対しても注意深い検討が行われました。いつもより長い時間をかけて打合せを行いましたが、読者の皆さんにどのように受け止めていただけるか、いつもドキドキです。

●1630〜番懇/官邸3F南会議室

早川忠孝法務政務官が本予算成立後に辞任すると自らのブログに掲載したことから今日は大騒ぎになりましたが、結果、前言を撤回し任期いっぱい職務を果たすことになりほっとしています。関連する質問やさまざまな案件についての質問が番記者の皆さんからありました。一生懸命、知る限り丁寧にお答えしました。


2月9日(月)曇り

●0820〜総理打合せ/官邸総理室

今日も長時間の予算委員会集中審議が行われます。その準備などのために総理との打合せに総理室に入りました。

●0900〜衆院予算委員会〜1700/院内第1委員室

午前9時から衆院の予算委員会集中審議がスタートしました。今日の所要時間は6時間、総理は質問に一つ一つ丁寧に答弁されました。

●1200〜政府与党連絡会議/官邸2F小ホール

政府与党の幹部が集まり、現在の懸案事項、国会運営についての報告があり、情報交換がなされました。

●1745〜教育再生懇談会/官邸4F大会議室

官邸で教育再生懇談会が開催され答申が麻生総理に手渡されました。そしてさらに総理からの諮問事項を受けて答申のフォーローアップとともに新たなメンバーを迎え、新たな課題にも取り組んでいくことになりました。


2月8日(日)晴れ

●0930〜総理打合せ/公邸

月曜日の衆議院予算委員会質疑の準備が行われました。一時間ほどの打合せを終え、福井県へ視察に出発する麻生総理と分かれて副長官秘書官との打合せに移動しました。


2月6日(金)晴れ

●0805〜緊急雇用・経済対策実施本部/院内大臣室

各閣僚から雇用情勢、経済対策の実施状況等について報告がなされました。

●0830〜閣議/院内閣議室

緊急雇用経済対策実施本部及び閣議の様子について、河村官房長官は記者会見の中で下記の通り説明されました。
閣議の概要を申し上げます。一般案件として、「放送法第37条第2項の規定に基づき、国会の承認を求める件」について、ほか27件及び政令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、総務大臣から「日本放送協会の平成21年度収支予算等」について、環境大臣から「温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する基本方針の変更」について、佐藤大臣から「北方領土の日に当たって」について、麻生総理から「海外出張不在中の臨時代理」について、ご発言がございました。次に、本日の閣議前に、第2回緊急雇用・経済対策実施本部会合を開催致しました。会合では、関係閣僚から、雇用情勢や対策の実施状況等について報告を受けるとともに、このたび取りまとめられた「雇用対策事業例」について報告がありました。最後に、総理から各大臣に対して、経済対策・雇用対策の効果が迅速に出るよう、従来の「国主導型」から発想を変えて、自治体のイニシアティブを支援し、後押しするという姿勢で、全力を挙げていただきたいとの発言がありました。

●0910〜国対正副/院内第22控室

大島国対委員長から予算委員会の今後の審議の進め方について考えが示されました。引き続き議運における与野党交渉の状況について報告がなされ、さらに各委員会の取り組み状況が報告されました。各担当者とも大変難しい国会運営に懸命に取り組んでいます。

●0930〜党役員連絡会/院内総裁室

役員連絡会後の細田幹事長記者会見(平成21年2月6日(金)10:20〜10:35 於:院内平河クラブ会見場)で、下記の説明がなされました。
【幹事長冒頭発言】−役員連絡会の内容説明−
《細田博之幹事長発言》
「予算委員会において、本予算審議を精力的に進めていただいている。引き続き予算並びに関連法案の早期成立に向けて、政府与党一致結束して、緊張感を持っていきたい」「定額給付金については、独自にプレミアム商品券の発行などを検討している自治体もあり、各地域でいろいろなアイデアを用いて景気対策を検討しており、地域活性化にもつながる良い期待を持っていただいている。しかしながら、まだ1分も参議院で補正予算関連法案がまだ審議されていない。ようやく、来週、本会議、趣旨説明だけを行う動きが出てきているようだ。それから委員会に下ろしていくと、衆議院を通してから一か月が経ってしまう。審議が進んでいない。地方からは、定額給付金、介護従事者の処遇改善と人材確保、地方活性化・生活対策臨時交付金、高速道路料金の引き下げ、緊急雇用創出事業の創出などにお金に支出できる法案が成立しなければ、年度内に対応できないのではないかということで、(予算及び関連法案早期成立についての)強い要請がある。本日夕方に、地方6団体の代表から私のところに要請がある。早く何とか決めてほしいという要請がある。市町村ごとにも強い要請がある」と発言した。
《大島理森国対委員長発言》
「来年度本予算については、公聴会の日程を協議中である。関連法案、特に税制、国税・地方税の大法案には1兆円減税が盛り込まれているが、早く本会議、趣旨説明をして、委員会付託をしたい」「東京オリンピック招致決議については、与党から決議すべしと提案をしているが、民主党から具体的な返事がない。理由はよくわからない」との発言があった。
《古賀誠選挙対策委員長発言》
「昨日、選挙対策委員会を開いて、今後、参議院選挙候補者の選考について進めてまいりたい。選定基準などを参議院と協議しながら進めていきたい」との発言があった。
《保利耕輔政調会長発言》
「与党で海賊対策の実地調査を実施する」「沖縄県の不発弾処理について、政府に対応を要請する」との発言があった。

●1410〜面会/議員会館1-209

私が総務大臣政務官を務めている頃、政務官秘書官として支えてくれた大井潤さんが上京され、私の会館事務所で面談する機会を得ました。現在長野県に出向し、観光課長として頑張っている様子を伺い、頼もしく思いました。

●1630〜番懇/官邸2F幹部食堂

番記者の皆さんとの懇談会が官邸二階の幹部食堂で開催されました。皆さんからいろいろな質問があり、現在の取り組みや状況について丁寧にご説明しました。


2月5日(木)晴れ

●0735〜総理打合せ/官邸総理室

今日の日程と予算委員会の打合せが行われました。

●0850〜国対正副/院内第22控室

国対正副では今後の国会日程について情報交換とともに対応についての協議がなされました。

●0900〜衆院予算委員会〜1700/院内第1委員室

昨日に引き続き、昼休みを挟んで長時間の予算委員会が第1委員室で開催されました。今日の質問者は鴨下(自民)、池坊(公明)、川内(民主)、大島(民主)、中川(民主)、筒井(民主)、吉井(共産)、照屋(社民)、鈴木(国民)以上各議員で、麻生総理はたくさんの質問を受けました。

●1200〜為公会例会/為公会事務所

恒例の為公会の例会では、鈴木恒夫事務総長の進行で開会され、中馬座長の挨拶に続き、国対、幹事長室などから報告がなされました。

●1445〜国会見学及び官邸面会/官邸副長官室

地元の弁護士会の皆さんが国会見学にお見えになりました。ついでに官邸にもお見えになり、しばし私からのお話に耳を傾けていただき、現在の麻生内閣の取り組みについてご説明させていただきました。

●1600〜高橋はるみ北海道知事ほか要請/官邸副長官室

北方領土返還と人道支援物資供与事業の再開へ向けての要請に高橋はるみ北海道知事らが官邸にお見えになりました。総理の代理として私がその要請を受けさせていただきました。まだ調整中ですが、総理がサハリンでのLNG生産稼動式典に参加することができれば、また別の機会であっても、メドヴェージェフ大統領と頻繁に会談し、双方の関心事項について集中的に話し合うことで一致していますので、要請のあった問題についてしっかり交渉していきたいと考えています。


2月4日(水)晴れ曇り

●0730〜総理打合せ/官邸総理室

本日の日程や予算委員会の質疑の準備のため、あわただしい朝になりました。

●0850〜国対正副/院内第22控室

予算委員会の対応について協議されました。私は午前9時前に予算委員会に入るため、途中で退室し第1委員室に向かいました。

●0900〜衆院予算委員会〜1700/院内第1委員室

今日の予算委員会は昨日に引き続き基本的質疑が行われ、午前中三時間は民主党の前原、馬淵、長妻各議員の順に、そして午後1時から4時間にわたり長妻(民主)、菅(民主)、志位(共産)、阿部(社民)、下地(国民)の順に各議員から質疑が行われました。麻生総理は終始落ち着いた答弁を繰り返し、自らの考えを明確に主張されました。連日長時間の答弁が続きますが、疲れをまったく見せない麻生総理でした。


2月3日(火)晴れ 「渡り」を認めない

●0640〜総理打合せ/官邸総理室

今日一日の流れを確認し、予算委員会の答弁内容などについても確認しました。

●0815〜国家公務員制度改革推進本部/院内大臣室

人事院の考えとの調整が整わないものの、これまでの取り組みをきちんと形にしていかなければなりませんので、ここで国家公務員制度改革推進本部としての考え方が示され了承されました。

●0830〜閣議/院内閣議室

閣議終了後、河村官房長官から下記の通り記者会見で報告されました。

「閣議の概要を申し上げます。一般案件として、アンティグア・バーブーダ国及びセントクリストファー・ネーヴィス国駐箚特命全権大使岩田達明に交付すべき信任状等につき認証を仰ぐことについて、ほか13件及び法令・人事案件が決定されました。次に、大臣発言として、外務大臣から「2008年版政府開発援助(ODA)白書」について、財務大臣から「平成20年度第2次補正予算の成立に当たって」について、ご発言がございました。閣僚懇談会においては、鳩山大臣から「麻生内閣の国民対話(道州制について)の開催結果」について、ご発言がございました。

●0850〜国対正副/院内第22控室

閣議を終えて飛んでいきましたが、残念ながら終了していました。

●0900〜衆院予算委員会〜1700/第1委員室

今日の予算委員会は与党が中心になって質疑が行われました。田野瀬議員の質問に対し、麻生総理からいわゆる「渡り」について、新たに政令を出すことによってそれを認めないことを明確にしました。

●1530〜メルマガ編集会議/官邸副長官室

ダボス会議や今日の「渡り」を認めない決意を示すなど大きな動きがたくさんあり、メルマガの紙面づくりは慌しくなりました。

●1630〜番懇/官邸2F幹部食堂

番記者の皆さんからは「渡り」についての質問が殺到しました。

●1730〜会議/官邸4F大会議室

日本の農業政策について審議されました。活力ある日本を取り戻したいと考えています。


2月2日(月)晴れ

※0700(地元)〜第13回早朝駅頭演説会/六浦駅

スタッフによる「まちかど政治瓦版」2月号の広報活動が行われました。今月号は「総額2兆円の定額給付金」について書かれています。麻生内閣はあらゆる政策を総動員して、世界で一番早く不況から脱出します。本日の「まちかど政治瓦版」の配布枚数は、本日270枚/累計270枚(古正48/48、原68/68、斉藤30/30、森43/43、関口81/81)でした。

●1100〜官房長官記者会見・代理/官邸1F会見室

河村官房長官が参議院本会議に出席しているため、私が代理で記者会見に臨みました。

●1145〜国対正副/院内第22控室

今後の国会運営について詳細な打合せが行われました。

●1200〜政府自民協議/院内幹事長会議室

今後の国会運営について詳細な打合せが行われました。

●1530頃〜衆参与党国対/院内第21控室

今後の国会運営について詳細な打合せが行われました。

●1700〜党役員会/院内総裁室

役員会後、細田博之幹事長から下記の通り記者会見がなされました。
−役員会の内容説明−【冒頭発言】
《麻生太郎総裁発言》「第二次補正予算の成立について感謝申し上げる。また、明日から引き続き平成21年度予算の審議に入る。早期の成立を期待したい。早期に成立させて、切れ目のない景気対策をするということが、一番大事なことである」「政治改革や国会改革等については、党を中心にまた検討してほしい。武部党改革実行本部長とも話をする」国会改革は同意人事やその他で滞っているので、どう打開したら良いかということもあるし、歳費の問題や議員定数の問題を例示として言われていた。「ダボス会議に出席して演説をして、極めて好評で、満席の聴衆から賞賛を浴びた。また、日本の何回もダボス会議に出ている方から、『極めて印象的なスピーチであった。特に、日本への期待が大きいということを感じた』と言われた」との発言があった。
《大島理森国対委員長発言》「鳩山民主党幹事長が本会議代表質問で、定額給付金の問題について選挙買収という言葉を使って非難したことに関して、懲罰動議を提出している。明日から予算委員会の論戦が始まるが、保利政調会長、野田毅議員をはじめとして代表選手が、今十分な準備をしている」との発言があった。
《保利耕輔政調会長発言》
「海賊対策で、中谷元プロジェクトチーム座長が、『海賊出没地域や港や関係するところに現地視察をしたい』と言っているので認めたい」との発言があった。


2月1日(日)晴れ チューリッヒ→羽田空港

●1535(日本時間)〜羽田空港着

チューリッヒからは、12時間弱のフライトで羽田空港に到着しました。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)は、各国の首脳や閣僚といった政府関係者だけでなく、多くの国際的にも有名な大企業のCEOや知識人などが年に一度、一堂に会する、非常に大きな会議です。そして、そこで発信した内容は、日本国内だけでなく世界規模で広く発信される、影響力という意味からもとても重要な会議です。
今回の麻生総理のダボス会議出席は、昨年の福田総理に続いて2年連続となりました。特に今回は、アメリカに端を発する金融危機の影響で、各国の実体経済にも影響が及んできている中、世界全体での金融危機の克服に向けて、主導的な役割を果たしている日本のリーダーによる講演ということで、かなり注目されていたのではないでしょうか。そして、麻生総理も、その注目に応えて、非常に具体的で、また包括的な内容の気迫のこもった明快な講演を行われ、会場内外で大きな反響を呼びました。
このように重要な会議の場で、麻生総理から、日本のリーダーとして、世界に向けて日本の取り組みを明確に、また率直に発信できたことは、日本の国益という意味からも、非常に大きな意味を持つのではないでしょうか。
また、短時間の滞在であったにもかかわらず、第2回金融サミット、COP15といった、今年の外交スケジュールの中でも非常に重要な二つの会議の議長国であるイギリスとデンマークの首脳と二国間の首脳会談を行うことができ、密度が高く、実り多い滞在となったと思います。
私も、麻生総理の特別講演や二国間会談でのやり取りの模様をすぐ近くで拝見して、「演説の麻生」、「外交の麻生」そして「経済の麻生」と呼ばれる麻生総理のすごさを、改めて肌で感じることができました。また、講演会場やビジネスリーダーとの昼食会などの機会に、多くの方から、今回の総理の講演は、非常に具体的・包括的な内容となっており、感銘を受けた、との声を伺い、今回のダボス訪問の成果を、現地にいながらにして実感することもできました。
今後も、世界経済の回復や地球環境問題など、日本と国際社会が直面する課題は山積しており、日本としても、取り組みを一層強化していくことが求められています。こうした取り組みを一つ一つ着実に実行し、成果を上げていくためにも、官房副長官として麻生総理を一層盛りたてられるよう、私も引き続き全力で頑張っていきたいと思います。
羽田空港には日曜日の昼過ぎに到着しましたが、麻生総理は今日も休むことなく、明日からの国会論戦に備えて、総理公邸で打ち合わせが行われました。