内閣総理大臣官邸

2008(平成20)年9月

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ー 平成20年9月24日 内閣官房副長官に就任 −

9月30日(火)

●0820〜官邸着

今朝も雨です。自宅を午前7時20分に出発。8時20分に到着しました。まだ官邸の正面玄関は閉まっています。横にある通用口から官房副長官の執務室のある階までエレベーターで上がりました。エレベーターホールにある廊下につながるドアを開けようとすると、鍵がかかっていて開きません。しょうがないのでエレベーターの前にある衛視さん用の椅子に腰掛け、3分ほど待っていると衛視さんが到着し、ドア開けてくれました。早い時間にお邪魔して申し訳ないと思いました。

●0910〜国対正副/第22控室

国対正副に参加するため官邸から衆議院に移動し、幹事長室に立ち寄ってから国対正副委員長会議の行われている第22控室に、大島委員長とともに入りました。米国下院で金融安定化法案が否決されたこと 、補正予算の審議に対する民主党の対応などが報告されました。

●0930〜初動体制閣僚意見交換

同時刻に役員連絡会がありましたが、全閣僚が参加して意見交換が行われる、災害など緊急時の対応について学びました。

●1000〜閣議

今日はたくさんの案件があり、閣僚から頂く花押(署名)が山盛りでした。円卓で進められる閣議の邪魔をしないようにしながら、一件ごとに関係大臣が署名するいわゆる決裁書を滞りなく回収するのが副長官の役目です。

●1300〜各省庁説明〜1715

昼休みの時間を利用し、昨日のパーティーのお礼回りのために議員会館を上から下へ走り回りましたが、全部を終了することはできませんでした。明日に持ち越しにして、夕刻まで休み無く各省庁からの説明や挨拶を受けました。

●1730〜番懇

今日は午後5時半から20分ほど番記者との懇談会を開きました。解散時期についての関心が大変高いようでしたが、麻生総理はそれについて何も語っていませんので、お答えのしようがありません。解散することだけが目的ではありませんで、麻生総理は解散の前に、国民に心配をかけないよう迅速に緊急経済対策・補正予算など重要案件を成立させたいと願っています。その審議日程は民主党はじめ野党の皆さんと与党国対が交渉していますので、その結論を待たなければなりません。

●1830〜総理大臣招宴/全日空ホテル

大変光栄なことに鴻池官房副長官とともに麻生総理大臣との会食に招かれました。国会とのパイプ役としての役目も頂戴していますので、我が党の動きについてご報告しました。


9月29日(月)曇り雨

●0900〜閣議/官邸閣議室

●0910〜辞令交付侍立/官邸閣僚応接室

●0910〜国対正副/院内22控室

●1145〜代議士会/14控室

●1200〜本会議@/衆・本会議場

●1210〜初事務次官会議/官邸2F小ホール

●1300〜開会式/参・本会議場

●1400〜本会議A/衆・本会議場

●1545〜衆参与党国対/院内21控室

●1700〜党役員会/院内総裁室

●1850〜副大臣記念撮影/官邸

●1900〜初副大臣会議/官邸2F小ホール

●1930〜大臣政務官への辞令交付侍立/官邸4F特別応接室

●1940〜大臣政務官記念撮影/官邸

●1950〜大臣政務官会議/官邸4F大会議室

●終了後〜記者会見・副大臣会議関係/官邸1F会見室


9月28日(日)晴れ

●0930〜中山成彬国交大臣辞表提出/官邸

一連の放言問題で中山成彬国土交通大臣から辞表が提出され、麻生太郎総理が受理されました。そのときの総理の一言は「残念」という言葉しか出なかったそうです。直ちに後任の検討に入りました。

●1000〜臨時閣議/官邸閣議室

今日の臨時閣議は29日の内閣総理大臣の所信表明演説の内容について審議されました。全文が朗読され、閣僚から様々な意見が出され、再度検討されます。最終的には明日の閣議で最終決定し、本会議で麻生太郎総理が演説することになります。今までの演説とは一味違うものになりそうです。

●1130〜今日の昼めし/官邸2階食堂

今日の昼めしは官邸2階にある職員食堂でとりました。我々チーム松本(官房副長官)は全員がカジキマグロのフライとご飯、味噌汁、おしんこの定食。また、たまたま食堂で遭遇したチーム鴻池(官房副長官)は全員がカツ丼でした。食堂のスペースはこじんまりしていますが、それもそのはずで、官邸の主(あるじ)は総理大臣と官房長官・副長官3名の合計5名。そしてそのスタッフの皆さんがあの大きな総理官邸を運営しているのです。

●1600〜論説懇/官邸4F大会議室

メディアの論説員の皆さんに対して、総理の所信表明演説が行われたときに適切な解説をしていただくために、事前に所信表明演説の内容が説明されます。勿論秘密会で、内容については直ちにオープンすることは出来ません。総理が所信表明演説を実際にスタートしたときから内容について解説していただくことになります。

●1700〜大相撲秋場所・総理大臣杯授与(代理)/両国国技館

武蔵川理事長

過去、総理の代理として官房副長官が表彰式に出席していますが、総理大臣杯が約40キログラムと重いため、ぐらつくケースが多いと聞かされました。本番で総理大臣杯につぶされてはえらいこっちゃ、と昨夜は56キログラムの家内を抱きかかえ、重さに耐えられるか実験してみました。結論は持ち方で、しっかり力を入れることが出来れば56キログラムまでは耐えられることが判明し、何とかなりそうだと確認して当日を迎えました。
国技館に到着し、財団法人日本相撲協会の武蔵川晃偉理事長にご挨拶した後、事前に表彰状の内容を確認。そして総理大臣杯を持ち上げて見ました。手をかけるところを間違えなければうまくいきそうです。

昨日八回目の優勝を決めた白鵬に内閣総理大臣からお預かりした表彰状を読み上げ、授与しました。そして総理大臣杯を渡すことになりましたが、足元はスリッパで滑りやすい。また杯を持ち上げるまで介添えが支えてくれるのですが、持ち上がった途端に手を離して下がってしまうではないですか。いきなりズシンと重くなった総理大臣杯をしっかり抱えて、なんとかお渡しすることが出来ました。会場の様子は満員御礼でたいへんな熱気でした。国技としての相撲がすべての国民から愛されるよう、益々の発展を祈りました。


9月27日(土)晴れ

●1500〜事務処理/総理官邸

昨日のことですが、党幹部挨拶回りで大島国対委員長のところへ行きました。到着すると、すでに書きあがった色紙を渡されました。その内容は写真の通り、私宛に書かれたもので、内容は「堅忍不抜」。しかも大島先生の肩書きは「元官房副長官」ではないですか。事前に自分の後輩の為にわざわざ時間を割き、準備していただいていたことに大感激しました。本当にありがとうございました、と感謝でいっぱいです。「堅忍不抜」とは、辞書によると「どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して耐え忍ぶこと 。『堅忍』は意志が極めて強く、じっと耐え忍ぶこと。我慢強いこと。『不抜』は固くて抜けない意。意志が強く、何があっても心を動かさないこと」 。蘇軾(そしょく・宋の詩人)の鼂錯論(ちょうそろん)が出典と言われる。《いにしえの大事を立つる者は、惟だ超世の才あるのみならず、亦た必ず堅忍不抜の志有り》、という意味だそうです。


9月26日(金)晴れ

●0910〜国対正副/院内22控室

私の役目は一言でいうと、政府と国会を結ぶ連絡調整役です。国会対策委員会に陪席することは大変重要なことで、時間の許される限り出席したいと考えています。今日はこれからの本会議日程について説明がなされ、大島国対委員長からは補正予算の取り扱いについて民主党との交渉経過について説明がなされました。

●0930〜党役員連絡会/院内総裁室

9時20分には役員連絡会に移動し、菅義偉選対副委員長の隣の席で会議の内容を聞き取ります。元気いっぱいの細田博之幹事長の下、役員連絡会がスタートしました。今日の主要な議題は本会議日程についてです。9時45分に退出し官邸に向かいました。

●1000〜閣議/官邸閣議室

官邸の閣議室に一番乗りで到着し、今日の議題について事前に確認しました。麻生総理が国連総会に出席しているため、河村官房長官が総理の代理として閣議がスタートしました。麻生総理の国連総会での演説での様子を報告されました。それによると、麻生総理の演説がスタートする前に「でき立てホヤホヤの総理です」と英語で自己紹介してから演説に入ったそうですが、その瞬間会場からドッと笑いが起きたようです。また演説途中で通訳の機械が故障し、再度演説をやり直すというハプニングもあったそうです。その際麻生総理からは「その機械は日本製じゃありませんよね」といったコメントが発せられ、再び会場は爆笑のうずだったそうです。また閣僚に失言について、国民の皆様から誤解を受けるような発言をしないよう官房長官からご注意がありました。

●1015〜来客・説明等〜1800/官邸副長官室

その後、次から次へ面会や説明が続きました。そして合間を縫って自民党、公明党の幹部の皆様への就任挨拶回りを行いました。昼ごはんは自室でオムライスを頬張りながら、仕事を継続します。

●1300〜衆参与党国対/院内24控室

今国会に提出法案の説明を行う衆参与党国会対策委員会が院内24控室で開かれました。私からは就任挨拶に引き続き、今国会にお願いする法案について説明し、詳細については各省庁から説明をお願いしました。

●1800〜番懇/官邸


 テレビ東京・内藤裕一さん      朝日・金子桂一さん         NHK・中島沙織さん


    日経・中島裕介さん       日テレ・武部浩一さん


   共同・市ノ瀬雅人さん       毎日・木下訓明さん      東京中日・生島章弘さん


    読売・塩見尚之さん      テレ朝・水野泰介さん         産経・峯匡孝さん


     TBS・大橋純さん       西日本・相本康一さん


    時事・石垣英之さん       北海道・佐藤均さん        フジ・平岡敏治さん

「番懇」というのは「番記者との懇談会」のことだそうです。毎週2回総理官邸で開催され、官邸の様子、総理の様子、政府の取り組みの様子などについて大勢の記者さんと懇談し、情報を公開していくことが目的になります。今日参加したのは上記にご紹介した記者の皆さんです。名刺交換と共に写真を撮り、こちらからも取材してしまいました。


9月25日(木)晴れ

●1330〜麻生総理外遊見送り/官邸

麻生太郎総理大臣が国連総会に出席するため官邸を出発されました。あわただしい中でのゼロ泊三日の日程です。

●1400〜衆議院議員運営委員会理事会/議運理事会室

衆議院の議院運営委員会理事会に出席し、この度の臨時国会で取り上げていただきたい法案についてお願いに上がりました。

●1420(1350)〜新旧官房長官・副長官の職員挨拶/官邸

午後1時50分から官邸にて新旧官房長官・副長官の職員への挨拶がなされました。私は議運で説明をしていましたが、ぎりぎりで間に合うことが出来ました。麻生太郎総理大臣を支えるために全力で取り組みたい、また協力をお願いしたいと挨拶しました。


9月24日(水)晴れ 麻生太郎総理誕生!

●0900〜第170回臨時国会召集日/衆議院正面玄関

素晴らしい晴天

臨時国会が今日召集されました。まずは衆議院の正面玄関で召集に応じたことを証明するために名刺を提出します。これを応召手続きといいます。この手続きを行うことから臨時国会に参加することになります。

●1230〜両院議員総会/第14控室→●1245〜代議士会/第14控室


両院議員総会


代議士会

両院議員総会で麻生太郎総裁、細田博之幹事長から挨拶がなされ首班指名に臨む心構えが伝えられました。そして参議院議員は退席し、引き続き代議士会が開催されました。大島理森国対委員長から今臨時国会の意義・取り組み姿勢について挨拶がなされました。

●1300〜本会議@/本会議場→●1520〜本会議A/本会議場→●1650〜本会議B/本会議場

今日の本会議の目的は首班指名で、総理大臣を決定することです。まず一回目の本会議で投票用紙に「麻生太郎」と書いて投票します。その結果は、投票総数478のうち麻生太郎君337、小沢一郎君117、志位和夫君9、綿貫民輔君7、福島みずほ君7、平沼赳夫君1、でした。次に参議院で同じように投票が行われますが、その結果は小沢一郎君が一位で選出されました。衆院、参院で違う結論が出ましたので両院協議会が設置されることになります。その為に二回目の衆院本会議が開催され両院協議会の設置が諮られました。両院協議会で審議された結果、意見の一致を見ませんでしたので、三回目の衆院本会議が開催され、その報告がなされ、一致を見なかった場合の処理により、衆院の結論を国会の結論にすることになります。そこまでの手続きを済ませて、晴れて「麻生太郎新総理大臣」が誕生しました。

●1720〜麻生太郎総理大臣挨拶/院内幹事長室

麻生太郎新総理大臣が本会議のお礼挨拶に幹事長室を訪れました。副幹事長の皆さんとともにお迎えしました。麻生総理は細田新幹事長としっかり握手をされ、これからの闘いにともに歩むことが誓われました。

●1730〜内閣官房副長官に就任/官邸

河村官房長官の三名の副長官が任命されます。三名は衆議院代表、参議院代表、事務代表ですが、このたび麻生太郎総理により衆議院を代表して私が副長官に任命されることになりました。早速、官邸にある官房副長官室に入り、仕事の内容の説明を受けました。今日は深夜に及ぶ長期戦です。

●2530〜閣僚の記念撮影に/官邸

宮中正殿松の間で認証官任命式が行われ、国務大臣に次ぎ、天皇陛下の前で麻生太郎総理から官記を受領し、陛下から「重任ご苦労に思います」とのおことばをいただきました。大変緊張しました。その後官邸に戻り、初閣議を終えて、記念写真となりました。終了したのは午前2時頃になってしまいました。これから大変重要な任務に就くことになります。麻生太郎総理を支え、国家・国民のために微力を捧げたいと決意を新たにしました。